『こころ』673日目


初冬の千曲川

この週末 Team kokoro は千曲川遠征 長野のIさんのお供にて実猟回収修行に行ってきました。
北部信州雪の降り始めで 場所によってはヒザ下ほどの雪をかき分け岸部をまわります。先月 来たときに較べやや流はゆるやか、天候の曇り〜雪、風もなく絶好の実猟回収修行日和。

 朝いちばんで千曲川本流にて カモの回収に挑むもアヤツ 岸部の急崖をスムーズにおりられず… 主人が降りる場所を示し一緒におりねばならないのですが あせる主人要領悪く Iさんのフットワークにまったくついていけず、そのうえ肝心な場面で急崖途中から足元踏み外し転げ落ちる始末… そんな中 残念ながらカモ本流に流され回収不首尾におわる。おそらくアヤツ その川面にカモがあること 認識していなかったようにも思います?


 この場面も後の 支流での場面でもそうですが 川面に落ちたカモ、当然人には見えていても 犬がなかなかそれと見つけられません。まずは降り場所をともに 探し川面へ犬をおろすこと、次にそこに"ある"ことを犬に認識させてやること この2点が主人のやるべきこと。アヤツ自身は意欲ではちきれんばかりですので 主人がそこまできちんと示してやることさえ できれば あとは必ずや アヤツがいい仕事をやってのけてくれること 今回は感じました。 主従もっと日常的に地元新潟で、実猟の現場を意識したトレーニングの必要性痛感。
次機会は必ずや本流の難しい条件でも きちんと仕事をやってのけられることを期し 、練習だっ!『こころ』!


 アヤツも主人も それぞれの場面でやるべきこと学習中。その後 支流の流もゆるく 川面におりやすく難易度の低い場所にて コガモ2羽の回収に成功! 主人の犬への指示の出しかた、タイミング を中心に Iさんからひとつひとつ教えていただきながら勉強させてもらいました。

 アヤツ、コガモ回収した直後から 動きが激変、土手下藪を縦横無尽にサーチしながらIさんと一緒に移動、常に獲物を求める本能のようなもの体中から湧き出ているような動き! その後もIさん後方で主人と待機しながら 銃口先端を凝視、銃声と同時に前方に飛び出していきます。これなら獲物が落ちるところまでしっかりマーク可能。自分の本分、やるべきことを理解して動く。 正に『経験が犬を育てる』 というのはこういうことだと今回実感じました。


 夏から千曲川遠征ひと月ごと程度に訪れさせてもらっていますが 毎回遠征後 必ず階段を一段づつ上がるように アヤツの変化を見て取れます。今回もFT飼いとしてこれ以上ないような経験をつませていただきました。 Iさんの車に アヤツとカミサンも一緒に押し込んで一日回ってもらいましたが なにより本当に楽しい。
 Iさん貴重な猟期の一日をおつきあいいただき ありがとうございました。


※ 通算出猟回数 2。通算回収数 2羽。