『こころ』1,638日目


本日早朝 阿賀野川河川敷フィールドにて

Team KOKORO Plus-one ヨーキー『小太郎』

撤収準備中


 8月2週目週末、GRTサマーブレイク期間も後半に入り Team KOKORO 今週から 少しづつ実践的練習を取り入れていきます。 主な習得すべき課題は コントロール = 犬を止める事に尽きる。少しづつTeamの出来具合を見ながら 基本と実践 日を分けてバランスよく練習積み重ねていこうと思います。
 本日は比較的実践的に近い内容となるようコース設定するため新潟市近郊 阿賀野川河川敷フィールドの 草丈の高いエリアを使いました。 このエリア 本日の草丈 青々とした新葉が夏の暑さと湿気で急激に伸び 人の腰高まである状況、ロングマーキングでも ダミーポイント到達後 全面の腰高草丈薮に埋没したダミー位置を正確にサーチ把握し 確保すること容易ではありません。一度目を切ったら もはや鼻が使えない人力では 配置したダミーを探して回収などほとんど不可能です。ハンドラー位置からアヤツの動きは全く見えませんでしたが スロアーによると アヤツ マーキングにより把握したダミーポイント付近まで到達後 やや大きな円を描きながら適切な範囲(スロアーのダミー投下範囲)のサーチを開始。徐々にその半径が小さくなりダミー確保に至るパターンがほとんどだそうです。これはハンドラーが教え込んだりしたことではなく アヤツにとっては 延々積み重ねてきた サーチからダミー確保に至る成功経験に基づく 自然な行動にすぎません。正に犬のサーチ(ハント)能力 嗅覚をフルに使った作業 FT犬 ガンドックの面目躍如たる部分。動画でも 腰高草丈薮にアヤツ突入後 ほとんどハンドラー介入なし (… 見えないので介入しようがないんですね)、ここからは完全に犬の領域 もう犬が自力でなんとかするしかないんです。但し アヤツ サーチ範囲の基準や ダミーポイントまでの走行の基準に スロアーの位置を明らかに使っています。特に今回のロングマーキング設定のような腰高草丈薮で走行の方向と距離感が把握しにくい条件では非常に有効ですが 本来自然のフィールドにはスロアーなどおりません。適宜目印となるスロアーがいない状態でのロングマーキングも練習に混ぜていかねばなりません。



 ブラインド80m先取 x ロングマーキング 120m

ブラインド60m先取 x ロングマーキング 120m
 スタート位置でロングマーキングを取りに行く気満々のアヤツに 逆側ブラインドを先取りさせる設定。失敗させないよう先取りのブラインドは下草の刈り込まれたエリアで走らせ 難易度を落としています。
ダブルでブラインド側先取りはGRT試合時 普通によくある実戦的な構成、ハンドラー指示に沿って 犬が先読み欲求をふりきり 主人意図どうり動けるかどうか試される設定。 今朝はスタートでハンドラーセットアップ示差方向へブレなく真っ直ぐ走るブラインドの基本が もう一つ良くありません。 ブラインド側は ストップホイッスルによるコントロールでなんとかダミー確保。ややハンドラーコントロールが過多になってしまっています。もう少しスムーズにブラインド側確保できるよう 短い距離で犬との意思の疎通を確実にとる 基本練習積み重ねなければなりません。アヤツ どうしてもマーキング側が気になり ブラインド側への執着と集中が若干普段より落ちる印象を持ちました。



 ブラインドダブル 70mx110m
完全ブラインドのダブル。これも難易度を下げるため下草の刈り込まれたエリアで走らせました。
 1本目 70m側は ハンドラーセットアップ示差方向へブレなく飛び出す部分は悪くありませんでしたが もう少しスムーズにブラインド側確保できるようにしたい。ターゲットがボールで ダミーより小さく見つけにくい設定ではありましたが ハンドラーコントロールが過多の状況に陥っています。まるでリモコンで犬を動かすような状況… 腰高草丈ロングマーキングでアヤツが見せたような もっと犬が自らのサーチ能力を発揮できるような間合いに導かねばいくらコントロールが効いてもスムーズに確保することなど出来ません。 普段からうまく確保できなくてももう少し犬に自力で確保する意識が強くなるよう ハンドラーの手の出しすぎには要注意。コントロールすればいいってものじゃない。バランスが悪すぎる…ハンドラーがヘボだから犬の足を引っ張る典型。

 2本目110m側は腰高草丈との刈り際に沿って走る設定。アヤツ ここまで今朝は さんざん腰高草丈に飛び込んでいっての サーチ回収をこなした後でしたので どうしても腰高草丈の中にターゲットがある意識が強い状態です。今朝の練習の流れからすれば 無理からぬことですが その先読みを切って 手前のエリア ブラインドのボールをもっとスムーズに確保しなければなりません。セットアップ示差方向に対して どうしても左側腰高草丈に流れていってしまうアヤツを結局 一度は戻し さらに何度もコントロールしてようやく誘導確保成功。 まったくなってない走りですが 唯一の良かったことは 我がTeam GRTサマーブレイク期間後半に克服すべき課題が凝縮 ハッキリと認識できたことです。
 ここが我がTeam サマーブレイク期間 後半課題克服へのスタートラインです。




日曜日よりの使者/ THE HIGH-LOWS 1995年
イギリス マン島TTレース。天国に最も近いと言われる公道レース。
ハイローズの「日曜日よりの使者」、本田F1のCMソングとしても使われていました。実に元気の出る一曲。
どんな分野でも チャレンジャー であることは素晴らしいことです。
Team KOKOROもかくありたし