『こころ』1,126日目


3/16 穏やかで気持ちのよい陽気のさいたま市秋ヶ瀬公園。大都市近郊にもかかわらず広大な荒川河川敷に自然が色こく残されています。

Team KOKORO 記念すべき一勝目は OPDES秋ヶ瀬オビデエンス オビビギナークラスとなりました。

ハンドリング指導 新井哲雄訓練士。

来場されていた GRTでおなじみウィル君(右)とウィル家新鋭レオ君(中)。


Team KOKORO 本日は穏やかで気持ちのよい陽気の中 さいたま市秋ヶ瀬公園にて開催されたオビビギナー試合に出場してきました。
出走13:00前、日差し強く黒犬にはややきついコンディションなるも主従よく健闘しTeam KOKORO 記念すべき一勝目を記録することができました。
どんなときも慌てず騒がずゆったりとして真摯なハンドリング指導 新井哲雄訓練士のもと気がつけばはや2年半。 当時埼玉のGRT先輩より訓練士を紹介してもらうにあたり 先代犬いらい幾らかの訓練士についた経験上にすぎないのですが「素人のオビ取組みにすぎぬも それでも訓練するしないより どの訓練士に指導してもらうかの方がはるかに重要」という印象を持っておりました。地元新潟から埼玉オビ訓練に通う道中往復600Kmですが 私の中ではこの距離を超え訓練に通う明確な理由があります。やはり練習はうらぎらない、 新井訓練士ありがとうございました。


本日秋ヶ瀬でのアヤツの状態は… 朝会場入り後 付近歩きを始めた段階で毎試合同様(GRTでもオビでも同じですが) 周囲の環境の変化に引っ張られ 主人やこれからやるべき仕事に対する意識が時間の経過とともにどんどん減衰していくこと手にとるようにわかります。いつもの地元松林や海岸をともに歩く時 主従にしか見えない空気感を 特別意識せずとも自然に醸し出す間柄になって初めてわかること。普段の日常松林海岸パトロールや 山野里山数か所フィールドでのいつものダミー練では 自然にTeamのゾーンに入っている状態ゆえ 作業にむかうアヤツの気持ちにブレなどないのは道理。(さすがにオビ練ではまだまだですが 毎試合時の状態に比べればはるかにゾーンです。) 我がTeamにとっての強さとは正にこれ。
今回は試合結果ジャッジ評価のことより 作業にむかうアヤツの気持ち、Teamの状態強さを試合会場の場でいかに保つかということの方が最大のテーマだと初めから考えていました。試合の場でなかなか開かない『こころ』の力のトビラを開けるカギとは何ぞや?
充分な会場周辺慣熟歩き後 一回会場付近を離れ主従完全にリセット(これでアヤツ主人への意識が戻ってきました)。少し長目ではあったのですが今日は出走小一時間ほど前から会場脇に椅子を置き共に待機 そのあいだゆるやかではありますがアヤツに主人への意識がはずれないこと明確に要求しました。折にふれてアヤツの気持ち、緊張を自然にほぐすこと欠かしませんでしたが これによりアヤツを疲れさせたことも事実。 出走直前にアヤツを動かしてみての印象はキレ、集中度 とも普段の5〜6割かなという印象。(日差しが強いコンディションゆえの影響もあり)
普段オビ練でもほとんど使わないトリーツを出走直前にチャージ等 出来ることは何でも試しました。
結果出走中の所作は練習を積み重ねてきましたので 主従そのとうりオートマチックに動きが出てきます。会場柵内に入った瞬間からアヤツ明確にスイッチが切れ変わりぐっと集中が高まる様子が見てとれました。練習とうりだっ! いいぞ『こころ』!  
アヤツ作業に対する気持ちにブレなし。見事! これでこそ使役犬。


  今回試した 試合までの主従持っていき方は ハンドラーとしてその時点での犬の状態を観察し その犬の性格を鑑みその場の状況にあった対応を臨機応変にとるということでしたが(それが犬をハンドリングするということなのかもしれませんが?)、 そこに主人意識と犬のエネルギーを使うことじたい 本来のあるべき主従の姿ではないはずと考えています。オビ練はともかく 普段の日常松林海岸パトロールや 山野里山数か所フィールドでのいつものダミー練、千曲川実猟遠征時 などそんな感覚は皆無。 主従本来あるべき強さが全く足りていない結果だと思います。オビ、GRT 試合時において こういうことなしに スッと自然にゾーンに入っていける主従であることが今回はっきりしたわれらの今後にむけた課題。試合後 新井訓練士からもそういった話しがありました。
我らが戦っているのはライバルペアでもジャッジ評価でもありません。 まだまだ戦っている相手は 試合会場、フィールドそのもの…技術以前の問題か ワッハッハ!。
そのことはオビでもGRTでも全く同じ。
さあ次は来月の富士見GRT。 まってろ富士見GRTフィールド。まっけるか!


いいぞ『こころ』!よくやった。
おまえと一緒ならどんな難関も乗り越えていけると確信しているぜ。
その意気やよし! Team KOKORO 一歩前進。