『こころ』1,549日目


5/11 蓼科GRT

バックは山腹に雪の残る 蓼科山

とうちゃん秘蔵のシングルモルト Suntory 白州12年 残りわずか…


 Team KOKORO 昨日は蓼科GRT アドバンスクラスに出走してきました。我がTeam ここ蓼科GRTフィールドで過去3年ノービス、ミドルとして出走してきましたが いずれもGRT競技に成らず…という状況に陥っています。いわゆる土俵際で踏ん張りきれず という状況であったのですが アドバンス犬として望む今年の蓼科GRT 首尾やいかに。

 ここ蓼科フィールドは標高1,550m 、非常に日差しの強い中 真っ黒なアヤツの背中はみるみるあっちっちな状況。 アヤツ 高温と強い日差しの影響は比較的 テンション、集中度に影響が出るタイプなのですが…  Team KOKORO そんな中 最後までよく健闘し ジャッジ評価として大変立派な成績を収めることができました。
 
  日ごろ主人とともに松林や河川敷 山野に出たとき、ダミー練に熱中しているとき、実猟でハンターさんと猟場回らせてもらっているとき 等のノリノリキレキレのアヤツをよく知っている私からみると 昨日蓼科GRTでの 4種目 アヤツのテンション、集中度、ノリノリ度は まあいつもの半分程度かなあと感じながら各種目まわっていました。 本来のアヤツの動きからすると 昨日各種目の動き キレ、勢いとも 比べるべくもありませんでしたが、 そんな中でも  今のアヤツがまあ普段とうりの動きをすれば獲得出来ると思われるジャッジ評価ポイントの 8割程度を 今回は既になんとか取れているんですね。

  これは 主人の希望することを理解し、 蓼科GRT試合 アヤツからみれば気持ちの上でまあイロイロなガマンがあったのですが そんな気持ちをアヤツ自らコントロールしてキチンと仕事として完遂して見せたということ。各種目戻りの脚もだいぶスピードが落ちアドバンスとして一見見栄えのしないレトリーブに見えますが 実はこれはそんなに簡単に出来ることではないんですね。
  ちょと大げさですが 昨日はアヤツかなりの部分 "私"のために動いてくれていたんですね。少なくとも私はそう感じました。
 うれしかった! 『こころ』ありがとう!


  過去3年間のGRT転戦でいくつものフィールドまわりました。 アヤツにとって 経験上でしかありませんが ここ蓼科GRTフィールドが 結果的にいろいろな意味で一番ノリきれない場であること明らかでした。 今回も まだまだアヤツ普段とうりの ダミー サーチ回収への気持ちの盛り上がりに突き動かされるところにはまったく至りませんでしたが それでも今年ここまでアドバンス3戦12種目走って 取れなかったのは初っ端の1本のみ。(しかもアヤツらしいその理由ははっきりしています) もうアドバンス犬としての最低ラインは 立派に乗り越えましたね。その上で我がTeam まだまだ発揮すべき伸び代 充分残っています。
 蓼科GRTがアヤツにとって 主人との普段のダミー練のように ほとんど娯楽といった位置付けにできるようになったとき きっとどこのフィールドでも関係なく 爆発して見せてくれると思いましたし 私はいずれ問題なくそうなるであろうと思っています。
 
  ガンドックの仕事っていうのは 義務感でする仕事ではありません。基本はFTとしてのDNA 獲物補足回収 への期待感で 気持ちが突き動かされフィールドへ飛び出していくノリノリキレキレな部分と 主人指示にあたりまえのように従えるステディネス(犬と話がついている状態) 主人意図を理解した上目的に対して犬が自ら的確に判断し動く=ハンドラーとの精神的な一体感(リモコンのようなハンドリングとはまったく違います。) それら3要素が高いレベルでバランスよく兼ね備えられたペアが GRTアドバンスクラスでは 初めて上位に入ってこれるんですね。 (実猟回収仕事に関しては これら3要素に 勇気と経験が付け加わります。ただしFT犬にとって猟場に着いた時点で既にその期待感けた外れですが…ワッハッハ!)

  アヤツとTeam KOKOROにとって 果たしてその3要素が兼ね備えるに至ってきているのか否か… サマーブレイク後 秋のGRT連戦で問われるのは正にそこだと思います。
  今年の蓼科GRT アヤツの気持ちの中での土俵際の踏ん張りで  見事次につながる試合にすることが出来ました。
Team KOKORO 一歩前進