『こころ』952日目



昨日9/22はTeam KOKORO 埼玉秋ヶ瀬にてオビビギナー試合にのぞんできました。結果としては練習していたこと ほとんど何もできずという状況でした。主人としては大変残念な気持ちが強かったのですが ただいろいろなこと改めてわかった収穫の非常に多い試合だったと思います。 直接としては試合前に動かしすぎた主人のじたばたがアヤツの足を引っ張った部分の要因が目に見えて現れた結果からは 主なのですが(A訓練士からも試合後注意をうけました。) それとは別に間接的ですがもっと基本的な要因があったと感じています。 アヤツには今回のオビビギナー各課題ひととうり教え この2ヵ月出来る範囲内で充分に練習しました。アヤツ あの場でやるべきことはほとんど理解しているはず、誤解を恐れずいえば(決してオビディアンス競技を軽んじている気持ちではありません。) アヤツ その気にちゃんとやればもう普通にひととうりのことは問題なくできるはずなんです。 必要なことは主人が『ちゃんとしろよ』と アヤツに伝えることのみ。(かたちではなく、これが正にオビディアンスなのですが…) ここ2ヵ月の練習では結果的にですが 私がアヤツに気を使い遠慮していたんだと思います。 アヤツ仔犬のときからそういった主人の気持ちを本当に敏感に感じて合わせてくるところあり。 『まあこのへんでいいだろう』に結果的にしてしまう要因は主人にあり。『ちゃんとしろよ』ともっと突き放して要求していいんだと思います。2年半24時間ほとんど同じ空気をすっている我々はもうそういうころにきていると 私は思っています。


午前中予定のオビ試合時間が大幅に押して埼玉秋ヶ瀬を発ったのはもう13:30すぎていたのですが Team KOKOROは予定とうり 渋滞の埼玉所沢近郊をすり抜け いつもの長野山間荒野フィールドにまわりました。
 高速だけなら普通1時間半弱ほどの距離。新潟ナンバーの田舎者としては 首都圏埼玉やっぱり車多すぎです。現地到着はすでに日も傾き始めている17:00前。 そこから日没18:00直前まで 小一時間ほどですがじっくり腰を据えアヤツとダミー練おこないました。 少し想像はしていたのですが 結果からいうとアヤツ この小一時間長野山間荒野フィールドにいる間中 Team KOKOROの一員としてすばらしい動きを見せました。 秋ヶ瀬の結果に主人落胆しているのを アヤツ埼玉駐車場ですでにはっきりと感じていたんだと思います。主人多少態度は冷たくなりましたが(未熟な大人ゆえ…ワッハッハ)決してしかりつけたりなどしてなし。 GRT試合等で首尾よく終わったときも終わらなかったときもありますが アヤツ不首尾に終わった日はいつも必ず自宅で車を降りた瞬間から『マズかったな』という気持ち丸みえ、心の動きはかくせず。 今回も正にソレ。私はなにもしていません。
 初めは 80mほどの距離から 草薮原超えの シングル本日は目印コーンの補助なしで送りだしました。因幡の黒兎http://d.hatena.ne.jp/ysj/20120917 走りがすっかり板についてきました。補助コーンもスロアーもいませんのでダミー落下点前10mくらいから今日はサーチにはいったのですが 付近左右ひととうりサーチして見つからないと少しだけ奥までサーチ範囲を広げ回収成功。主人スタート位置でアヤツからのダミーの方角を大きく身振りで示しますが特別ホイッスル、声等での 指示はしません。アヤツ 見ていないようで 主人の身振りちゃんとチラ見しています。(主人を使うともいう)こういった状況判断能力がアヤツの優れたところです。(またアヤツのそういった部分を活かせるのが 実猟であり そのトレーニングとしてのGRTです。)

ダブルの基本練習等を軽くこなした後 本日最後は140mのマーキングシングル(主人がスロー後戻ります)。ダミー落下地点至近に補助コーンを置きましたが もう日もほとんど暮れ、また草薮に埋没しスタートからは目をこらして探すとやっとコーンを認識できる難しい状況。アヤツスタート後マーキングした方向に間違いなく100mほど直進走れましたがその付近左右を中心にサーチにはいります。見つからないと徐々に広範囲なサーチになっていくのですが ダミーはまだ40mも奥、 ひとしきり探し回った後 主人 身振り、ホイッスル、声等で 奥への送り出し指示を開始。先日は風が強かったとはいえ60mくらいがメーセージの届くリミットでしたが今日は違います。100m程度までは主人 声に振り返り静止 Team 作業可能。指示に対し 「ゲトン」と「バック」の主従共通認識がまだ多少あいまいですが このあたりを練習の中で明確にしていけば この距離でも充分Team作業可能になると思います。さすがにこの距離でさらに40m送り出すことはまだできませんでしたが 主人が寄って多少距離をつめた上で送り出し指示を2〜3回繰り返すことにより無事回収成功。

本日のダミー練 アヤツ本当によくやりました。山間フィールドで活き活きするのはいかにもFTですが 、主人ダミーを置きにいっているあいだ待機中も注目できていました。前回も決して出来が悪かったわけではありませんが、当たり前に『ちゃんとしろよ』がアヤツに伝わって いるかいないかが指示の伝わる距離感の両日の差となって表れています。ここが 毒饅頭、毒小豆、草先の雨露 等の アヤツにとって非常に高い障害と遭遇した際の動きに決定的な差となって露見します。まだまだ我が主従GRTに関してはそんなレベル。なにをどうすべきかはシンプルにはっきりしていると思います。


  しかし千曲川での実猟の際はアヤツ 当たり前ですが『ちゃんとしろよ』なんて伝えなくても一日中 作業への没頭がきれることはありません。正に爆発するFT魂…これはもう血としかいいようがない。


昨深夜帰宅、本日午前主人撃沈中。カミサン撮影
使役犬ですが見た目は甘えた家庭犬 。主人意思が確実に伝えられるようにできればアヤツにはこれでもいいと思っています。(難しいことですが)