『こころ』1,603日目


里山ダミー練帰路、新潟市(旧巻町)角田浜にてリセット、対岸は佐渡ヶ島

角田浜灯台


 7月初めの週末土曜日 Team KOKORO いつもより大幅に出遅れましたが6:30出発にて 新潟市近郊里山フィールドへダミー練に出発。
里山フィールド 谷あいに開けた窪地のため それほど長い距離のレトリーブ設定は出来ません。本日の課題はセットアップ送り出しの方向ブレ修正と 久しぶりに短距離でのTeam誘導作業 コントロール基本の復習です。


直線ブラインドダブル 110m x 80m
 この設定 マーキングもブラインドも 以前からアヤツ何回も走っていますので それほど難易度は高くありません。右は池の柵、左は急傾斜の森、夏道を越え奥の急傾斜森手前に左右横切るクニックと犬の肩丈下草が広がっています。クニック手前のフィールド最奥草中と 手前30mの肩丈下草の中に 各一つづつ 完全ブラインドでダミーセット。比較的走路エリアは限られていますので セットアップ送り出しの方向ブレ 走行の横流れは生じにくく 真っ直ぐドン突きまで走ってほしいコース設定。 アヤツにとっては ここしばらく続けて練習してきた 開けたフィールドで真っ直ぐ走る課題に比べ走りやすいと思います。それと共に開けたフィールドと違い ドン突きでまで行って ダミー回収してくる 経験も久ぶりに味わってほしいところ。ドン突き手前30mほどは肩丈下草とクニックに向かった緩やかな下りでハンドラー位置からまったく犬は見えません。 どちらかというと送り込み後 ドン突きのエリアでどれだけスムーズに犬が自力サーチ確保できるかが問われる設定となりました。
 セットアップ送り出し時の アヤツ腰の向き、主人の指差フォームは先週来試行錯誤練習してきた形に固まってきました。飛び出し方向は概ね良好、夏道手前の草丈が高いエリアは往復とも左右に数mほど膨らんで回避する経路で走るあたりはいかにもアヤツらしいチョイスです。 私は 1本目手前を獲らせて その後2本目奥へ距離を送り込む練習のイメージでしたが アヤツ何も言わずとも始めっからまずは真っ直ぐドン突きまで走るつもりでしたね。  奥のダミーは指差方向真っ直ぐの位置ほとんど サーチひと回りで確保した模様。返しの2本目当然アヤツは ドン突きから30m手前にダミーがあることなどわかりません。ダミー付近通過の直前 主人"さがせ"号令からサーチホイッスルを送りますが アヤツ "感じる" ことなくドン突きまで一直線でした。アヤツ "2本目もドン突き"との先読みは明らか… このあたりの距離感をいかにうまくアヤツに伝える間合いを醸成していくかが課題です。(完全に瞬間で止められるようにするのも考え方の一つ…これがセオリーかもしれません。ただ私は今回のような設定状況であれば出来ればアヤツの動きを止めずに距離感を伝えられる間合いにしたいです。難しいかもしれませんが。)しかし ここからの対応はさすがアヤツです。ドン突きまで走り 付近サーチ数回り後 左右に大きく流れず 指差方向真っ直ぐの手前へ戻りながらサーチ、首尾よく手前30mの2本目ダミーを"感じて"あっという間に確保成功…いいぞっ『こころ』!
  アヤツ この状況でのやるべきこと良くわかっています。 主人セットアップ指差方向走行、自身のマーキングに沿った走行  その経路一直線上にダミーポイントがあると理解してくれば サーチ時右往左往することなくなってくるはず… 我ら大崩れしないガンドックペアになれるはずです。


短距離ブラインドダブル 50m x 40m
  本日の短距離設定ブラインドダブルは 方向ブレのないセットアップ指差送り出しと 近距離でのTeam誘導作業 コントロール基本の復習(もうこれは犬を止めることに尽きます)です。
  画面奥左と右の 森手前に2本完全ブラインドで ダミー配置してあるのですが、アヤツどうしたわけか ヒールウォーク前 主人ヒールに付いた時点ですでに右側のダミーを完全に"感じて"いましたね。
主人もそのことに気付いており 右側のダミーに気を取られ集中が若干散漫なアヤツにヒールウォーク前軽く喝を入れています。スタート位置でアヤツすでに完全に先読みでテンション盛り上がっており、1本目は右側ダミーを確保することしかもはや頭にありません。こうなれば 主人あえて左側のダミーを先獲りするようセットアップ送り出しせざるおえません。
 ここまで犬の右先獲り意識強い中 指示で左へ向かわせることは 本来非常に難しいことです。 明確に左側に向けセットアップ指差送り出しをおこないましたが アヤツ自身を支配する先読み欲求に負け ぐっと右へ舵を切ります。ここで主人一喝 走行を止められ仕切り直し、さらに軽くセットアップして再送り出しするもまたしても右流れ… ここでアヤツ本当に久しぶりに主人から強く叱咤される結果となりました。その後の再送り出しではあえて大幅に左方向に出し 回り込ませて無事先獲りの左ダミー確保、その後ようやくお目当てだった右をアヤツ拾わせてもらいました。 先獲り左ダミーサーチ時 簡単なブラインドにも関わらず"感じる"ことがなかなかできず Team誘導コントロール過多の状態になっていますが おそらく右ダミーへの意識が相当強かったための集中(執着)不足によるものなのかもしれません。
  コントロールのトレーニングで犬の先読みを切らねばならぬ状況では どうしても犬の領域自主行動意識の制約や勢いを削ぐ流れになってしまう部分も出てきてしまいます。ですので日常的には 流れでこういった練習になってはいけないように思っています。今回は私の中では明確な理由があって 我がTeamとしては異例の強い叱咤がありましたが  これはその行為に対し 犬にどれくらいの強度で指導 心の負荷 を働きかけるのが適切か…という部分 犬の個体やペアによってケースバイケースです。練習後萎縮したり犬に大きなダメージが残らないで尚且つ主人強い意志を 犬のメモリーに明確に植え付けられれるかが胆。我がTeamの場合 ほとんど24Hアヤツと共にいますが 月に1回あるかないかくらいの指導頻度、しかしこういったアヤツに 主人強い意志を伝える場面というのは 適正な頻度でポイントポイントに必ず必要になります。その少ない機会 我が主従にとっては貴重な機会でもあります。普段は大アマチャンな我が主従ですが…。
一回一回粘り強く対応していく必要があります。

  明日日曜は もうめんどうくさいこと四の五の言わず 広大な阿賀野川河川敷フィールドでシンプルなロングマーキング 思いっきり走らせてやろうと思っています。



The Doobie Brothers - South City Midnight Lady
里山フィールドへの往き帰り 海岸線風光明媚な越後七浦シーサイドラインを走ります。(冒頭画像)  夏が来ると The Doobie Brothers聴きながら流すシーサイドライン…最高っす。
The Doobie Brothers…アメリカLAロックの雄。ホテルカリフォルニアのイーグルスと同時期に人気を博したバンドです。リアルタイムに聴いていた好きだったこの曲 「South City Midnight Lady」…私 中学生でした ワッハッハ!