『こころ』2695日目


我らTeam KOKORO 本日早朝 6:00 朝日を浴びて  
今週末土曜日は 新潟市近郊 海岸線から一山越えた里山部のフィールドにて基本の動き反復。

8/15 八ヶ岳農大 開催の Summer forest working test (Mighty Canine Campus主催) の要綱が先日開示され、 Team KOKOROは オープンクラスにてエントリーを済ませました。
開催までひと月程ですが 開示された要綱に沿い Team KOKORO 出来るだけいい準備をして 当日のスタートに立ちたいと思っています。 ともに参加される ガンドックペアのみなさん それぞれにご参加の目的はまちまちと思いますが、 私自身は クラス関係なく いつものガンドック仲間 や ライバルペア また新進気鋭のニューフェイスたち と切磋琢磨 していけたら とてもうれしいと思っています。 楽しくやりましょう、Team KOKORO を またよろしゅう!


 開示された オープンクラスの要綱をひととうり見て 感じたことは … このTest オープンクラスに関しては "取れる取れない" を競い合うTestではないんだよ っていうことがまず一番でした。 元々当然の話しなんですけれど 我が Team リカバリーばっかしうまくなっちゃって そんなことでいつまでも徳俵一本の相撲をしていちゃ ダメダメってこと。 比較的要綱での開示された距離が各クラス 短いんですが そうなると当然 正確で質の高いレトリーブか否かが問われてくるわけです。
というわけで 開催までひと月程の準備期間は Team KOKORO 短い距離 狭いエリアの範囲で いかに正確で質の高い動きを アヤツから引き出すことが出来るかってことに 傾注した 練習を積み重ねてみたいと思っています。 もう取れればイイっていう レトリーブは 俺たちやめにしようぜ 『こころ』!
さて Team KOKORO どこまでやれるでしょうか… 。



モリーマーキング 20m x 2 クニック越え基本練

マーキング x ブラインド 30m クニック越え基本練
今回のWorking Test 要綱には クニック越えのコース設定が明示されているのですが… アヤツ元々 クニックや クニックにつきものの 急斜面崖でのアップダウン 比較的 苦にしません。

実はこれ何といっても アヤツ 2〜3才当時 長野千曲川地域の ハンターさんに お世話になり 千曲川での鴨実猟の現場に 何回かですが お供させてもらった経験がものをいってるように思います。さすがに経験をつんだ 地元千曲川のガンドックたちにはまったくついていけなかったのですが  お供させてもらった 千曲川鴨実猟の現場の多くは 流れの早い川面に落ちた獲物を 犬たちはいかに速やかに 入水し確保出来るかってことが 待ったなしで問われます。 そしてその千曲川鴨実猟の現場の多くは 川面に降りるまでの水際が 深い藪に覆われたほとんど崖に近い急斜面なんですね。そこで躊躇し気持ちの引いた犬はまず降りていくこと出来ません。 また勢いで降りたはじめのうちに 復路 水際藪や崖の状況によっては 水から上がれない、斜面を登れないっていう 進退窮まった状況に追い込まれたりするんですね。 かくいうアヤツも 勢いで降りた戻りで 崖のオーバーハングを越えられず進退窮まった所を 回り込んで 下まで助けに降りた私にお尻を押されて何とか這い上がるっていう アヤツにとって怖い 経験もしています。 その後 アヤツ なんにでも非常に慎重になりましたね…元々慎重ではあったんですが。 でも逆に今のアヤツ 自分の登ってこれない崖はきちんと判断し絶対に降りていったりしません。 そういう意味では 安心してアヤツと水際を歩けるんですね。 これはチョット特殊なケースなんですが こういった現場では とにかく闇雲に真っすぐ飛び降りるようなことをしていたら犬は命を落とすような気がします。地元千曲川のガンドックたちはその現場での圧倒的な経験値によって 水際崖の上り下りが出来る経路を瞬時に判断できるんですね。そうじゃなきゃ 流れの早い川面に落ちた獲物を確保することなんてまずできないし仕事にならんわけです。私 その時 これはすごい能力だと 思いました。

