『こころ』1,826日目


2/11 新潟市近郊

 新潟県内はじめ 日本海側各地 天候大荒れの週末ですが 新潟市季節風吹き荒れるも 積雪はほとんどない状態が続いています。冷え込みもそれほど強烈ではなく さすがに吹きさらしのダミー練フィールドに出て練習出来る状況ではないものの 自宅至近松林内にて 軽く突っ走り基本練こなすこと出来ました。新潟市海岸沿いに広がる松林防砂林 日本海季節風から街を守るための松林ですので 海岸ではまともに前を向けない季節風でも 松林内は 我がTeam的には冬の日常に過ぎません。
最近新潟県内海岸部松林 松くい虫被害が広範囲に広がり 県有保安林保守のための整備作業がいたるところでおこなわれています。新潟市内海岸部に子供のころから在住の私としましては 郷土の素晴らしい環境が無事保全されるよう願ってやみません。



松林突っ走り基本練 165m
松林夏道の起伏の先にダミーを落とし アヤツと共にもどり 起伏の先のダミーがスタート位置から見えませんでしたのでセットアップできっちり送り出してみました。
まあ普通の内容。



松林突っ走り基本練 200m
さきほどの1本目とは逆方向へ 1本目ダミーポイントだった地点をスタートとして 330mの設定で送り出しましたが… 走り出して 130mほどの地点にいたカメラクルーがハザードとなり アヤツこの付近にダミーポイントがあると確信をもって誤認、 ここから先の残り200m送り込む意図を理解させること出来ませんでした。私にはいつも走らせているコースでの330mでしたので カメラークルー付近にブラインドでダミーポイントがあるということなどなどと アヤツがしかも確信をもって誤認するなどとは思いもよりませんでした。アヤツの相棒ハンドラーとしての未熟さかげんを実感! 私が思っている以上に アヤツ 走りながら 置かれた状況に合わせ 考えて行動していることがわかります。330m先のダミー配置をアヤツに見せてから5分以上経っていますので いつもスロアーを務めているカメラクルーがスタート後130mの位置にいれば 付近にブラインドダミーがあると考えて行動することアヤツの中では自然な判断です。いつもの330m突っ走り練の設定ではこの場所には誰もいませんから 設定した私が意図しないうちに いつもスロアーを務めているカメラークルーの存在が 5分以上前に配置された330m先のダミー確保という意図に対して 大きなハザードとなってしまっていたんですね。こういうハザードを意図して乗り越えさせる設定も 難易度の順序を追って設定していければ 良い練習と思いますが、 今回は初めから実践的難易度のハザードになってしまっていて コース設定の流れとしては明らかに間違いだと思います。
 動画では330mスタートでの送り込みを一旦あきらめ カメラクルー前から200m先のダミーポイントに向けて仕切り直しで送り出しています。ここでの仕切り直し送り込み時も ハンドラーのセットアップの強さから アヤツ一旦 近距離と判断し付近荒れ場で軽くサーチモードに入ってしまいます。ただこの距離ですと常に ハンドラーの方をアヤツ目視意識出来ていますので 視界に入ったハンド指示により その後のバック号令を待つ態勢まで自ら意識を戻せています。 その後のバック号令で アヤツ ハンドラー意図が200m先のダミーポイントであること 完全に理解。こうなれば確信をもって 緩やかなカーブの先 200mのダミーポイントへ走り込んでいけます。
 この2本目の松林突っ走り基本練、ヘボなハンドラー認識不足のコース設定に翻弄され 基本ダミー練で一番大切な テンポ良く犬に 成功体験を積み重ねさせることが出来ませんでした。犬がそのレトリーブ設定の中で 何を考えてどう行動するかハンドラーが充分予測把握できていないとこういう結果になります。ただ結果的に ハンドラーとして いろいろな課題に気付かせてもらいました。

 レトリーブ設定の中で どんな状況に置かれても その時の自分の犬の考えていることをほとんど正確に予測理解できるハンドラー、スタートから走行中刻々と変化する状況に応じ 主人意図をほとんど正確に読み取れる犬 、犬が必要に応じ主人指示を引き出しダミー確保に利用 主従一体シンクロした動きでダミー確保に至る… そんなガンドックペアを Team KOKOROは目指したいと思います。
一歩づつ 練習積み重ねるしかなし、道は遥か…。
『こころ』となら必ず出来ると私は思っています。