『こころ』1,310日目

 3連休中日の本日は夜明け直前5:00出発にて 阿賀野川対岸河川敷フィールドへ軽いダミー練に行ってきました。
台風はまだ遠いですが 今朝はこの付近特有 阿賀の山々から川面をぬける生暖かい朝風が強く吹いている状況。これだけの風の中でダミー回収をした記憶はあまりありません。



100m ロングマーキング練(実際には結果ブラインド)

 1本目アヤツが走ると顔が隠れる程の草丈フィールドを選び100m ロングマーキングで走らせてみましたが…。我がTeam専属スロアーがダミースローをしくじり地を這うような軌道。スタート地点も同様の草丈ゆえ元々非常にマーキングしずらい状況設定。後で動画を見て確認しましたが、100mでちょっとコレのマーキングは幾らなんでも無理でしょう…。ワッハッハ!
 発砲音直後いつもはフライングなどまずしないアヤツ、前方凝視しながら4〜5m前へにじり出ます。おかしいと思いながらも一旦静止させて 戻さずにそのまま送り出しました。GRT試合ではもちろんフライングになると思います。実際にはアヤツ とても確認出来ないようなダミースローミスのマーキングに集中するあまりのにじり出にて、送り出しを待ちきれずの いわゆる ”普通のフライング”ではありませんでした。 その場では私には理由が理解出来ませんでしたが 後で動画を見てすべて合点。 アヤツの表に現れてくる所作には必ず相応の理由あり。もちろんにじり出自体は今後修正していかねばなりませんが、主人理由を理解しないまま にじり出の形だけをその場で修正すれば アヤツが 困難なダミースローマーキングに必死で喰らいついていった行動、あの場では「絶対マーキングするんだ」という犬の気持ちを否定するような対応になってしまいます。我がTeamのロングマーキング練習目的は 結果的にダミーを獲れた獲れないよりも スタート位置主人脇定座で落ち着いてマーキング出来ているかどうか、 アドレナリン全開で確信を持って真っ直ぐ飛び出していけているかどうか、血眼になってサーチに没頭出来ているかどうか 等の訓練です。 アヤツ マーキングについての部分 主人意図を充分理解した結果思わず現れた にじり出だったわけです。ですからにじり出とはまた別に あの場では「絶対マーキングするんだ」という犬の気持ちを これからも確信持って強化していけるよう 私は今回のアヤツのマーキング意識 充分評価してやるべき部分であったと思っています。
 マーキング不首尾のまま主人送り出し指示に アヤツとりあえず全力の勢いで飛び出していきました。主人セットアップ示差無しで送り出されていますので「自力で探しな」とういうメーセージだと捉えたんだと思います。まずは60mほど走ってアヤツ止まって主人を振り返ります。(動画だと埋没して見えずらいです。) ここでの主人バック指示にて一旦目標となるスロアー(アヤツには投げるのが見えていませんでしたので よくダミー放ってくれる かあちゃん)基準でサーチに入ること判断、スロアー位置まで一気に走り込みます。
  マーキング出来ていない状態で60m走って主人振り返るという判断、バック指示にてロングディスタンスという読みとスロアー基準でサーチに入ろうとする判断、 これはすべてTeamで積み重ねた練習の中でアヤツが身に着けた経験値から来ています。最終的にはこの強風下で何回か右に流されますが 主人team作業誘導に沿ってダミー確保。
 100m先まで行ったら アヤツから主人は豆粒にしか見えません。ましてや走っていると顔は草丈に埋没してしまうフィールド。ここまでくるとこの程度の範囲内であれば 基本はアヤツが自力で探すしかないんです。それでもアヤツ右に大きくそれた際の主人ロングホイッスル一笛とハンド指示 Team 作業に反応、うまく主人を利用しつつ自力でダミー確保しています。
 しかしよく獲ったなあ。いいぞ『こころ』!



 30m マーキングダブル指示順回収基本練

 先ほどの100m ロングマーキング 本当は四の五のいろいろ考えさせず スタートから確信を持ってドーンと走らせるつもりだったのですが 思わぬダミースローミスによりいろいろな意味で少し難しい回収になってしまいました。今朝は強風なれど蒸し暑い 今にも降り出しそうな天候ゆえ 2本ほどで切り上げることに。アヤツとフィールドウォーク中 河川敷付近のみの特に強い朝風に 主人完全に風下側に入り距離50mほどになると いつもより笛に対する反応が鈍いこと認識。今まであまり経験したことが無かったのですが 強風時風下からのホイッスルは実際の犬の距離より大分遠くなること判明。そんな訳で本日最後は30m程で放リ投げマーキングダブル指示順回収の基本練を確実に獲らせて終了。この設定であれば強風下でもアヤツのいつもとうりの動きをオートマチックに引き出して練習を終わらせる事が出来ます。
 今回は返しの2本目も多少セットアップぽく示差して送り出しましたが 本来はアヤツに 「マーキング記憶を頼りに2本目も自力で確保しな」のメッセージになるような送り出し方をしなければ本来のダブルマーキング練習になりません。直近の2本目を首尾良く獲らせて切り上げたいという気持ちが思わず主人に働いてしまっての結果。これは本日の反省点です。