『こころ』765日目


3/18朝霧GRT。おとなりはヨサコイ黒犬軍団弟Bクンご主人、"千曲川勢" 長野のIさんを含め3人しめしあわせたように「自衛隊」…ワッハッハ!


さて週末3/18朝霧GRTにおいて 我が主従よく健闘し 5番を取ることができました。初陣より一年を経て主従ともこの場ですべきことすこしづつ理解しだした結果と思います。

 今回 前日夕方雨の中、また当日朝 充分な時間現地フィールド慣熟のための主従パトロールをしてみたのですが(実際にはタラタラとゆるいフィールドウォークをしただけ) 時間の経過とともにすこしづついつもの松林パトロールのように 主従ナチェラルな空気感で同じ方向をむけるようになってくるのが手にとるようにわかります。そんな流れの中 アヤツ 淡々と今日の仕事に取り組んでくれました。 今回競技順の運にも大変恵まれ ほとんど待ち時間なく各種目に入れたこともラッキーだったと思います。
  今回の主人の感想としてはGRT試合の場で まだまだ アヤツの本来持っているガンドッグとしての 狩猟本能、爆発力、アドレナリンに突き動かされる底力、急崖を水場へ降りる果敢さ、猟場で学習した経験慎重さ など の半分も引き出せてやれなかったかなという印象でした。あたりまえのことですが我が主従、猟場において慣熟のために主人がなにかしてやる必要などすでにありません。車を降りた瞬間から1日 主従ナチェラルな空気感で同じ方向をむいていることにブレなど皆無。アヤツにとっては 獲物を落としてくれる長野のIさんは正に神!獲物確保のためともに動き、ほんのわずかですが必要な手助けをしてくれる主人は持ちつ持たれつなれど不可欠の相棒であるからです。これを猟欲とでもいうのでしょうか?
決して教え込んだことなどではなく アヤツがもともと持っている、または土佐の師匠が幼少のアヤツに刷り込んだ鳥獣に対するFT魂、途方もない爆発力です。"千曲川勢" ならば容易に理解できること。

普段 里山フィールド、松林でダミー練を行っている際は アヤツコンスタントに本来持っているアドレナリンの6〜7割程度は普通に出して取り組めるようになってきています。 昨日の朝霧GRTではまだまだアヤツの持っているFT魂、爆発的 アドレナリンの発露半分以下程度の印象。どのペアもそのあたりで多かれ少なかれ工夫ご苦労されているわけで、まったく同様なのですが 今季の我が主従のGRTはアヤツの本来持っているFT魂をナチュラルに引き出すための主人修行に尽きると思っています。
主人との学習能力、理解力がだいぶこなれてきた最近のアヤツ、あわせて狩猟犬トレーニングとしてよく考えられたGRTの各種目にひとつづつ取り組む中でガンドックTeamとして必要な素養を主従一歩づつ身につけていくこともぜひ今季取り組みたい事柄。
  そんなわけで競技としてのGRTなれど 評価として現れる成績 じたいは我が主従まだまだまったく気になどにする段階にあらず。(ただしGRT競技、ガンドックの普及発展にご尽力されているGRT先輩、関係諸氏のみなさんと別の方向を向いているわけでは決してあらず。もし失礼の段はご容赦を!)


朝霧GRT前日の3/17、埼玉オビ練習フィールドでA訓練士訓練終了後我が主従の20mほど先 フィールド端駐車場手前小川水辺付近になんと鴨が4〜5羽ほどゆうゆうと歩いているではありませんか。いまにも降り出しそうな天候ゆえ埼玉練習フィールドいつもに比べ閑散としていたため 奴さんら すっかり安全地帯の認識だったのでしょう。 
  そこに運悪く オビ練 終了し解放感いっぱいのアヤツです。すぐに獲物認識 完全にスイッチの入った目。周囲の安全、迷惑にならぬこと充分確認した上、主人の責任と判断でアヤツ送りだしました。 アヤツ瞬間でFT魂全開、アドレナリン100%のまま2m幅の小川をひとっ跳びで目前カモの群れへ確保にかかります。奴さんら 完全に不意を突かれあわてて離陸態勢に。確保直前まで接近するも奴さんら ギリギリで離陸退避成功。その後アヤツ後方の藪付近(ニオイがついていたのでしょう)夢中でサーチに入ります。ひとしきり探しまわったのち アヤツ主人の方を確認します。ここで羽付ダミーを放り投げ拾わせて回収、これにて本日は終了。

この時の主従の会話…
アヤツ:「獲物はどこよっ!とうちゃん」(ひとしきサーチ後主人を見て)
主人:「スマンな、今日はこれでカンベンしてくれ…」(ここで羽根付ダミー放り投げ)
アヤツ:「しっかり 頼むぜ…とうちゃん!」(羽付ダミー回収し 主人から生もの分け前の提供を受けひとまず納得)

我が主従 こんな感じの日常です。ワッハッハ!