『こころ』1,292日目



7月下旬 未明阿賀野川


 新潟地方 先週末の雨以降また大分秋めいてきました。犬たちにはツライ暑かった夏ももう一息で乗り切れます。
 秋のGRTシーズンまでひと月ほどになり 新潟市近郊で実戦的なダミー練を行なうポイントを ここのところ主人ちょくちょく探していたのですが 本日未明 先週末ダミー練を行なった阿賀野川フィールドのちょうど対岸側(阿賀野市側)河川敷の様子を少し見に行ってきました。河川敷自体はこのあたりでは一番広大かもしれません。しかしここいらの河川敷だいたいは背の丈以上の草、樹木藪に覆い尽くされおいそれとはなかなか入っていけません。本日視察した 阿賀野川対岸側河川敷は公園という環境ではありませんが 水辺憩のエリアとして若干草刈り等 広範囲にある程度整備の手が入っています。おかげで広大なエリアを犬連れで入っていく事が出来 又ところどころ刈り込まれていない藪も残り 地形は真っ平で単調ですが 我がTeam 実戦的なダミー練ポイントとしてはちょうどいい原野です。この週末からのダミー練ポイントの一つにしようと思います。
 そしてこの阿賀野川対岸側河川敷最大の特徴は冬の猟場である北部長野県千曲川に環境が近いこと。このあたり新潟市河口から近い平野部ですので 山間盆地を流れる猟場千曲川流域とは異なり阿賀野川本流への水際は比較的緩やかで崖状にはあまりなっていませんが 周辺農耕地を水害から守るためのポンプ場から阿賀野川本流への幅3mほどの排水路付近は鬱蒼とした藪が水面まで3〜4mほど急勾配で続いています。上からのぞいてもほとんど水面が見えないほどの鬱蒼とした藪の急勾配、しかし流れは早く 流れの水音だけは大きく聞こえてきます。本日アヤツ 排水路付近土手道に入った途端 周囲に多々姿を見せていた大型水鳥等の気配、残臭ニオイをとると 完全にFTスイッチが入りました。水鳥はすでに飛び去ったあとですが 勾配上の土手道で血眼になって降りどころを探し 少しだけ藪の切れた場所から急勾配の藪へと消えていきました。直後藪勾配下よりアヤツが入水した水音。このあいだ主人 土手道からは藪に遮られ まったく藪下の勾配、水際、水面の状況が把握出来ません。 本来であれば護岸や流れの状況を主人が把握できないと私としてはまだ送り込むのは正直心配だったのですが…行ってしまったものはあえて止めることなしと腹括りました。 ただアヤツの今までの障害物の越え方から アヤツが往けると判断したところは必ず戻ってこれるような気もしています。いずれにしても過信せずこれから冬の猟期に向けて 少しづつ主従ともいろいろな経験を積んでいきたいと思いました。
 先週自宅至近松林の公園にてフリーウォーク中 1.7mほどのほぼ垂直の石垣から 主人飛び降りてみたのですが… アヤツ主人に続き何事もなかったかのように飛び降りてきます。2回ほど試しましたがアヤツまったく躊躇なく主人に続きます。主人は2回ともまともに着地できず悶どうりうって転がったのですが(ワッハッハ!) アヤツには垂直なこの高さでは全く問題にせずクリアできること判明。やはり、アヤツ たくさん食べてたくさん走り 体が出来てきたのが一番大きいように思います。春までのアヤツと比べると いろいろな意味での成長を垣間見せてくれました。 実はその後最後にアヤツ なんと何事もなかったかのように今飛び降りた1.7mの石垣を一瞬でよじ登ったのには本当に驚きました。アヤツにとってすでに大したことではなかったのかもしれませんが、私はアヤツの持っている底力を目の当たりにした気がしました。底力を引き出せるか否かはやはり主人次第…。
アヤツ自身の運動能力というのがどのくらいのものなのか少しづつ実地で把握していきたいと思います。
※ 着地地点 衝撃に配慮し砂地まじりの比較的固くない地面を選んでいます。

 Team KOKORO 自宅至近から新潟100Km圏内までいくつかダミー練のポイントを見つけてあるのですが、その時の課題、易難、地形、下藪状況 などそれぞれ異なり その時々のダミー練のねらいにあわせ 練習ポイントを選んでいます。とにかくいろいろな場所環境でアヤツを走らせることもまた目的の一つです。
 この河川敷 大型水鳥、キジ、ウズラ?多数。本日 本流水辺藪奥にてオスのキジ1羽フラッシュ! いいぞ『こころ』!