『こころ』923日目


本日は未明4:30出発にて 週末恒例 Team KOKORO 里山フィールドダミー練にいってきました。昨夜から新潟市非常に蒸し暑い気候、里山フィールド付近は特に風がまったく抜けぬ地形… 立っているだけで汗が吹き出してきます。


  そんな中のダミー練、今日は基本マーキングダブルでのアヤツと息をあわす練習から始めました。 動画の50m上り基本マーキングダブルは 斜面を登りきった上の平坦フィールド上にダミーを放ります。アヤツから空中のダミーははっきりマーキング出来ますが 斜面を登りきらないと落下地点のダミーが見えない設定。両ダミーの間隔は試合より若干狭く30〜40m程度。ダミー投下順、地形等から 指示がなければアヤツがまず初めに回収に向かうであろうダミーを予測(アヤツが考えていることはだいたいわかります。) 逆側の左ダミーから回収するように指示をして送り出します。このケースではアヤツ指示された左ダミーがスタートから見えていれば指示とうりの左ダミーへ向かい問題なく回収してくると思います。あえて斜面を登り切るまでダミーが見えないような設定にした狙いは…。動画のとうりアヤツ指示された左ダミーの方向へ走っていきますが、斜面を登りきる直前、指示したダミーを目視できないため自らの判断で マーキングの記憶が鮮明に残っている右のダミーへ回収目標変更します。 これが本来のガンドッグ専門技術からみてどう評価されるかはまた別として 私はアヤツのこの臨機応変な状況判断能力を高く評価しています。 ここからが我が主従成長のためのTeam作業です。 確信をもって右の指示外ダミーに向かうアヤツに主人強くロングホイッスル…。 ”そっちじゃないぜ”の主人メッセージ認識にて再び指示した左ダミー方向へ向かうアヤツ。斜面途中でダミー目視できずサーチの距離感が全然あっていませんがサーチ範囲を自ら広げていくなかで 指示した左ダミーを発見!無事 指示順にて両ダミー回収成功。動画の50m下り基本マーキングダブル も 指示したダミーが藪の中、指示外ダミーは大好きなカモが付くため池水辺で 練習の狙いはまったく同じです。
この練習一連を難易度、シュチュエーションを変え 積み重ね 基本ダブルの場合は指示したダミーが目視できなくても主人指示の方向に必ずダミーはあるとういう確信を自分のものにさせていきたいと思います。マーキング、サーチの距離感がもう少しつかめ、指示方向のダミーに確信が持てること経験を積ませれば もはや主人やからくさいロングホイッスルなど吹く必要はありません。 確信をもって(指示外とはいえ)ダミーに走っているアヤツの背な越しにあえてロングホイッスルでメッセージを送ることについて コミニュケーションの取り方としてはいたしかゆし…。それはアヤツの自ら見つけたいというFTモチベーションを抑制する指示だと思うからです。確実に主人メーセージが伝わっているのであれば(どんな状況でも伝わるようにしておくことも極めて重要とも思っています。難しいことですが。) 私自身は 必要に応じ躊躇することはありませんが、但し本来そんなもの吹かなくても犬が自ら正しい判断をして 回収できるようになるため、成長のためのTeam作業。あくまでも主従成長過程の非常手段と考えるべきものと思っています。


最後の動画 100m下りマーキングシングル藪奥ため池 は人間の背丈ほどの藪の固りのさらに奥にあるため池にダミー放ってあります。 動画でもわかるように空中のダミーはマーキング出来ていても落下点のダミーはもちろん、地形、フィールドの状況まで含めまったくつかめない設定。藪の固りまでは下草も低いですし、付近にスロアーもいましたので簡単に距離感をあわせられますが…そこから先藪の固りの奥までサーチ認識できるかが課題。実は動画は2本目で1本目は全く同じ設定でどうしても藪の固りまでサーチが及ばず、主人30mまで近づいて指示藪奥へサーチを広げ回収していました。このように少しづつ実践的な設定で すぐにダミーが目視できなかった場合のサーチ範囲判断を適切な方向へどんどん広げさせていくのが 我が主従ここしばらく練習の中心になると思っています。


50m上り基本マーキングダブル


50m下り基本マーキングダブル


100m下りマーキングシングル藪奥ため池