 今朝のクニック越え基本練、特に2セット目の クニックは 深さが人の背丈程度 幅1mチョットの小川ですが 両岸の斜面の状態は ほとんど崖で こうやって動画で見るよりも実はかなり厳しい条件です。特にこの草藪状況では 崖斜面輪郭がほとんどはっきり見えませんので 踏み外す危険性が高く 人は 渡ることまず難しいです。そんな崖斜面を アヤツ一瞬の躊躇もなく 降りどころ登りどころを瞬時に見極め突破していってます。 特にダミーポイント側の崖は 登り所と降り所が違うんですが これアヤツ冷静に 判断していると思います。 復路降りている所、実は下の水際が藪でオーバーハングしていて 登ることまず不可能な地点なんですね。 でも戻りはそのオーバーハングした地点をいっきに降りて直進していけるっていう判断 。2往復させてますが 両往復とも同じ動き。アヤツ 自信がついてきたんですね。 コレ ビビリながらも若犬時に 千曲川で揉まれた "千曲川勢"の面目躍如って 私思います。 長野千曲川のハンターIさん ほんとに ありがとうございました。
よさこい黒犬軍団 カワイイ弟っ子 ブルースも 千曲川で揉まれた "千曲川勢"仲間。 ジョージ兄い 復活信じてますぜ。



マーキング 30m x 先取り崖上ブラインド 35m 2連続回収
コレも今回のWorking Test 要綱に開示されている マーキング&ブラインドの 崖を利用した いわゆる囮設定(ブラインド先取り) を模したもの。犬の目の前で投下されるマーキングダミーが とってもわかりやすい囮になってます。 こういった囮設定では スタートで 囮側マーキングダミーへの意識でパンパンの状態の犬の 先読みを振り切り 反対方向 指示されたブラインドポイントへ向けて 正確に 犬を送り込むことができるかっていう部分が問われています。 動画の設定 囮としての難易度はかなり高いです。 こういった囮練習での肝は… 犬に絶対に囮側から取らせないってことに尽きます。1回でも 犬に囮側を先に取ってしまう成功体験をさせてしまうと 今後この課題 非常に事態を複雑にしてしまいます。 仮に囮側に引き寄せられてしまったら… 犬が取ってしまう前にスロアーにダミー確保させる等の 事前打ち合わせは必項です。
動画では囮設定マーキング&ブラインド 連続2セット走らせているんですが 前半1セット目、 目の前至近で囮マーキング投下を見せられたアヤツ…左側崖上方向へ送り出されたにもかかわらず 右側囮ポイントの方へ吸い寄せられてしまっています。ここで犬を止めて 左方向へコントロール。囮への意識で相当頭の中いっぱいのアヤツ 2度も止められ ようやく我にかえり 先取りブラインド方向へ進路転換 、ピンポイントでのバック号令で崖藪を駆け上がっていきます。
Team KOKORO この距離であれば 仮に囮側に引き寄せられてしまっても(動画1セット目の状態ですね) 絶対に囮先取りさせずに リカバリーコントロールで崖上ブラインド側へ送り込めると思っていましたのでこの設定で走らせました。 逆にこの1セット目の 失敗リカバリーは 強引にでも囮側へのアヤツの強い先読みをぶった切り 首尾よく左崖上の先取りブラインド確保の成功体験をアヤツに積ませることができたわけで、 我がTeam 試合時にリカバリー状態に陥らないための練習導入としては 実はけっこういい練習だったわけです。 動画後半 2セット目は アヤツ スタートで相当囮側に意識が持っていかれていたのを私はっきりわかりましたが 一旦送り出されれば もう左崖上のブラインド先取り確保を求められているっていう事 完全に理解していますので 迷いなく左崖を駆け上がっていきました。 1セット目の強い先読みぶった切りが 以降同様の局面で 効いてくるわけです。

いい練習でした。
明日は 阿賀野川河川敷フィールドに場所を変え 夜明けとともに ブラインド中心の基本反復の予定です。


日本代表応援ムービー シンフロ特別編〜元オリンピック選手が挑戦!〜SHINFURO special version
元オリンピック選手 シンフロ YouTube動画 カッケー! みんないいかおしとう。 なんか元気出てきました。

がんばれ シンクロ日本代表 世界水泳選手権 7/15 開幕。