『こころ』1,617日目


 Team KOKORO 週末土曜日 夜も明けきらぬ未明4:20から 阿賀野川河川敷フィールドにて シンプルなロングディスタンスのダミー練をおこないました。
先週末は伸びた下草に全面覆われたフィールドでやや実戦的な設定でしたが、本日は下草の短い芝のフィールドで 走行中ダミーを発見目視しやすい条件の難易度としてみました。



基本ブラインド練 90m x 170m 完全ブラインド配置
 基本ブラインドは 90m と 170m のダブル。スタート位置を変えずにダミーI型配置ですが 走行中のアヤツに距離感を伝え 手前先取りさせた上 で返しの2本目は 170mを完全ブラインドで送り込むイメージでした。 セットアップ送り出しの方向ブレ無く指差方向に真っ直ぐ飛び出せること、走行中のアヤツに 90m 170mの距離感を適切に伝えられること、170mの距離を完全ブラインドで送り込むこと が課題です。首尾やいかに。
 ブラインドダミー配置位置からスタートに向かって いい風が吹いて風下からのアプローチとなり ニオイをとるには最高の状況でした。  送り出しの方向ブレはほとんどなく概ね良好ですが やはりある程度真っ直ぐ走ったあと 若干左流れになるクセ 1本目 2本目とも 見られます。
 最高の風下状況ゆえ アヤツ2本目はかなり手前から "感じて"いたようで 結果2本ともロングホイッスルで誘導が入りましたが それほどバタバタせずダミー確保は成功、ただし フィールドのダミーが目視しやすい難易度 と風の条件が良好ゆえ 比較的何事もなくダミー確保出来ていたにすぎません。 先週のような全面下草の実戦的フィールドでしたら おそらくもっと右往左往の結果となっていたように思います。左側に広がる水辺の深い藪にどうしても引っ張られやすいフィールド状況ではありましたが 直進走行の基本まだまだまったくなってないと思います。
 



ロングマーキング 220m (170m先の30m幅駐車場越え)
  練習後半のロングマーキングは 下草の低いフィールド状況以外は 比較的難しい設定としてみました。 170mのフィールドをいっぱいに使い さらに30m幅の駐車場の先 隣のフィールド上(サッカー場)にダミー投下。
  同じフィールド内で 距離220mであれば 下草も低いですし アヤツ概ねスムーズにアクセス出来たと思います。また2枚のフィールドに渡ったコース設定でも 道1本隔てた程度であれば アヤツ奥のフィールドまで含めてのサーチエリア認識でサーチに入ると思うのですが 今回の設定 "170m先の30m幅駐車場越え"で隣のフィールド奥がダミーポイントとは まったく読めなかったようです。 それでも先ほど完全ブラインドで170mを獲っていますので 170mはマーキングポイント方向にブレなく真っ直ぐ走れています。 170m走ってフィールドの端までくればもうそこでサーチに入ること アヤツの経験上適切な判断です。左右ある程度流れて必死にサーチしていますが しかし今回は当然それでは ダミーを見つけることは出来ず ここでアヤツ 主人指示を確認します。 170m先の30m幅駐車場越え隣のフィールドまで送り込む ことを伝えるのに 四苦八苦しましたが 最後は  "奥だっ!"の主人指示を信じ ダミーポイントまで送り込むことに成功しました。
  動画のとうり バタバタで非常に出来の悪いレトリーブに見えますが こういったTeam が窮地に陥っても 最後は 意図どうり ダミー確保できた成功体験を アヤツの頭のど真ん中にインプットできたこと 非常に意味のある1本だったと思います。
  170m先で 犬が確信をもって一旦サーチに入った状況で アヤツ冷静に主人を利用して指示を引出し フィールドどん突き170m付近にダミーはあるはずという経験上の先読みを切り(主人指示を信じ) 220m先の隣のフィールドまで 走り込んでいく…普通は簡単に出来る事ではありません。
  マーキングとはいえ 目標物が無ければ この距離になると距離感を適切につかむのは 犬にとって非常に難しいことなのかもしれません。