『こころ』1,001日目(11/17記述)


11/10晴天の埼玉秋ヶ瀬フィールド

A訓練士とアヤツ。今回も入場直前までサポートしていただきました。

我がTeam 埼玉秋ヶ瀬オビビギナー 3位の成績でした。

  今週(11/12〜)ウイークデーは主人業務に忙殺されなかなか日記記述できませんでしたが先週末2試合(秋ヶ瀬オビ、富士見GRT) 動画反省会と総括日記記載をきっちりしないと自分としては試合は終りではなく、とくに結果がよくありませんでしたので 総括しないと前には進めない気持ちでおりました。今朝ほど 夜なべ明けで ようやく時間をとり落ち着いて振り返ることできました。
試合結果からいうと両試合とも普段の練習のようにはまったくできず、とくに富士見GRTにおいてはまったく仕事にならずという状況でありました。

 11/10晴天の埼玉秋ヶ瀬フィールドにておこなわれたオビビギナークラスに出場。試合時間までのすごし方 現地到着後 今シーズン過去オビ2試合の経験を踏まえ 会場周辺慣れで落ち着かせることを主に留意し緩めのヒールウォークにとどめ、会場脇ソフトクレートに待機させておくようにしました。しかしこの時点でアヤツ若干鼻鳴きが多いこと主人把握。アヤツの場合 過去 オビGRTとも練習、試合を通して 待機中鼻鳴きが目立つ状態で いい仕事ができたことはありません。現時点でのアヤツと主人との関係が こういったお互いにプレッシャーのかかる状況におかれた際にはっきりと表れます。晴天でしたので若干気温が上がったのですが一旦急遽アヤツをKOKORO号クレートに戻し 直前にA訓練士とともに少し動かすことにしました。 出番前30分ほど前にKOKORO号クレートから出し会場脇にてA訓練士と若干ですが最後の所作確認で軽くアヤツを動かしました。しかしこの時点でアヤツいつもの練習時で見せる課題への集中がうまくできず。ただ散漫というよりはアヤツの中での普通じゃない不安感のようなもの感じているように私は思いました。これは今までのオビ試合でも一貫しての挙動、送り出しや詔呼の自信なげな動き方ですぐわかります。ここで本当にやもおえずなのですが まずはアヤツをほぐしてやること必項と感じ会場脇出番10分前なれど 5mほどのダブルダミーレトリーブを敢行しました。当然ステイと示差送り出し待機、カムと付け の動作一連がすべて含まれますので アヤツこれは普段の練習とうりキッチリオートマチックにキレよくこなします。これでようやくほぐれました。その後のステイと軽い詔呼の状態をみて私自身はほんの少しだけホッとできた次第。 そんな状態でしたので今回は私も出番直前いつも以上にプレッシャーを感じました。 実際の試合での状態は 脚側歩行時の集中など私自身は練習で垣間見せるアヤツの能力の半分くらいしか引き出せなかったと感じています。やはり会場内でのアヤツの不安感は一目瞭然で普段練習で休止中動くことなど一回もありませんが、アヤツまちきれず…。
ただし課題中詔呼の場面でアヤツ自信をもって飛び出せてこれましたので 私自身はこれでようやくホッできました。
次回オビ試合は新春1月中旬埼玉秋ヶ瀬予定。オビ技術的な部分とともに アヤツと主人との関係、非日常の試合にのぞむ主従メンタルな部分 を強化していくことがアヤツの力を引き出すための課題。



富士見GRTフィールドより望む南アルプス甲斐駒

 オビ翌日日曜11/11の富士見GRTも試合に望む前のアヤツの様子は前日秋ヶ瀬オビのときとまったく同様でした。前日、当日朝 軽くダミーウォーミングアップした時から普段の練習時よりも主人への意識が若干ですが弱いと感じていました。決してコントロールできないような状態ではないのですが 普段当たり前になっているダミーを扱う主人への自然な注目がやはり弱い。まわりで見てもわからないくらいでしかないのですが毎日のことですので当然私には感じます。出番前ターフ内ソフトクレートで待機中も鼻鳴きが目立ち、主人とリード付で歩く際も地面のニオイが気になり主人への意識あきらかにいつもと違い散漫。普段地元松林等を主人と歩く際はフリーOKが出ないかぎりは 特に主人がツケをいわずとも リードあるなしにかかわらず主人の横を緩やかに意識しながら落ち着いて歩くのが普通です。(松林でフリーOK時は主人より前を歩くこと 呼びが一発で効くこと のみがルール) 今回富士見GRTフィールドにては明らかに 主従のバランスがいつもと違いました。先月の富士見GRT時も普段とはやはり違いましたが もっと落ち着けていました。
試合では最初のシッピング時からすでにおかしい挙動みてとれました。複数のダミーが散らばるのを前に立ち尽くすアヤツ。やもおえずテイク号令で捕らせてもどしました。普段であれば他のダミーがたとえ目に入っても直近のダミーを迷わず拾い戻ります。どうしていいのか立ち尽くすなど皆無。(あえて言えばいつも練習時のシッピングダミー間隔よりスキマがあいていました。いつもは1m以内に3〜4個)他種目も同様 仕事にならずという状況。待機場所からスタートへ向かうヒールウォークの段階から 意識がヘッドアップ出来ていない仕事への準備に入っていないとういう印象。こんなことを主人があえて伝えなければならないようなレトリーブは練習ではしていないのですが やもおえず、後半に入る前 "ちゃんとしろよ”と主人プレッシャーをかけました。 これで後半2本のヒールウォークは練習時と同じ正常な状態にすぐに戻せましたが レトリーブの方はほとんどエンジンかからず。先月の富士見GRTと違い多少出ていた通称毒小豆(鹿の落し物)に引っ張られたのは事実ですが そんなことはアヤツが気を紛らすために露見した副次的なことにすぎません。そもそもガンドッグ仕事は試合会場でプレッシャーをかけて義務感でさせるような仕事ではありません。それは千曲川でのアヤツを見ていれば明白。 技術的なことではなく 我が主従の場合 アヤツにとって見えないハードルの散乱するフィールドGRT試合の場でいかにいつもどうりの仕事をするかは 主従の関係の中で必ず乗り越えていかねばならない課題。主従ともとことん強くなるしか道はなし。
こんなことでへこたれるような我がTeamではありません。