『こころ』2,462日目


我らTeam KOKORO、八ヶ岳南麓拠点小屋至近フィールドにて。 背後のピークは八ヶ岳主峰 赤岳 (標高2,899m)

清里清泉寮牧草地前より見る 南アルプス。左奥が北岳 (標高3,193m) 右端が甲斐駒ケ岳 (標高2,967m)

 今週末開催の 森山メモリアル競技会に向けた Team KOKORO 八ヶ岳南麓合宿3日目。
朝夕2部練で取り組んでます。 但し朝夕各々フィールドを変え、フィールドへ出ている時間も 短めになるよう注意しています。我がTeamの場合 人が根詰めだすととたんに犬に影響が出ます。私は いい仕事、質の高い動きをアヤツから何とか引き出そうと奮闘するわけですが アヤツにしてみれば いい仕事、質の高い動きもヘッタクレもありません。あくまでもわがTeamに関してですが… 要はアヤツ ダミー獲って来て「トウチャン どうよっ!」的に 私とのゲームを楽しんでる感覚のような気がします。
 


送り出し基本錬 70m x2
 本日夕練での送り出し練、軽いブッシュ群の中70m先のポイントへダミーを置きに行くところを スタートに待たせたアヤツにしっかり見せる いつもの設定。ただし本日の設定では指し示された方向と微妙に平行して走る左の小路に乗っからず そのまま軽いブッシュ群の中 糸を引くように一直線に走らせるイメージを私はもってました。実際にはこのコース 左の小路は奥の東屋との中間くらいから右へS時に曲がり アヤツの走行経路と斜めにクロスする緩やかな登り勾配の地形になってます。さらに東屋手前付近のブッシュ群には 斜めに横切る 幅1m弱深さ20cm程度の石組みされた水切り水路が横切り、まあもともとアヤツにまっすぐ突っ走らせること容易ではないフィールド状況だったんですね。
このフィールド 特にこの動画のような林間エリア付近は アヤツを待たせて 自分で真っ直ぐ歩いてダミーを置きにいってみると…自分では真っ直ぐ歩いたつもりでも スタート位置のアヤツを振り返ってみると アレっつずいぶんイメージした位置よりズレて歩いてしっまっているなっ と気づくことがしょっちゅうです。とにかく自然の山野フィールドの中で目の前の視野だけに頼って真っ直ぐ歩くこと実は非常に難しいことだと実感させられます。
さてアヤツ… 一部は小路に乗っかたりブッシュ群を若干蛇行したりしてますが 大枠では指し示されたダミーポイントの方角に 何とか突き進めています。ただコレは 先ほど私がダミーを置きに行っているところを見れていたから何とかこの程度の蛇行で済んだわけで、 コレが完全ブラインドのセットアップ送り出しだったら… どっかのポイントで左右大きく進路を逸れだして、ストップホイッスルで一旦犬の動きを止め ハンド指示コントロールリカバリーとなることほぼ間違いありません。 ダミーを置きに行ったところを見せた上の送り出し練とはいえ、このコース設定 この距離でいきなり走らせるのは 我がTeamには少し難易度が高すぎましたね。このお膳立てではイメージした 糸を引くように一直線の走りをアヤツから引き出すことができないということ。 もっともっと距離をこま切れに ダミーポイント至近から10mづつ距離を伸ばしていくような練習設定が 今 我がTeamに必要なことだと認識できました。コレじゃあ蛇行することをアヤツに覚えさせちゃう…。
そのことは次の動画 ブラインドダブルで 図らずもストレートに露見してきています。要は結果的に我がteam リカバリーの練習ばかりしているようなものになっちゃってて… リカバリーばっかし妙に上手くなっちゃってるんだよね…。
コレじゃあイケマセン。(イケナイのは犬ではなく ヘボなハンドラー デス)
獲れればイイっていうレトリーブから 一歩踏み出さないと…しっかりしろ自分!



ブラインドダブル 60m x 75m (難易度ミドルクラス設定)
 夕練最後は もう半分薄暗くなってからの ブラインドダブルです。角度は若干狭めですが おおよそミドルクラス相当の設定だと思います。ただ右奥のポイントが 若干ですが林間だというのが肝。 アヤツ 1本目左60mはピンポイント、問題の2本目右奥 75m 林間、出だしの方向がわずかですが左に逸れてしまったアヤツ、その後走行中の目の前の 1本の立ち木の左を通るか右を通るかが まさに分かれ道となってしまいました。立ち木の左側を通過する進路をとったアヤツ… 右奥のダミーポイントから逸れていってしまいます。こうなれば ストップホイッスルで一旦犬の動きを止め ハンド指示コントロールリカバリー。
アヤツ 左側の1本目のポイントに "いつものように" もう一本ダミーがあるって あの瞬間考えちゃったんでしょうね。
実はこうならないために 指し示した方向へ犬を 糸が引くように一直線に突っ走らせることが非常に重要で 走りながらいろんなことを考えるアヤツから その動きを常に安定して引き出すことが Team KOKOROの大きな課題です。
動画で結果だけ見れば うまいことリカバリーしちゃってますが 真っ直ぐ走れていない結果 リカバリー上手みたいになっちゃってるんですね。


我がTeam の課題ははっきり認識できたように思います。
さあ あとは これを一歩づつ修正していくのみ…。
前を向いていきましょう。



Bruce Hornsby, The Range - The Way It Is  1986
ブルース・ホーンズビー、やっぱり彼はシンガーというより ピアニストなんですね。
この曲 「ザ・ウェイ・イット・イズ」 1986年の大ヒット。私的には ちょうどほぼ同時期に活躍した ToTo なんかと同様に 洗練された AORという印象がありました。
AccuRadio http://www.accuradio.com/ で久しぶりに視聴すると…とってもいいじゃないですか。秋の終わりにピッタリ。