『こころ』1,772日目


晴天の早朝 千葉県北部某の千葉練フィールド付近 宿舎より見た 某利根川
川の向こうは茨城県

千葉県北部某千葉練フィールドにて (画像は9/28時のもの)
アヤツ 昨日もいい顔してました。

昨夜帰宅時 新潟市内は… いつもとうりの天候


 暮れも押し詰まった 先週末 Team KOKORO は 雪の関越をひとっ走り 国境の関トンをぬけ 冬晴れのオモテ日本 埼玉オビ練A訓練士訓練、GRT千葉練とまわってきました。
土曜午後 埼玉オビ練フィールドに到着したころより降り始めた冷たい雨は 日没がせまりあたりが薄暗くなり始めたA訓練士訓練終了時には結構な降り方になってきていました。上下カッパでやりますので雨じたいに衣服全体が濡れることはないのですが…そこはA訓練士のレクチャーを受けながらオビ練ですので 指導事項がよく聴き取れるように カッパのフードはかぶらず また 手袋着用せず素手での訓練となるため 手はかじかみ 襟首付近冷たい雨 にさらされます。 さすがに最後の方は手の感覚がなくなってきました。
 自宅付近新潟市では 12月に入り少ないながらも断続的降雪により すでに 土の地面を走る事も 芝生のフィールドでオビ練に勤しむこともかないません。もうこれから春 3月まではこんな状況ゆえ 貴重なオモテ日本遠征時である今回は A訓練士訓練開始時間より 1時間半ほど早く埼玉オビ練フィールドに到着し 雨の中 下の芝生はぬかるんでおりましたが 地面の感触を楽しみながらのダミー娯楽ボール娯楽で体を暖めた後 少しまとまった時間 オビの基本練をおこないながらA訓練士の到着を待ちました。 緩やかに集中しながらのオビ基本確認と アヤツを落ち着かせ リラックスさせる時間を交互にバランス良く配置し 小一時間ほどうまく時間が使えるか 意識して試してみました。 普通訓練士のレクチャーを受けるオビ訓練、実際のオビ試合とも フォームミングアップに小一時間も犬を動かしたりなどはしません。 こんなに早くから長い時間 犬を動かしてしまうと 犬のテンション、集中力が間延びし なかなか本来のいい状態には持っていけないのが道理なのですが…A訓練士訓練開始直前10分ほどはKOKORO号クレートに一旦戻しリセットさせてみたゆえか 今回はアヤツ 特に テンション、集中力が間延びした状態に陥ることもなく 充分な集中を維持して 1時間ほどのA訓練士レクチャーを受けることが出来ました。普段の地元新潟での短時間集中オビ練とまったく同じですね。 こういった部分 今まで埼玉秋ヶ瀬等でのオビ試合時のスタートまでの犬の持っていき方で 成功失敗それぞれの体験を何度も積み重ねてきた 経験はやはり大きく役立っているように感じます。首尾よく終わらなかった試合時 の方が得られる貴重な示唆が多い、結果が出なかった試合でも無駄な試合など一試合もないんですね。そこはオビもGRTも実猟回収もまったく一緒。
今回のオビ訓練は 前回 A訓練士訓練より3週ほどのインターバルでしたが 毎日 雪の自宅玄関前にて黙々と積み重ねてきた オビ脚側歩行(ヒールウォーク)基本練の効果は 明らかで 少しづつですが 春3月の埼玉秋ヶ瀬オビ試合(まだ開催日程未定) 準備に向け いい流れになってきています。


 埼玉オビ練フィールドでのA訓練士訓練終了後 すっかり暗くなってから 本降りの雨の中 翌日曜におこなわれるGRT千葉練に向け移動。師走の週末夕刻すぎ 16号は断続的に渋滞の中 千葉県北部某の千葉練フィールド付近 宿舎に到着はすでに19:30をまわってしまいました。越後新潟からの田舎者ゆえ渋滞ってヤツに免疫が出来ておらずこういうときは往生します。


