『こころ』1,691日目


9/28 千葉練 河川敷フィールド アヤツ笑っています!

千葉組組長 オリ家新鋭 『Natsu!!』 幼児体型なおなかがカワイイ!
 
 先週末9月最後の日曜日 Team KOKOROは 未明に一週間を楽しく過ごした我が八ヶ岳南麓拠点小屋から下界 長坂に下り  中央道から早朝の都内首都高をぬけ 千葉練にまわりました。
晴天に恵まれた 千葉練 河川敷フィールド 心地よい川風が緩やかに吹き抜け 秋の行楽日和なれど 日中日差しが強く 長時間となる ダミー練習にはやや暑さが厳しい条件となりました。 フィールドはいつもの千葉練とは違う 河川敷。犬肩丈に伸びた秋の下草にほぼ全面覆われ ダミー練用としては 最高です。
このフィールド 起伏はありませんが 犬肩丈に伸びた秋の下草中に 投下したダミーが完全に埋没します。適度に伸びた秋の下草 その密度ゆえか 埋没具合が思いのほか深く 犬がダミー落下地点をスタート前に 完全にマーキング出来ていたとしても ダミーポイントでスムーズにダミー確保することは 見た目以上に難易度が非常に高いフィールドでした。

犬はスタート位置で 投下された空中ダミー軌跡を完全にマーキング追い切った状態で飛び出していったとしても ダミーポイント至近に到達直後 確保に至る直前普通は必ず鼻を落としてサーチの行動をとります。サーチ行動を経ずにダミー確保できるのは ダミーが埋没せず走行中50m程度手前から落下したダミーが完全に露出し目視できる等の場合のみ。ロングマーキング練で確信をもって 真っ直ぐ突っ走ること犬に教えるためにこういった条件設定で犬を走らせることは よくやりますが 、通常山野実践で 落下したターゲットが埋没せずに目視できることなど実はほとんどありません。(水面に落ちた獲物は完全に犬が目視した状態で確保に泳ぎますが…)  したがってマーキング設定でスロアーが放ったダミーを回収する場合でも マーキング力とはダミーポイント至近エリア直近までの適切で迅速な走行力をさし 実はマーキング力に含まれる範疇で一番難しいのは 犬がその距離感を合わせピンポイントでサーチに入る瞬間の判断なんですね。この部分と 鼻を使いまくってダミー位置をアッという間に特定確保できるようになるためには 犬に経験を黙々と積み重ねさせる事が極めて有効です。もう一つは その上達過程で  一番難しい 犬がその距離感を合わせる判断の部分をハンドラー がホイッスルで適切に補助し連携するダミー確保の成功体験を積み重ねることで 主従間の間合いがどんどん深いものになっていきます。犬はその場その場でのハンドラーホイッスルのTPO バリエーションを聴き分け すぐにその意図を理解し 主従の共通目的 ダミー確保のため 実に合理的に動きます。 犬はもともとダミー確保に向けて気持ちが集中しているときは 過去の経験と五感を総動員して自力でダミー確保達成のために動こうとする意識が非常に強いですので ここでのハンドラーホイッスル介入の意味は 直近ダミー確保云々のためなどではなく "ここがサーチに入る瞬間だっ!" という学習しておくべき大切な経験則を犬に伝えるえるためなんですね。そういった趣旨ですので ホイッスル介入はあくまでケースバイケース、介入と自力確保のバランスが大切。リモコンで犬をコントロールするようなホイッスル介入など Team KOKORO的には論外です。又マーキング種目だからといって ハンドラーがするべきことを意識して怠るのも同様。実践の現場ではあくまでそのシチュエーションにあわせ適切に犬は行動しているのですから…。犬は種目に合わせて行動しているわけではないんですね。その時々のシチュエーションにあわせ 犬が自ら適切に行動できるよう導いてやること、経験を積み重ねさせてやることが ハンドラーとして大切なことだと私は考えています。
 人間が 100mほど先にスロアーから放られ下草に完全に埋没した投下マーキングダミーを スタートから目を切らずに回収に自ら歩いてみると… 自分の犬がロングマーキング設定で その瞬間瞬間に何を考えて行動しているのか、 また改めてその行動がいかに適切なものであったのか 僅かですが理解したような気持ちになることが出来ます。又目標物が無い状態で フィールド上100mを真っ直ぐ走り切ることの難しさを感じることが出来ます。


 今回の千葉練も 千葉組の皆さんと相談しながら 難易取り混ぜうまく調整して 一本一本 意味を持った設定に一日取り組むことが出来ました。
アヤツは… 前半比較的涼しいうちは 概ねいつものカンジで無難に課題クリアしていましたが… 黒犬姉妹軍団や他犬の吠え声喧騒に至近で長時間されされた後半(私が意識して経験させました)は 相当暑さも堪えていましたが 最後の最後にいつものヘタレ虫が顔を出し『トウチャンもう今日はいいだろう…』とはっきり私に言ってましたね。 ワッハッハ!
 久しぶりにお世話になった千葉練、地元での単独ダミー練では 経験出来ない雰囲気克服とハードな条件設定に一日取り組むことが出来ます。
いつ来ても 千葉練に参加させてもらう事は Team KOKOROにとって極めて重要な意味を持ちます。
千葉組の皆さん 今回もありがとうございました。
次週 霧ヶ峰GRT 共に奮戦かましてやろうじゃありませんか…前を向いていきましょう。 ワッハッハ!



John Mayer - No Such Thing
お気に入りジョン・メイヤーの2001年デビューアルバム「Room for Squares」 から一曲目収録のNo Such Thing。
今はすっかりメジャーになってしまっていますが このデビューアルバム 実に素朴で飾り気のない 若者の感性がいきいきと伝わってくる 名盤だと思います。
実は彼 若手ギタリストとしての評価は非常に高く そのキャリアの中では卓越した演奏力を随所で垣間見せてくれる凄腕ミュージシャンなのですが…アーチストとしての原点はやはり感性なんですね。
スバラシイ!
Team KOKOROもかくありたし