『こころ』1,295日目

 8月最後の週末、新潟地方昨日は大雨洪水警報が発令されておりました。この週末は阿賀野川対岸河川敷にて実戦的設定のダミー練を行なう予定でしたが さすがに自重しました。こういう気象条件ゆえ 今週末はしっかりとオビ練に取り組むことに予定変更、ダミーは土日オビ練前に1本づつ程度。
 雨雲レーダーにて新潟市周辺雨雲の塊から外れているのを確認の上、今朝は夜明け前に近郊田んぼの中のオビ練フィールドに基本ダミー練と基本オビ練を行なうため自宅を出ました。
 昨日の天気予報では雨でしたが 未明から青空ものぞく天候 登りたての朝日がギラギラと眩しい朝です。 フィールドの芝は昨日までの雨を大量に吸って 非常に重い状態。競馬だったら重芝ですな。ワッハッハ!
 実際には今朝の新潟市 気温湿度ともさほどではないのですが、フィールド上は風も弱く 重芝に朝日が当たり結構湿気を感じます。そんな中オビ練に入る前 まだ人が出る前に 140m 基本ブラインドを1本。
 距離は140mとそこそこですが 基本芝のフィールドですので 70mほどのところにあるコースを横切る舗装された歩道(動画看板の所)の他は 丈の高い藪、茂み等はなく比較的走り易い広場、ただし140m先の小丘ウラ ブラインドダミー配置ポイントへ到達する途中コース左右には いつもブラインドダミーを獲らせている生垣やベンチ、トイレ棟、街灯、看板、東屋等 が点在し そういったアヤツにとって いかにもダミーがありそうなポイントのど真ん中を スタートにての主人セットアップ示差で どの程度まで流されず アヤツを真っ直ぐ送り込めるかが本日の課題です。風は弱いものの 明らかな追い風。風自体はサーチにほとんど役立たない条件。 
 アヤツ スタート地点ですでに風上左側背後に何か感じている模様。盛んに風上左側を気にします。セルフサーチで走らせればおそらく風上左側背後の方向へ吸い寄せられていくでしょう。 しかしアヤツ セットアップ送り出し後 風上左側背後の意識にはまったく引っ張られず真っ直ぐ前方へ 飛び出していきました。70m先のコースを横切る舗装された歩道も首尾よくそのまま通過 100mほどはほぼブレなく ブラインドダミー配置ポイント方向へ送り出し成功。 ここで弱くても向かい風状態でしたら その先のブラインドダミーを感じることが出来たように思います。 しかし追い風条件のため今だ何も感じることのできないアヤツ ここで一旦ブラインドポイントへの距離感を100m程度と判断しサーチポイントを 付近探しだします。 その上でまずは一番ダミーがありそうと判断した右側東屋付近へ加速していきました。
 右側東屋付近へ流れたアヤツをロングホイッスル一笛にて戻そうと主人試みますが 100m先を右へ全力加速中のアヤツ 主人意思は伝わっていますが なかなか気持ち押さえられず随分と右まで流されてしまいました。主人声符でようやく戻ってきますが アヤツの中ではブラインドポイントは100m程度との距離感意識が強くありますので 主人バック指示を送りますが 今度は左側ベンチ、生垣方向に流れます。もう一度ロングホイッスル一笛にてなんとか 真ん中寄りに戻したところで そのままさきほどのバック指示に沿った動きで残りの40mをブラインドダミーポイント方向へようやく送り込めました。 ポイント手前から主人探せ指示にてサーチ開始、 ブラインドダミーポイントを通過し風下側に入った直後ブラインドダミー確保。やはり結果的には風下側から回り込む回収になりました。
 今回の基本ブラインド練、100m程度はセットアップ示差送り出しにてほぼブレなく送りこむ形は作れましたが アヤツの中で ブラインドはロングでも100m程度との読みが働いていますので 犬が思い込んだ距離感からさらに奥へ送り出すことの難しさを改めて認識。実際の山野フィールドでは 丈の高い藪手前等 行く手の障害物にて犬が距離感を思い込むことが多く そこからさらに送り込むには 犬の思い込みのほか 件の障害物を越えて行かねばならず、難易度はさらに上がります。
 今回の我がTeamバタバタと落ち着きのない仕事になってしまいました。我がTeam、アヤツが100m先で加速に入っても もう少し落ち着いて右東屋方向へ流された距離を半分程度に抑えられるようにしなければなりません。その上で返しも バック指示の前に一旦すわらせて主人チラ見、犬を落ち着かせること出来るようになど またいろいろ工夫してみようと思います。


 基本ブラインド練 1本終了後 本日は休止課題をはさみオビ練を少し集中しておこないました。(それでも蒸し暑いので時間にして20分程度です。)
 ここのところ松林小路にて犬の位置を修正しながら少しづつ毎日ヒールウォークの復習はしておりました。週一度程度オビ練の芝フィールドに出た際も 犬の位置を修正しながらのヒールウォーク復習がメインなのですが せっかくの芝フィールドですので オプディスOB1の課題流れに沿ってひととうりはこなすようにしています。
 ヒールウォーク中 丁寧に犬の位置を修正すること積み重ねるということは 私とアヤツにとっては 声には出しませんが会話しながら歩いていることにほかなりません。 これはアヤツ側から見れば 歩きながら主人を常に意識するのがヒールウォークだという理解。
結局ヒールウォークというのは犬をヒールにつけるということそのものではないんですね。
オビディエンスという競技を通じて犬のプロ A訓練士から学んでいることはそういうことなんだとこの頃は思います。
本当に進歩はわずかづつですが 取り組めば取り組んだだけ 我がTeam変わっていけるような気がしています。まだまだ道は遥か…。