 翌朝未明から起きてみると… 昨日とはうってかわりの穏やかな晴天模様(冒頭画像)、日曜は早朝から昼すぎまで オモテ日本の暖かい日差しを楽しむことが出来ました。
 GRT千葉練の方 アヤツの首尾は… 今回のダミー練 比較的ロングディスタンスの設定が多かったのですが アヤツ マーキング、ブラインド共 マーキングしたダミーポイントや 私の指し示した方向への 走行ブレほぼなく 距離に対しても充分な推進力を持った走行等 まずまずの内容だったと思います。日差しはありましたが そこは12月中旬、さすがに暑さに肩で息をするようなこともなく 非常によい気象条件に助けられ アヤツを 一本一本いい状態でスタートに立たせることが一日を通し意識して 出来ました。このこと今回の千葉練時の我がTeam 克服すべき一番の課題と考えていました。 動画で見るとわかりますが、入れ込みすぎでもなく ただしスタート位置での 遠方のマーキングダミースロー補足への集中度は充分な状態。尚且つ 遠方でのダミーサーチで リカバリーに陥っても アヤツ セルフサーチで深追いすることなく うまくハンドラーを利用する冷静さも失っていません。また練習後半 100mほど (もう最近は100mほどだと中距離の感覚ですね。) の比較的難易度を落としたシンプルなブラインド基本練では アヤツ ハンドラーのセットアップ指差 指示した方向にブレなく 真っ直ぐワンプッシュで到達、生垣手前でしたのでピンポイントで確保。このブラインド設定での アヤツの走り 、実は 手前の越えるべき低い柵や その周辺の下草付近、さらに進路前方奥の 高い生垣 とおおよそのブラインドダミーポイントになりそうなところを意識しながらも ハンドラーの指示したとうりの方向へブレなく 尚且つ充分な推進力を持った走行を見せてくれました。 プラインドポイント付近に ブラインド配置のスロアーの方が スタート前鉄砲を撃ってくれたのですが その時点で アヤツ 求められていること (目視出来たブラインドスロアーの付近左右2〜3m程度にブラインドダミーが配置されていること) 完全に理解していましたね。ある意味完全に先読みですし、本来猟場にはいないスロアーをアンカーにダミー確保する手法はあまりカッコイイものではないのですが  アヤツにしてみれば カッコもヘッタクレもありません。主従の共通目標であるダミー確保に向け 、いかに確実にブラインド確保に至るか 実に冷静で合理的に考えながら走る アヤツ最大のストロングポイントを垣間見せてくれた一本であったと私は思っています。
 アヤツ スロアーから距離の出たロングスローでダミーが投下された場合などでは スタート位置できちんと空中のダミー軌跡追い切れていさえすれば それがロングディスタンス設定であっても セオリー通り ダミーが投下されたポイントに直接走りこむ判断になります。 その時々の状況(走行する距離、地形、障害物、スタートでのマーキング首尾、ブラインド難易度、スロアー等アンカーになるべき目標物)に応じケースバイケースで 冷静に応用判断しているように私は感じます。

 ガンドックにとってスタートで充分な集中度をもって尚且つ落ち着いた状態であることが やはり実は一番重要で 本場英国のガンドックトレーナーが ガンドックにとってスティデネスが基本であると言う所以はこのアタリにあるのではないでしょうか。   



マーキングシングル 125m、170m
 動画は練習前半の ロングディスタンス 120mと170mの2本です。フィールドじたいが広いため あまり距離を感じませんね。
1本目2本目 スタートでのマーキングダミー空中軌跡補足への備え良好。走行 推進力方向ブレ等 ほとんど文句なしです。但し2本目170mマーキングダミーポイントへの走りこみで位置が1〜2m右にズレました。距離170mでズレ1〜2mですからこれはもうしょうがないと私は思います。(ロングディスタンスで投下されたダミーを スタートでマーキング後 自分で歩いて回収確保に行ってみると… 長い距離を何の基準アンカーポイントもなく 下草に埋没したダミーポイントへ 真っ直ぐピンポイントで走る事の難しさを 少しだけ実感することが出来ます。) 風もほとんどなく アヤツ 残念ながらダミーポイント付近で"感じる"こと出来ず 正面生垣が切れた若干右 奥のフィールドまで20mほどオーバーランしてしまいました。
ここで還り見るべきは アヤツがダミーポイント至近を通過する瞬間に 今回はハンドラーである私が ローストホイッスル等で介入せず 自力でピンポイント確保させようとした判断が妥当であったかどうかという事です。オーバーランしてリカバリー確保に至るタイムロスはおおよそ30秒、実猟時半矢(手負いの仕留め切れていない獲物)であれば取りのがしますし、GRTアドバンスクラス試合時はタイムオーバーをくらいます。 犬がほとんど自力確保可能と判断した場合 なるべくハンドラーが介入せずにピンポイント確保させるように積み重ねておくことは犬に自信をつけさせ推進力のあるレトリーブを身につけるため大変重要な事だとも思いますが 、それはやはりGRTとういう"ダミー"競技であるから 私自身もそう感じるわけで 今回のケースが仮に実猟の現場であったなら 最初のターゲット付近通過一発目から 私は 躊躇なく ローストホイッスル等で介入したと思います。 この170m シングルで リカバリーサーチに陥ってしまったのは ひとえにハンドラーがヘボだったからです。実猟を模した競技で実猟の実際と違うことするようなハンドラーはダメダメですね。
スマン『こころ』! 



John Mayer - Good Love Is On The Way (Live in LA)
John Mayer Trio のグットラブイズオンザウェイ 2007年のLAライブよりTrio編成でのセクション
この時のライブは アコースティックセクション、トリオ構成セクション、バンド構成セクションの3部構成ですが 私は断然トリオ構成セクションがお気に入りです。
最低限の楽器構成ですがプレイヤー3人の自力あればこその Good Sound。地味なれどシンプルゆえに引き立つ頭抜けたグルーブ感とでもいいましょうか。
贔屓のひきたおしではありますが Team KOKOROもこんなイメージのレトリーブを目指したいですね。



GRT千葉組のみなさん 今年も一年大変ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。 また楽しくやりましょう。