『こころ』1,217日目


中越里山フィールド

水辺中央には悠々とカモたち

時折小雨が落ちる週末の朝 Team KOKORO 本日は夜明け前3:30新潟出発にて新潟県南魚沼中越里山のフィールドへダミー練にいってきました。
新潟から100km、KOKORO号をとばして1時間少しのこのフィールドまで遠征したのは理由があります。我がTeam サマーブレイク期間中の重点課題、ブラインド セットアップ示唆の精度向上 と "次に起こるべき事"を明確に意識したガンドックたるヒールウォーク習得 のため 見晴しのよい シンプルなロングコースを 自在に何パターンも設定できる 場が必要でした。このフィールド 250m程度のロングコースまで自在に設定可能、下草も刈り込まれ見晴良好 ロングでのマーキング強化練習にはうってつけ、その上コース脇には深い藪、コース上ポイントとなるブッシュ、立木など さらにフィールド中央に大きな水辺があり 地形的にもコース設定のバリエーション申し分なし。フィールドがフェアウェイ状綺麗に下草刈り込まれていますのでフィールドじたいの難易度としては比較的易しく、 おまけに 水辺にカモまでついて まるでガンドッグ基本トレーニングセンターです。

前日google航空写真にて事前にコースと順序 を設定 現地フィールドではスロアーと連携別行動にて アヤツからスロアーがどこにいるのか ヒールウォーク前はわからないように車を利用してスタートポイント付近まで移動しました。
車を降り 主人ととも方向をいろいろ変えヒールウォーク、 最終的に主人がとまったその先にスロワー つまりダミー(獲物)があるという状況をできるかぎり演出。 結果スタート停止時スロワーの存在を認識しマーキングに備えるという意識はいつもの練習と同じなのですが 多少なりともアヤツに考えさせることが出来れば その積み重ねでヒールウォーク中からの前方マーキング意識向上に繋がるものと思います。 本日3本のロングマーキング距離は130mで統一。これはスロワーであるカミサンの低い弾道でもアヤツが確実にマーキングできる距離を念頭に設定。フィールドじたいの難易度も高くありませんし 採れる採れないではなく あくまでマーキングの強化練習であることを強く意識しています。
結果 ほぼ当初の狙いとうりのロングマーキング練習が3本できました。 ダミー付近に到達してからのteam作業は従来積み重ねたとうり 必要最低限の誘導はおこないました。このあたりアヤツに自力でポイントまで到達させきるか ハンドラーがある程度介入するかは一長一短。DNAという強力な能力を持ち合わせたガンドックたちは 決してリモコンで操るロボットではありません。出来る限りこちらからホイッスル等で働きかけずとも必要なら主人示差を アヤツが自らチラ見確認し(主人を利用するともいう)ポイント到達するのが 我がTeam理想のかたちです。アヤツ冷静に利用するべきところはうまく主人を利用するようになってきてはいますが 結果的にはまだまだリカバリーの連続でダミー確保してます。


本日ブラインド80mも 練習おこないましたが まだまだどうしても左側に広がる深い藪に意識がいってしまい 出だしの方向がブレる。結果誘導でダミー確保はしていますが まだまだ狙いとうりにはいきません。ブラインド セットアップ示唆の精度向上課題 ねばり強く練習していきたいと思います。



ロングマーキング1本目。
物凄い湿度だったゆえ アヤツ帰りの脚が若干鈍ると感じ 2本目3本目は帰路 積極的にホイッスル、声等で励ましてみたのですが…。この動画で間違いに気づきました。アヤツ仔犬のときから一貫してソフトマウスなのですが この1本目の戻りは ダミーの咥えバランスからか 若干ダミーが落ちそうになって以降慎重な脚になっています。 2本目3本目は主人勘違いでピーピー吹いたのと 良好な戻りの脚は全く無関係でした。カッコワルイハンドリングでしたが 理由を確認できたのも収穫の一つ、次回から自信をもってサイレントリターンでいきます。



ロングマーキング2本目。



ロングマーキング3本目。
水辺の谷越えで設定。 アヤツまず水辺付近で 降り易く一番渡りやすいポイントを探しながら走ります。結果取水口近く水辺幅2m程度のポイントに降り渡行。 もちろんより難しいポイントでも渡れるように アヤツに自信を持たせる練習も別に必要ですが ファーストチョイスは どこならば自分がより確実で楽に渡れるか自ら判断するアヤツの能力を 私は評価しています。 いろいろな評価はあると思いますが 直線最短距離が 仕事としての最短距離ではないこと アヤツの障害物の越え方を見るといつも道理にあっているように感じています。 その上で今はまだ越えられない急崖や早い流れも 自信をもって越えられるように この夏は練習していこうぜ 『こころ』!