『こころ』1,428日目


本日午後 新潟市近郊田んぼの中のオビ練フィールド
オビ練に勤しむ主従の背後は落穂ひろいに勤しむスワンの群れ…この時期の新潟市近郊 ウジャウジャいます。

ひとしきりおなかを満たしたスワンたちは夕暮れ前にねぐらの水辺へ戻ります。


 成人の日の3連休初日、新潟市付近強い冬型の気圧配置なれど予報に反し朝から比較的穏やかな天候です。ここのところ荒天続きで自宅至近松林、玄関前路上付近でのオビ練がやっとこ出来るくらいの状況でしたが 本日は午後 近郊田んぼの中のオビ練フィールドに向かい 基本のダミー練と 1/25開催千葉ポートパークオビ試合に向けた実践的オビ練と小一時間ほど充実した練習が出来ました。新潟地方冬の間は積雪やミゾレまじりの強い季節風が日常ですのでなかなか良い条件で練習すること出来ません。特にダミー練の方は積雪があればダミーは投下時雪中深く埋まってしまい ほとんど実戦的設定など不可能。それでもこの冬は新潟市付近未だほとんど積雪がありませんので 本日のように季節風穏やかな日はダミー練オビ練ともに貴重な練習機会です。

 まずはじめにいつもとうり基本のダミー練をおこないました。比較的シンプルな設定でロングブラインド130mほどのダブルと ロングマーキング130mほどを返しで2本。ロングブラインドは夏以降このフィールドでさんざん走らせていますので アヤツ本日は経験からくる読みで若干自分でダミーポイント特定しようとしすぎるきらいあり、もう少し主人をうまく使ってもいいような状況で 主従間合いがもう一つ合わず。ここしばらく天候条件が悪く久しぶりのロングブラインドでしたので若干主従の意識にバランスのズレがありました。それでも問題なく自力でダミー確保するのはアヤツならではですが 本日のように比較的難易度の低い設定では一見スムーズなダミー確保に見えますが こんなんでは実戦のフィールドでは通用しない、どんなに簡単な設定であっても もっと主従息の合った間合いでダミー確保に至るようにならねばなりません。ロングマーキングは課題のスタート位置で落ち着いて空中のダミー軌跡をマーキングすること 上々の首尾でした。

 オビ練の方、 1/25開催千葉ポートパークオビ試合に向け少しづつ形になりつつあり。天候条件が悪く年明けはほとんどオビ練フィールドに出れず、自宅至近松林小路か自宅玄関前路上でのパート練習反復するのみでしたが、本日は久しぶりに広いオビ練フィールド芝の上でOB1課題実戦的通し練習をおこなうことが出来ました。どんなにパート練習を反復しても やはり実戦的通し練習の中でしか課題切り替わりの出だしや ターン後のタイミング等 アヤツと息をあわせる訓練は出来ず、ここから直近試合までは 多少天候が荒れていてもオビ練フィールドに出て実戦的通し練を積み重ねていく必要性強く感じました。



オビ練 OB1課題
 オビ練動画でわかるように オビディエンスで要求されるヒールウォークと ガンドックとしてGRTや実猟の現場で必要となるヒールウォークとでは 実際の所作や主従の意識、集中力の使い道も全然違います。 
 私にとってもアヤツの中でも 両者はまったく別のものなんですね。 GRTや実猟の現場では 主従ともこれから目の前で起こることへの期待感の中…発砲音とその後の獲物の落ちる軌跡、付近藪の獲物の気配やニオイ等に 集中力と意識を研ぎ澄まし その上で主人と歩調方向をあわせヒールに付くことが 人も犬も余分なエネルギーなど使わなくともオートマチックに出来ていなければなりません。それがガンドックペアとして主人を中心とした強いゾーンに入った状態…Team KOKOROがこれから目指していくヒールウォークです。 
 オビ練動画のように犬が主人の顔を見上げ一挙手一投足に追随するような集中力の使い方では  ガンドッグとしての仕事、とてもじゃないがロングマーキングなど対応出来ません。
 但し 使役犬ペアとして犬と主人が息をあわせて目の前の課題や仕事に取り組むという部分、使役犬ペアのあるべき関係性 ということにおいては両者にそれほど大きな違いはありません。