『こころ』1,450日目


Team KOKORO 新潟市近郊里山フィールドにて

 2月最初の週末日曜日 Team KOKORO 新潟市近郊里山フィールドにてダミー練をおこないました。 昨日の阿賀野川対岸河川敷ダミー練にひきづづき 今日もGRTアドバンスクラスを念頭にロングディスタンス中心の実践的設定。さて首尾やいかに…。

 練習1本目、枯草荒地でのロングブラインド130mの練習では 昨日のロングブラインド150m練習時と同様 最後の残り30m〜50m送り込みに四苦八苦… 昨年までのミドルクラス設定で50〜80mのブラインド回収の練習を徹底的に反復してきましたので どうしてもアヤツの距離感意識ターゲットが中短距離になってしまっています。 これからアヤツが「一旦ブラインドで送り出されれば普通は100m越え」というようなイメージに頭が完全に入れ代るような工夫を していきたいと思います。一朝一夕に切り代えられる類のことではないのですが 練習設定を工夫することにより 我がTeam ロングブラインドの反復練習間合いを培っていく中で 時間をかけて仕上っていく事と思っています。スタート指示主人示差を信じ確信をもってOne push 100m程度送り出せるような 間合いを目指します。
 ロングマーキング練習に移る前に フィールド内を流れる 幅深さ2m程度の小河を越える練習をおこないました。 幅深さとも大したことはないのですが一部分岸がほとんど垂直に切り立った崖状になっている場所を選び励ましながら渡らせました。対岸に軽く放り投げたボールを大体の場所を指示して渡河させたのですが 下が流の早い水面で ほぼ垂直に切り立った2mほどの崖をずり落ちるギリギリの態勢で下り その後ほぼ垂直な対岸崖にジャンプ一発でとりつきなんとかよじ登ること 数回繰り返し 始めはやや腰の引けていたアヤツも徐々に自信をつけていく様良くわかります。たまたまこの小河崖部 万一落ちたとしても大きく迂回すれば上がってこれる安全の確保された場所 次回は主人も一緒にズリ落ちてやろうかと思っています…ワッハッハ!



ロングマーキング 180m x2本
 本日のロングマーキングは 180m 返しで2本連続。昨日河川敷とは打って変わり 枯草荒地での障害物コースの様相。今回 スロアーは黄色蛍光色のヤッケ着用で4mほどの盛り土上よりのスロー。スタート位置からは豆粒状なれどスロアー位置を犬が確実に把握できます。そのうえで空中のダミー軌跡をマーキング時喰らいついて追いきれるか否かの練習です。もうここまでロングの不整地を何往復もしているアヤツ 2本目帰路最後はさすがに疲れが出ています。
 まだまだまったくピンポイントでの一発確保とはいきませんが、ダミーポイント付近到達後 アヤツ主人指示をうまく引出しリカバリー 冷静にダミー確保しています。



ブラインド X マーキング ダブル 100m x 20m
 最後の1本は 本日もう大分走った疲れを考え 比較的易しい設定で気持ちよく獲らせてやろうと思っていた ブラインド X マーキング ダブル 100m x 20m。比較的整地された浅い藪のブラインド100mを コース目前空中を横切る短距離マーキングダミーに惑わされず 指示とうりブラインド先獲りするという設定、普通であれば アヤツにとって それほど難しくない設定にしたはずでしたが… なんと右側柵の外に放るはずの囮マーキングダミーが立ち木に跳ね返り コース上に転がるアクシデント…さてどうする。
 スタートにてもはやアヤツ行く気満々…その気合いに押され主人ブラインド側ダミーを明確に示差の上送り出しました。動画で見られるように アヤツ一旦は示差の方向に飛び出しますがその後 完全にコース上に転がるマーキングダミーに意識が移ってしまいます。主人改めて強めのバック指示にてようやくアヤツ まずは要求されている ブライド回収に意識が戻りリカバリーです。 一見囮ダミーの欲求にはまったように見える部分もあるのですが、 実はむしろアヤツにとって ブラインドか目の前のマーキングかどちらへいくべき指示なのか 瞬間混乱したという方が近い状況だったんだと私は思います。普通の設定であればアヤツはブラインド指示が先であること充分理解して行動します。
 今回はアクシデントでこのようなすごくカッコワルイ状況になりましたが 最後は主人指示を信じ冷静な判断でリカバリーした アヤツならではの good job だったと私は思っています。
なんでもないことですが こういった動き そんなに簡単に出来る事ではありません。
いいぞっ!『こころ』!

※ 練習時通常この状況で送り出す場合、走路上の後獲りマーキングダミーを犬が先獲りにいっても確保できないよう 別途人がすぐに踏みつけられる等の体制で臨む必要があります。