『こころ』1,330日目





 今週末 Team KOKORO は霧ヶ峰GRTミドルクラスに出走してきました。
今回の霧ヶ峰GRT 霧ヶ峰強清水からグライダー滑空場を越えた緩やかな南斜面に広がる広大なフィールドはGRT初開催となる場。 ここは毎年 PD日本警察犬協会の精鋭たちが全国より集う日本訓練チャンピオン決定競技会「足跡追及」科目がおこなわれる伝統のフィールドとのこと。標高1,650m付近に広がるこの天空のフィールドで我らGRT愛好者もこれから伝統を築きあげていきたいものです。


 さて 初開催となる霧ヶ峰GRT首尾やいかに。
 ちょうどミドルクラス出走時日差しが陰り 微風 の絶好コンディンションの中 よく健闘しミドルクラス一位の成績。Team KOKORO オビディエンス、GRT 通算2勝目を記録することが出来ました。
 競技内容自体は 5月の蓼科GRT以降 積み重ねてきた練習とうり 各種目とも主人は何もせずとも アヤツほとんどオートマチックに動きが出てきます。やはり練習はうらぎらない。
 特筆すべきは我がTeamがずっと追い求めたきた 犬と主人が心を一つにするということ、本当は何よりも一番大事なことなのですが ようやくアヤツとの間で徐々にところでころで実感出来るようになってきたことです。
 もはや我がTeam日々日常からそうなのですが 朝フィールドの駐車場へ降り立った直後から 主人を中心とした緩やかなゾーンに入っている状態(お互いに相手の存在を必ず意識しあっている状態、 お互いを意識しあっていても それにエネルギーを使ってしまっているわけでもなく、リラックスできてないわけでもありません。) にて初めての競技会場であろうが 周囲をたくさんの犬や人に囲まれるような環境であろうが、そんなことは もはや何の関係もありませんでした。 競技に入り待機場所からスタートまで移動 主人ヒールについて定座で静止するまでは そのTeamのゾーンが少しづつ強くなっていく状態。その直後 スタート位置で発砲音が鳴った瞬間から一瞬で アヤツの集中度が一気に高まり FTスイッチが入った状態で フィールドへ飛び出していきました。 いいぞ『こころ』!
 しかし 地元新潟での普段のダミー練、 千曲川猟場、八ヶ岳南麓での山野歩き等の FT魂が揺さぶられ 血わき肉躍る状態のアヤツを知る主人から見ると まだまだアヤツ本来の底力の七分八分しか引き出してやれていないのが事実です。
 『こころ』! いつもの俺たちはこんなもんじゃないだろう… もっともっとイケルはずだぜ!

 霧ヶ峰GRT アヤツ立派な成績だったと思います。今回の霧ヶ峰GRTの我がTeamにおける意味とは… ようやくアドバンスクラスに上がり 上のクラスでガンドッグとしての切磋琢磨をしていく目途が立ったということだと思っています。
 まだまだこれからの我がTeam いい時も悪い時もあるでしょう。それでも今日の状態がベースであれば充分上で競い合っていけるところまでようやくたどり着いたように思います。
 本年最後は11月富士見GRTチャンピオンシップ。我がTeam 当然アドバンスでのポイントはありませんので ミドルクラスとして最後までしっかりやり切る、その後来年からアドバンスクラスに上がっていこうと思います。底力の七分八分などでは通用しないこと重々認識し 秋から冬のシーズン、猟期をすごしたいと思います。