『こころ』1,505日目


アヤツ いい顔してます。


 3月最後の週末 新潟地方晴天に恵まれ 最高気温20℃に届きました。そんな中 Team KOKORO は新潟市近郊 阿賀野川対岸河川敷フィールドへダミー練に行ってきました。阿賀野川対岸河川敷フィールド、画像、動画のように田起こし前の田んぼのど真ん中 あぜ道を進んだ奥、ところどころ丈高の藪にも恵まれ 起伏はありませんがロングディスタンスの練習にはもってこいです。本当はロングマーキングを集中練習したいところでしたが我がTeam 専属スロアーが入院中の事情もあり本日はロング系のブラインドを中心に 走らせました。ポカポカ陽気で 練習なれども もう ほとんどダミー娯楽、本日の首尾的には右往左往、主人もアヤツもいろいろやらかしてくれましたが、そんなこと関係なく腹の底から笑いが込み上げる 週末の昼下がり。画像、動画での主人、アヤツの表情を見れば伝わるのではないでしょうか…ワッハッハ!
アヤツと野に出ると 本当に楽しい!



藪越えブラインド 100m
主人相変わらずのダンシングハンドラー… 超カッコワルイ!でもちゃんとアヤツ反応してます。
 この動画は練習前半 藪越えロングブラインンド時のもの 。スタート直後の薄い枯れ藪を越えて 100m先の藪内2mに仕込んだブラインドダミー回収の設定。直前に同じスタート位置で画面左側にて50mほどのマーキングダミーを回収していたためか ブラインド設定セットアップ送り出し後 左へ大きく流れてしまっています。最終的にはいつもの主従間合い誘導にてブラインドポイント藪へ送りこみ 回収していますが ブラインドでセットアップ送り出しの方向ブレが生じた場合、当然この動画のように右往左往する結果となります。通常我がTeam普通のブラインド設定でセットアップ送り出しの方向がこれだけブレること 最近はまずありません。 では何故方向がぶれたのか…。直前にマーキングをほぼコース上やや左となる微妙な位置で獲らせたことイメージが残っていたことは原因の一つ。もう一つもっとも大きな要因は セットアップ送り出し直後に通過した薄い枯れ藪の越え方にあると私は思っています。アヤツまずスタート直後考えたことは 示差方向に真っ直ぐ走ることではなく 目の前の薄い枯れ藪のどこをぬけるか考えているんですね。動画のように右の藪が最も薄いところを迂回して越えています。(距離にすると大したロスではりません) 一番楽で安全に抜ける経路はどこか…ということ、合理的に考えながら走るのは アヤツの特徴、この動画での誘導間合いのようにどんな状況でも主人をうまく利用するというような部分能力に代表されますが、 実はアヤツの最大の長所ストロングポイントなんですね。しかしながら今回の設定の状況ではスタート送り出し直後に数メートル迂回したことが 主人意図した方向指示への意識を薄めてしまって  結果大きく左へ流れてしまっています。たとえアヤツがどんなに聡明であっても セットアップ方向と合理的な迂回という2点、一度に二つのことを集中して考えること出来ないんですね。
 このようなケース我がTeamの今後の対策としては 主人明確な方向示差送り出しがあった場合は障害物があっても基本示差方向に沿って真っ直ぐ通過するように教え込むということです。 ただ通過経路を自ら考え判断する能力というのもアヤツが遭遇する山野歩きや 千曲川実猟回収(今シーズンは失業) では極めて大事な能力です。(GRT等ではあくまで主人の意のままにという部分が尊重される文化ですが…) 主従 八ヶ岳南麓での山野歩き時 トレッキングコース遊歩道を少しでも外れると 常に猟罠遭遇のリスクがつきまといます。実際 ダミーブラインド設定をした場所のすぐ奥近くで 猟罠に遭遇した経験あり。主人もかなり神経を使って歩いていますが、アヤツが意欲に任せ不用意に藪に突っ込むような犬では危なくて 山野歩きなど正直出来ません。また千曲川実猟回収に必ず伴う 千曲川本流岸部急崖下りでの水面へのアクセスにおいては 降りられる場所を瞬時にその場付近の地形から判断し果敢に下っていく能力が正に問われます。降りれるということは数キロに及ぶ獲物を咥えて尚且つ上がってこれることが前提。上がってこれないということは死を意味します。 このように犬が自ら判断するという行動の可否は ケースバイケースで とても一言で片づけられる要素ではないんですね。
 動画の最後でダミー回収後 ボールを放って 薄い枯れ藪のど真ん中を意識的に越えさせること主人試していますが 一朝一夕には当然いきません。ただアヤツ ブラインドxマーキング でのブラインド先取りのように 主人意図を理解してしまえば問題なく対応できるようになると思っています。



ブラインド x マーキング 鋭角 100m
 練習後半は超娯楽的設定 ブラインド x マーキング 鋭角 100mです。 ブラインドは100mほど走った左側藪の2mほど奥。放り投げられたマーキングダミーは距離50mほど、スタートからみると ブラインド x マーキング 角度15°くらいでしょうか。 まあ普通はちょっとない設定。 実は動画の前に同じ設定で走らせて ほとんどマーキング側を越えるあたりまで 方向ブレなくブラインド方向に走れていたのですが… 途中走路と直角に横切るあぜ道に迷わされアヤツ 後獲りマーキングダミー 側に吸い寄せられる結果に。 もうそれを獲ってしまった時点でアヤツよく意味をわかっていましたね…戻る途中で主人の顔を見ながら停止…。 とくに叱責とかではなく無言で受け取りもとの位置にマーキングダミー放り投げで仕切り直し。動画はここからのものです。
 主人セットアップ送り出し方向にほとんどブレなく進んでいますが アヤツ 自らマーキング側ダミーを相当意識警戒してますね。こういうところが本当にアヤツらしい。 左側藪の際に沿ってブラインドポイント方向へ送り込む主人誘導は意図どうり成功、今回はポイント付近でダミーを感じる事出来ず なぜかさらに50mほど奥へ。ここで主人今回は一旦 戻りながらマーキング側ダミーを獲らせて終わらせること選択、そのとうりアヤツ リコールホイッスルに従い戻りながらマーキングダミー回収。
 その後アヤツと共に歩いて 100m先のブラインドダミーを回収にいったのですが… なんと付近藪へ侵入したアヤツ… キジをフラッシュ! なぜさきほど ブラインドダミーをとうりすぎて 何かをサーチしていたのが 全て合点がいきました。
付近広範囲 キジの残臭だらけで アヤツ ウハウハだったんですね。ワッハッハ!