『こころ』1,391日目

本日の日記はGRT同僚ファルコパパさんへのコメント私信に使わせていただきました。
テーマは私たちを取り巻く日本の犬社会についてです。すごく抽象的な話しでこれだけではサッパリわからないと思いますが 今私が思うことは記述できたと思います。
文中「ベイブ」とは… イングランドの無口な牧場主と牧羊豚?の物語を描いた子供向け娯楽映画 http://blog.livedoor.jp/koredakecinema/archives/6166654.html のことです。

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ファルコパパさんコメントの返事ありがとうございます。
私自身は犬飼いとして今の日本の犬社会の中で一番感じるのは誤解を恐れずにお話しすると もう少しいろいろなことに鷹揚な社会であってほしいということなんですね。
 先代を初めて飼い始めた時 初心者の私たち夫婦は動物愛護協会の有名なしつけ教室の先生から「犬は絶対に柵のあるところ以外放してはいけない」と指導をうけました。公共の場でリードを離していると 残念ながらその一点だけで 普通に誤解に近い注意を受けます。注意している方も決して心無い方たちばかりではありません。 でも両方ともそうなるに相応な理由はあるんですね。犬飼いが相棒を野放図に扱えば必ず事故につながります。ヤツラは獣で飼いならされたとはいえ野性味は失っていないこと当たり前なのですから。(犬飼いとして胆に銘じるべきこと、ただしバランス感が大事、ノーリスクを追求すれば犬は犬として飼えなくなってしまいます。これを原理主義というのカモ)
 犬はそれぞれみんな違っていて 比較的他の人犬にフレンドリーに接することの出来る犬、喧嘩番長犬 、神経質な犬と本当にいろいろです。 GRTに集まる犬達はどの犬もそれぞれの犬飼いが丹精込めて育てた犬ばかりです。そんな中でも同じFT系ラブとはいえうちのヤツとN家、TM家、S家の犬たちは全く気質も持ち味も違うでしょ。抽象的ですが 実は一括りの論法、ルールで解釈することは得てして実情に合わぬこと多々となるのは道理です。そのこと自体はいたしかたなし。私はうまく折り合いをつけていこうと思っています。

 先代以来FTラブの犬飼いになり 自分の犬を知れば知るほど 有名な先生の「犬は絶対に柵のあるところ以外放してはいけない」という当たり前のような思考が優等生でない私にはリアルに思えないわけです。事故を起こさない方法論としてはイイ指導ですけどね。
 自分の犬のことを まずよく見ること 、自分の犬はどうゆうヤツなのかとことん付き合ってみるとそのペアにとって自然な飼い方とその間合いが少しづつ醸成されていく。その過程の中で飼い主も犬も共に成長していく… 。そんなのが私の理想のイメージデス。

 そういう飼い方が許されるために 私は日本の犬社会がもう少しいろいろなことに鷹揚な社会であってほしいという気持ちなんですね。
“私の”犬を見ずして先生が「犬は絶対に柵のあるところ以外放してはいけない」とういう指導は まったく鷹揚さがないでしょ。直近の事故トラブル回避という目的にはかないますが そういう思考は結局 個々の犬飼いの成長を阻むんですよ。それは犬社会の成熟を自ら妨げていることだと私は思います。
 「ベイブ」ポチっちゃいましたか。変なこと言って散財させちゃって失礼しました。ワッハッハ!
ベイブ、レックス、フライと牧場主ホゲットとの主従関係(あえて主従関係) が私には理想の姿です。その理想に一歩でも近づけるように努めたいと思います。

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