『こころ』2646日目


撤収前にアヤツ 「もう終わりかよっ トウチャンっ!」っ言ってます。私の苦笑の所以…。

今朝の新潟市近郊阿賀野川河川敷フィールド ちょうど夜明けの日が昇り始めた時間帯 気温の急上昇と共に 川面と地表との寒暖差による この付近特有の川風が強烈に吹きすさぶ状況でした。川風に見舞われること自体は まあいつものことなのですが 今朝のヤツは 動画でわかる通りチョット強烈でした…。
この状態で6〜70m以上犬と距離が離れると 今朝のアヤツ もはや 笛の音も 声も よく聴こえてません…。でもコレ正確には聴こえないんじゃなくて 夢中になったアヤツに届かなくなったって状況だったんですね。一時はまったくダメダメな状況にも陥ったりしてました。サーチの部分でもこの強風下 草丈にダミー埋没した状況で 自慢の鼻も アヤツ相当苦戦してましたし。 でもね どんなに風が強くたって 犬がハンドラーを常に意識できていれば いつものように 主従意識のシンクロで動けるはず。こんな風ごときで 主従の間合いに影響が出てしまうようでは 犬をコントロールできているなどとは到底いえません。

しかし! この非常に難しい気象条件の中 アヤツを走らせてみて 私 普段は気づかないいろんなことに気づくこと出来ました。チョット抽象的なんですが まだまだ我ら 気象条件や難易度によって ハンドリングでの犬へのはたらきかけの強度強さに変化をつけなければ 確固たる意図を犬に伝えきれなかったりしてたことがこの強風下 垣間見えたりするわけです。
コレは我がTeam いわゆる "スマートなハンドンリング" などにまだまだ こだわる段階には 無いことが良くわかります。 まずどんな状況でも 犬に私の意志を使えることが最優先で そのためにはまだまだ 必要に応じ大きな声で 指示を出すことためらっているレベルではないってこと…。犬から見ればスマートもヘッタクレもないんですね。まずはきちんと 私の意志をアヤツにわかるように伝えてあげなくちゃ… ハンドリングなど念仏と同じです…トホホ。 そこのところの優先順位をきちんと私が理解した上で スマートに洗練されたハンドリングが出来るよう 不要な指示を省いていくって事が トレーナーハンドラーたる本来のあるべき姿でしたね。コレに気づけたって事が今日の収穫… しっかりしろ 自分!



今日の基本練 ターンの練習
なんかオビの練習みたいに見えますけど 私のイメージしていることはチョット違います。私の向く方向へ アヤツも瞬時にシンクロして同じ向きに追従することは見ての通りですが 肝は ターンしたあと アヤツが前を見れているかってこと。 次第に 注意を引くようにスロアーを任意の位置に立たせた状態でも同様に 私の向く方向へ追従シンクロし さらに私の指し示した方向へ 意識と視線を集中できるようにトレーニングしていきたいと思っています。 何を意識しているかは明確、ウォークドアップ クロスまたはバックレトリーブ時の 主従の間合い…デス。



マーキング 50m x 2 ブラインド 35m 75m 強風
マーキングとブラインド、距離と方向を変えての5本連続回収。この強風下 草丈自体もけっこうダミーが完全に埋まるような状況でしたので 距離を押さえ難易度調整した上で走らせています。 この距離なら この強風下でも 我がTeam いつもの間合いでサクっとダミー確保。
 最後5本目 奥右の75mブラインド 一旦 止めて 右へ送り込んだアヤツを そのまま止めずにバック号令でその位置から後方へ送り込んでるハンドリング… コレ ガンドックのセオリーにはない動きですね…。私とアヤツにしか通用しない我らの間合い、でもコレ 危ない要素をいっぱい含んでいます。※ 取り扱い要注意の間合いデス。


 昨日の出張の流れで現在 埼玉の定宿 5/21未明、東の空が明るくなってきました。今日は 久々 木更津での千葉練、どうもパンチの効いた練習が出来そうとのこと… 組長 よろしゅうお願いします。



The Beatles - Hey Jude
ご存知ビートルズ ヘイ・ジュード。ホントに誰しもの背中を押してくれる曲。
やっぱ ポールはスンゴイ!