『こころ』1,289日目


早朝 阿賀野川フィールド 
 日曜日の本日はTeam KOKORO夜明けとともに出発 自宅から30分ほどの新潟市近郊阿賀野川フィールドへダミー練にいってきました。
このフィールドは3面のサッカー練習場+前後に芝生広場の構成ゆえ 非常に広々としています。阿賀野川水辺にすぐ隣接、水辺際には深い藪群が広がり 黙っていると当然アヤツは水辺際藪群へ吸い込まれていきます。ワッハッハ!
 本日は芝が刈り込まれやや丈が短い状態でしたが普段はもう少し丈が高く ダミーは完全に埋没します。本日はダミー8割埋没といったところ。ブッシュや立木等がほとんどないため マーキング、ブラインドとも目印となるものがなく 一度ポイントから目を切ってしまうと完全に見失うという独特の難しさがあります。
 もう一つの特徴は川面を渡る風です。日の出から日が高くなる直前までの気温がまだ上がらない未明は 阿賀の山々の方向から川面をぬけて比較的強い風が吹きます。日がある程度高くなり気温が上がりだすとこの風 まるで無かったことのように静まり 風状況が短時間で一変。Team KOKOROはこの風を利用し あえてアヤツに鼻を使うよう風下から回り込ませるよう意識した 送り出し、誘導 にしています。
 本日の課題意識したこと 一つ目は ここのところ人犬とも比較的落ち着いたテンションで仕事に当たれてきている部分 少し長めの設定でも同様にバタバタせずにTeam作業をこなすこと積み重ねるということ。二つ目はこのフィールド独特の風をうまく使い 犬を送り込む場面では常に風下からアヤツを回り込ませるような送り出しを試してみること。そして三つ目、これは主にGRT試合での入り方についてなのですが、一本づつスタート位置に入るインターバルに 明確な待機指示を入れるようにしています。車から降りた瞬間にアヤツすでにやる気満々なのですが 実際にはGRTの試合でも 又 本場英国のガンドッグレーニング動画をYouTubeで見てみても 犬たちは主人のそばで平然と自分の出番が来るまで 他犬のレトリーブを前に落ち着いて待機しています。周囲草のニオイなどにより主人との意識から外れ 遊びモードになったり、他犬、他の人とじゃれついたりしているガンドッグなどおりません。 アヤツに関してはこの部分 問題なく対応できる素養をもともと充分持ち合わせていること私自身はアヤツとの日常の中で感じていますので 後はこのことアヤツとキチンと"話しをつける"だけ("ハンドラーがキチンと仕事をする"だけともいう)です。昨年までの我がTeam、GRTでもオビでも 試合中待機や スタート待機がチョット伸びたくらいで アヤツの前へ前へというメンタルや集中に ノイズが入ってしまうということ克服できずにきました。ようするに待機する程度のことがストレスになるようでは とてもアヤツの持っている底力など引き出すことはできません。



1本目 80mブラインドダブル、ダミーはほぼ芝に埋没。風は画面奥から手前に吹いています。先取り左ブラインド送り出し時 少し風を意識しすぎで風下寄りに出しすぎたか…あるは左に広がる広大な水辺際藪にアヤツ吸い込まれたか…少し水辺際藪に接近しすぎましたが 我がTeamローカルルールのロングホイッスル一笛にて修正誘導、ねらいとうり風下からブラインドダミーアプローチ&確保成功。折返しの右ブラインドダミーは セットアップ示差送り出しが若干左にブレましたが 落ち着いてTeam作業にて修正ダミー確保。



2本目100m ブラインドシッピング、ダミーは半径1mに5つ、ほぼ芝に埋没。この動画 車から降りたところから スタートエリア外での休止(ダウン)指示待機⇒主従緩めのゾーンでスタート前待機位置へヒールウォーク、スタート前待機位置でそのまま待機⇒ガンドックモードでスタートへヒールウォーク⇒スタートにて丁寧なセットアップ示差送り出し⇒回収デリバリー後リードON⇒褒美のボールとタッチコミニュケーションによる解放 の一連の流れ記録しています。
スタートエリア外でのダウン指示、主人との間合いをはかり だるまさんが転んだ状態での匍匐前進は笑えますが 緩やかな主人を中心にしたTeamのゾーンがはずれているわけではありませんので、この場ではこのくらいのテンションでもいいように思います。
レトリーブ自体は先ほどのブラインドダブルとほぼ同じですが 落ちつた仕事ぶり 概ね上々だと思います。ただ本日若干ダミーの掴みの甘さが目立ちます。 アヤツ元来のソフトマウスゆえ日によって目立つ時と全く問題ない時とまだまだ波があります。



 練習後半はマーキング種目。見通しのよいシンプルなフィールドでしたので 3本目はダイバージョンの基本練を行ないました。アヤツ種目の課題意図は理解していますので その復習を比較的容易な設定で行ないました。ダミー確保後戻りの脚で目の前横切った囮ダミーに若干意識が行きましたが そこはアヤツよく理解出来ています。ここで主人一瞬迷いましたが 今回はリコール一笛しました。もう次回からこのリコールは不要と思います。囮ダミー自体にはほとんど引っ張られませんでしたが、むしろ返しでの囮ダミー回収への気持ちが前にですぎ1本目デリバリーに失敗。これはアヤツ決して雑な気持ちでデリバリーした訳ではなく 返しの囮ダミー回収への気の焦り押え切れずの所業。 本日ねらいとうり 我がTeamダイバージョン課題への修正項目うまく焙り出してくれました。



 4本目練習最後はフィールドをいっぱいに使っての 200mのロングマーキング。 フィールド端1mほど低くなった下にスロアーのカミサン待機で ダミースロー直前にフィールド上に現れるように打ち合わせ。アヤツ ヒールウォーク時スロアーがまったく認識出来ず(隠れているのですから当然です。)そのため若干あわてて 視線を広範囲に動かす状態になっています。もう少し落ち着いて主人と正対できるようにならねばなりません。今思うと アヤツ スタートへ向かう前からすでにロングマーキングを予測していたような気がします。(前の種目がマーキング種目であった、 ブラインド時は必ず背後で動画撮影しているカミサンがいません、さらに練習最後4セット目はだいたいロングマーキング。) それであればアヤツのあわて具合も合点です。我がTeam専属スロアーのカミサン いかんせんスローに高さと距離は期待できません。それがかえって難易度を上げて よい側面もあるのですが さすがに200mで背後に茂みがあるとマーキング設定としてはやりすぎかもしれません。 アヤツ 明確にはマーキング出来ていなかったようですが それでも ロングディスタンスであろうという読みと発砲音(我がTeamの発砲音はGRT試合時のものよりかなり音が大きいピストルを使っています。)で 概ねイイカンジの方向距離感で飛び出していきました。風下側から回り込めましたのであとはアヤツ任せでダミー確保。富士見高原等の山野フィールドでは実際はこのようにはいかないでしょう。やはりマーキング練習はマーキング種目としての押えねばならぬ部分 設定時充分考える必要あり。本日の反省点。