『こころ』1,666日目



本日早朝 新潟市近郊阿賀野川河川敷フィールド ダミー練終了後 お楽しみタイム

 9月に入り 今年は早くも秋らしくなってきました。犬と遊ぶにはいい季節になってきましたね。
9月最初の週末 Team KOKORO は いつもの新潟市近郊阿賀野川河川敷フィールド 草丈の短い方にて 基本練を中心にトレーニング(ダミー娯楽?)おこないました。
8月最後の先週末は 阿賀野川河川敷フィールド 草丈の高い方(人の腰高丈!)にて 少し難易度を上げて実戦的な設定でのダミー練をけっこうこなしましたので 、そもそもアヤツからはほとんど 草丈に遮られハンドラーとコミニュケーションをとることが不可能なフィールド状況だったゆえ 距離が出た後 アヤツ最大のストロングポイントである 主人をうまく利用して主従一体となりターゲット確保に向かう 意識が若干スポイルされる状態になっていました。 アヤツから見れば現場の状況を考えれば無理からぬことなれど セルフサーチ(自力でなんとかする)意識が強化され過ぎると アヤツの頭の中がニュートラルではなくなる方向へどうしても推移しますので 一般的な難易度設定に戻った際 そのしわ寄せはすぐに露見してくるわけです。 先週末 少し設定難易度を上げすぎたことと その状況で 数をこなしすぎたこと はTeamとして ハンドラーの反省点だと思いました。(ただ千曲川で 数少ないですが 我がTeam過去経験させてもらった 実猟現場ではこんなのは幾らでもあるシュチュエーションだと思います。)
 特にアヤツの場合 非常に敏感な犬ですので こういった 経緯の影響というのが実に顕著です。 ガンドック仕事は犬と人との共同使役作業ですが、アヤツも私も いつでも安定して作業をこなせる使役ロボットなどのようには決してそつなくさばくことなど出来ず、 悲しいかなメンタルに大きる左右される 生身だっていう事ですね。要するにアヤツ先読みに 頭の中を一旦支配されると 現状ではそれをふりきってニュートラルに戻すことなど 至難だということ…でもこんなんじゃダメだと思います。
 しかしそういった経験を 繰り返し 修正していくたびに Teamは少しづつ強くなっていくんだと思います。 Team KOKOROは今までもそうしてきましたし アヤツの底力 実はこんなもんじゃないと私は思っています。もはやハンドラー次第!

というわけで今週末は ニュートラルな主従のバランスを 一旦 元に戻すべく 基本中心のトレーニングとなりました。 さて首尾やいかに。



ガンドック基本ベーシックトレーニン
この動画の内容は 我がTeamたまにやるのですが 英国のガンドックトレーナーが初級者向けにガンドックの基本ベーシックトレーニングをレクチャーした内容を収めたDVDを参考に いろいろ組み合わせたトレーニングです。 フィールドのほぼ中央に犬とハンドラーが立ち 始めに360° 4方向 犬に見せながらダミーを放り投げ 任意の方向のダミーからセットアップで送り出して回収するという繰り返しです。ダミー回収後すぐにハンドラーは元の位置にダミーを放り返して さらにそれをふりきらせることにより 犬にターゲットを絞らせない(先読みさせない)、送り出し方向と回収ダミーはハンドラーが決める というガンドックとして基本的な部分を犬に伝える というのが このトレーニングのねらいです。
 今の我がTeamに必要な要素がいっぱい含まれています。



マーキングダブル 90m
 あえてスロアーを ブッシュの後ろに隠した設定ですが この距離ですからマーキングは空中のダミー軌跡充分に追い切れる状況であったはず。しかし結果は アヤツ スロアー位置を基準にサーチに入る走行の流れで ブッシュに突入 ウラ側まで回り込んでしまっています。 ハンドラー脇でのマーキング時 もっと頭の中がいつものようにニュートラルな状態であれば アヤツ合理的に判断し ダミーポイントにピンポイントでアクセス出来たはず。先日来の練習で 藪の中に飛び込んでいくイメージがやはりどこか 先読み的に残ってしまうんだと思います。 この意識は次の動画 ブラインドダブルの2本目 でも露見しています。
『こころ』! とうちゃんは納得してないぜ。



ブラインドダブル 100m、後半 送り出し基本確認150m
 練習最後はブラインドダブルの100m 右側のポイントから先取させています。 送り出し後の走行、ブラインド回収の基本である ハンドラーの指し示した方向にブレなく確信をもって犬が走り込むという部分 、今日のアヤツは全く意識出来ていないことがわかります。6月、7月と練習積み重ねていた部分 を発揮すること出来ていません。左右ともコースサイドの 藪や側溝くぼみが気になって 慎重な走りになってしまっているんですね。ケースバイケースで慎重に探りながら進むのは 悪くないのですが、今回は明確にハンドラーにセットアップして送り出されているのですから 指し示した方向真っ直ぐ先にターゲットは必ずあるはずという 確信をもって走り込む意識がもっと前面に出てこなければなりません。これが犬に伝わっていないという事は セットアップして送り出しているのもかかわらず ハンドラーがまったく仕事をしていないに等しいわけです。特に左側2本目 飛び出した直後 左側藪に吸い寄せられていく動きは 先日来の練習の影響が顕著に露見していること明かです。
 そこで 2本目回収後 急遽 150mの距離を真っ直ぐ送り出す基本の練習を組み入れました。犬をスタート位置で待たせてハンドラーのみが真っ直ぐ150m歩き フィールド端若干下った下草内にダミーをそっと置き そのままスタート位置犬の脚側まで戻ります。この時点でスタート位置の犬は ハンドラーがダミーを置くところ と真っ直ぐ150m歩いていって戻ってくるところは見ていますが 置かれたダミーじたいは目視できません。 その上で 丁寧にセットアップ送り出し 犬にダミーポイントまでほぼ真っ直ぐ走らせます。 犬にダミーセットとハンドラーの歩行経路をつぶさに見せることにより スタート時セットアップで指し示した方向真っ直ぐ先にターゲットは必ずあるという 確信をもって走ること 頭のど真ん中に再びインプットさせるための練習です。
 アヤツ ほぼ150mを確信をもって真っ直ぐ走り込んでいけましたので あとはこの練習を反復し強化していくだけです。直近のブランド2本の走行と較べ その質の違いは歴然としています。
こうじゃなければいけません。 Team KOKOROのブラインドはこの走行を目指します。



スターライトパレート / SEKAI NO OWARI
最近気に入っている 『世界の終わり』 の スターライトパレード。 代々木でのLive動画 YouTubeで見つけました。
メロディーがすごく美しいところを私は気に入っているのですが、彼らが自分たちの音楽作品に対して 妥協なく取り組んでいる姿勢が このLiveから伝わってくるような気がして 心を動かされるんだと思います。
スバラシイ!
Team KOKOROもかくありたし