『こころ』1,736日目


画像は昨年年末 新潟市青山 松林

 今朝は久しぶりに比較的穏やかな朝を迎えています。ここしばらく冬型の気圧配置ゆえ新潟市付近日本海からの季節風が強く さすがにまだ雪までにはなりませんが毎日冷たい雨模様が続いています。
Team KOKORO 本競技会後2週ほど ゆっくりとリセットしておりました。また今週から 次に向けて 始動始めました。
今朝は軽く 松林内 立木がハザード満載となる 100mブラインド(ちょうど本競技会ロングブラインドと同じ) と 松林内土手上直線250mをダミーを見せた上での回収(横にそれる要素のほとんどない土手上直線ゆえ 250mを全力で走り また全力で戻させる設定。これはこの冬毎日やるつもり) 。 アヤツ キレキレで悪くありません。


 野辺山五光牧場本競技会で 次に向けて いろいろ見えてきた課題、練習積み重ねて出来てきたこと 新たな目標 いろいろとあります。
 まず一年を通して 少しずつですが 確実に 成長できた部分  一番は メンタルな部分と思います。
本年緒戦 朝霧GRTではブラインドポイント付近藪に潜むスロアーが気になり ブラインドポイントに飛び込んでいけないような状態でした。
10月霧ケ峰GRT前日まで 他の犬や人に囲まれ 気後れしたようなヘタレ走りで まったく吹っ切れていないような状況に 私も打つ手なしといった具合。霧ケ峰GRT当日は 本意ではありませんでしたが クレートからの犬の出し方タイミングからスタートへの持っていき方と 実につまらない部分に私自身は注意力とエネルギーを使っていました。
実際には霧ケ峰GRT4本とも はじけ飛ぶようにスタートから飛び出していったのですが 、出走前ハンドラーがエネルギーを使ったことなど全くの取り越し苦労でした。たった一日でアヤツの中で一体何が変わったのか 私にはまったくわからず…。
迎えた11月の 野辺山五光牧場本競技会 非常に難しい設定の2種目は 採らせてやることできませんでしたが 標準的設定な2種目は アヤツ完全に 夏の間延々とTeamで練習を積み重ねた そのまんまの動きを見せてくれました。マーキング、送り出し指示方向への走行、サーチ、デリバリー上々でほとんどいうことなしです。スタート時 落ち着かせるように少し群衆からは離して待たせはしましたが 霧ケ峰GRTのときと違い 私自身も特にエネルギーなど使わなくとも 普通におちついて待機できていました。 地元でのTeam 単独練習時には 普通に出来ていたことなのですから これが本来当たり前なんですね。 普段とうりにできるかできないかというあたりは もう技術的にどうこうではなく 人や犬に囲まれる競技会がアヤツにとって普通の環境に出来ていたかどうかしかありません。 アヤツ何をやらせても初めはおっかなびっくりで 気後れヘタレ気味のところ従来からそんなでしたが、一度 うまく自信をつけさせてやれば だんだん周りが気にならなくなってきます。 何がきっかけだったかわかりませんが アヤツ 霧ケ峰GRTで多少自信をつけたことは間違いありません。

次に向けて 本競技会で明かになった課題は 「設定されたハザード障害があっても 指示された方向にブレなくダミーポイントまで突き進む走行力と 勢い(推進力)」に集約されると思います。
『こころ』の一番の持ち味は ハンドラーの意図を的確に読み取って動く理解力と判断力だと 私は思っています。持ち味を生かし 尚且つ FT本来のDNAに突き動かされるような勢いのある レトリーブを Team KOKORO は 来年目標にしたいと思います。