『こころ』1,653日目


今朝の新潟市近郊阿賀野川河川敷フィールド。
下草丈 ちょうどダミーが埋没する高さ。基本ダミー練に最適。

今日も絶好調フィールド系ヨークシャーレトリバー『小太郎』。この草丈だとコヤツ 「走る」= 「飛ぶ」になります。ロングディスタンスは無理…ワッハッハ!


 我がTeam 今週末取り組む シンプルに長い距離をひたすら真っ直ぐ突っ走るロングマーキング基本練習 2日目、昨日よりも若干距離を抑えて 出来るだけスロアー基準ではなく マーキングポイントに直行できるような設定にしてみました。
100mx2、130mx2 はスロアー付、150mはスロアーなしの設定。我がTeam専属スロアーのスロー能力は 通常GRT競技会時の男性スロアーに比べ 距離、高さとも半分程度、逆にマーキング力強化のためのトレーニングとしては最高のスロアーです。GRT試合時は普段練習よりはるかにマーキングがしやすいといつも感じます。 下草丈は ちょうどダミーが埋没する高さ、基本ダミー練に最適。走行中は投下後ダミーの目視は出来ません。
距離、スロアー有無によるアヤツの走行の仕方を確認しておくのも 今日の練習の目的の一つ。 首尾やいかに。



ロングマーキング 100m X2 スロアー付
 都合5本ロングマーキングをアヤツ走ったのですが 始めの100mx2 スロアー付 についてはねらい通り スロアー基準とせずマーキングダミーポイントに直行する走行概ね出来ています。あくまでもこれがマーキング回収のスタンダートですね。
ダミーポイント到達サーチモードに入って以降のアヤツの動き 若干いつもより鼻が弱い印象を持ちましたが  サーチしながら動きを止めず ハンドラーのハンドシグナル手の動きを アヤツ必要に応じ瞬間でチラ見レスポンス良く反応 私をうまく利用して サーチ範囲の修正をしています。ロングマーキング種目と言えども我らは必ずTeam作業なんですね。これがTeam KOKOROたる所以。概ね上々ではないでしょうか。



ロングマーキング 130m X2 スロアー付
 130mx2 スロアー付 は先ほどより若干距離が延び その分 マーキングダミーポイントまでの走行が無意識に多少左右に流れやすくなります。アヤツ 飛び出した後 状況に応じ スロアー位置を走行基準アンカーに使うか 直接ダミーポイントに走り込むか ケースバイケースで判断しているのがわかります。1本目の右へのスローがもう少し高くて遠くまで放られていたら おそらくダミーポイントに直接走り込んだのではないでしょうか。 いずれにしても130m〜150mが アヤツ スロアー位置を走行基準アンカーとして利用しようと考える 境界距離のようです。(ただし 下草丈、風 、地形等の状況により判断 適切に変えてくると思います。)
今日はいつもより鼻の効きが若干弱いような印象、サーチが左右流れた所で ロングホイッスルコントロール(我がチームローカルルール「そっちじゃないぜ 反対だっ!」)にて 犬を止めずにダミーポイント方向へ誘導しています。前後の距離感にはほぼブレがなく サーチに入れていましたのでこの程度のサーチ範囲流れであれば  我がTeam この状況では ストップホイッスルコントロールで犬の動きを完全に止めて 指示誘導するのではなく 動画のような犬の動きを止めることなく 最低限のハンドラーコントロールにより 犬がハンドラー指示を必要に応じて自らチラ見反応して 誘導する間合いの方が 流れが止まらずに 自然です。まだある程度範囲が広い状況とは言え、確信をもってサーチに入っている犬を もうここまでくれば出来るだけ犬の元々持っている能力主体でターゲット確保するように導くべきと私は考えています。  但しあくまでケースバイケース。
※ このあたりは れぞれのペアーの間合いによります。また評価の分かれるところと思います。(ケースバイケースですが むしろ完全に犬の動きを一旦止める事の方が一般的にはセオリーと思いますし、その理由も理にかなっていると思います。)



ロングマーキング 150mスロアーなし
 最後は150mスロアーなしです。本日もここまでかなりの距離走り込んでいますが アヤツ最後までよく走ったと思います。 スロアーなしですので 走行基準アンカーとなるものが何もありません。ダミーも下草に埋没し走行中目視は出来ない状況。さらにアヤツから見てダミーポイント背後に目標物となる立木 建造物等が無いようにうまく設定してあります。
 アヤツ 飛び出した後 ある程度の距離(100m強くらいでしょうか)まではひたすら真っ直ぐ突き進みます。その後 ハンドラーの手の動きを アヤツ必要に応じチラ見(背中に目が付いているかのようにいつも私感じます。) しながら 慎重にダミーポイント方向へ 扇状ジグザグに動き 前方ある程度の範囲を探りながら奥へ進んでいきます。ダミーポイント付近到達をハンドラーのホイッスルで伝えると 付近サーチ範囲がみるみる狭まり ダミー確保成功。先ほどまでのスロアー付ロングマーキングと 走行の考え方がまったく違います。実に合理的に 状況に応じ走り方を変える。常に考えながら走っていけるこういった部分がアヤツ最大のストロングポイントだと私は思っています。 考える内容は 主人意図を理解するということだけではなく ダミー配置やコース設定、スロアーの有無や種目、難易度、 フィールド状況、地形起伏、風等 気象状況にあわせ Teamの共通目標 であるターゲット確保のために 常に合理的に考え瞬時に判断して動いています。 これは 私が教え込んだことなどほとんどなく 我がTeam豊富な練習量の中で経験してきたことを アヤツ自らの動きの中で当たり前のようにフィードバックしている結果です。 もうこれは FTのDNAとしか言いようがありません。
Team KOKOROらしい上々の内容と思います。