黒ラブ『こころ』の日記をはじめるにあたり -5

『左ェ門』の海葬が終わり10月下旬ころより新しい家族を探しはじめるにあたり、まず考えたのは犬にも(ラブにも)それぞれ性格があり私との暮らしを犬も私も最高に楽しめる性格の犬(ラブ)がいるはずだ…という気持ちです。『左ェ門』の性格は「人犬だれに対しても極めてフレンドリー、好奇心超旺盛の遊び好き、温厚だが超活発」とでもいいましょうか。一言でいいますと「だれからも愛されるものすごくイイセイカク」でした。『左ェ門』との11年でたくさんのものを私がもらったのは正にそのセイカクのおかげです。落ち着いてからの『左ェ門』とは間に流れる私たちにしか見えない心地よい空気を感じながらのんびり歩いていることが楽しかった。そんなとき私と『左ェ門』は種を超えた群れでした。ただそのセイカク故『左ェ門』の心から群れの気持ちが一旦とんでしまうとなかなかセイカク故の本能の世界から群れに戻せず。そあたりで『左ェ門』と常に群れでありたいアルファーの私はモガイテいたというのが実情です。要は群れと本能のバランスがちょうどよければOKなんです。一般的な家庭犬と比べれば充分コントロールのきくイイカンケイでしたが…。私は犬飼いとして『左ェ門』と常に会話ができる間柄でありたかったんだと思います。それが私と『こころ』が目指すものです。 <つづく>

絶好調 左ェ門