『こころ』1,835日目


千葉練終了後 KOKOROスペシャルミニダミーで軽くお楽しみ
小ぶりのペットボトルに半分水を入れストッキングで包み紐つければけっこうイイカンジです。
太さも重さ(250g程度) も絶妙…練習ではGRTA協会ダミー(350g)と意識して使い分けています。
基本は 流れのある河川でのウォーターレトリーブ用なんですが ソフトマウスのアヤツには 軽量のダミーで ど真ん中を咥えてレトリーブすること覚えさせるため特に遊びの中では日常的に また基本ダミー練でもケースバイケースで 使っています。
ネタ元は 2010年にGRTAが招聘した 英国 フィールドトライアルAパネルジャッジ Nick Coates氏 ガンドックセミナーのDVD。
英国での練習用では "スリッピー"なダミー把握を覚えさせぬよう 自然とど真ん中を咥えられる 軽量なダミーを ケースバイケースで使用するとのレクチャー内容によります。
ソフトマウスであまりアゴの力が強くないアヤツ、GRTA協会ダミーでは若干 "スリッピー"なレトリーブが以前は目についていたのですが… いつの間にかスッカリ改善されました。GRTA協会ダミー程度の重さであればほとんどど真ん中です。
アヤツ このスペシャルダミー大好きなんですが おかげて 我が家では 重さも太さも比較的近い 真っ黒なTVリモコンを アヤツ四六時中探しては自慢げにもってくるようになってしまいました。ソフトマウスとはいえ さすがにプラのリモコン 歯形でボコボコです…。誉めれば誉めるほど 我が家のリモコンはボコボコ…ワッハッハ!

※ 来月3月下旬 Nick Coates氏再来日にて GRTA主催 『ニック先生のガンドックセミナー』が開催されます。詳細はGRTA HPにて



日曜 GRT千葉練は小雨模様


 このところ私事 事務所業務他 諸事諸々で 非常にバタバタとした日々になってきていましたが この週末は Team KOKORO 3/7の OPDES埼玉秋ヶ瀬オビ試合に向けて こちらもどうしてもはずせぬ 埼玉遠征A訓練士訓練に出張ってきました。いつものように月に一度の 土曜埼玉A訓練士オビ練 合わせて翌日曜 GRT千葉練にまわる 関トン越え 走破距離往復800Kmの遠征パターン。 まあ我ながらよくやるよ…と思います。土曜のオビ練 今一つアヤツとかみ合わず…犬も人も元気なし、 さすがに私、疲労感隠せず 千葉の宿舎でも晩酌に及ぶ体力気力すら残されてなし。宿で酒も飲まず 風呂へ行くのがやっと…こんなこと年に何回もあることではありません。 翌日曜のGRT千葉練は 本当に楽しかった!ここで主従ともリフレッシュ! コレが無ければ KOKORO号 とても新潟までは帰りつけなかったと思います。 


 今回の遠征まずは肝心のオビ練 埼玉A訓練士訓練の首尾は… あまりいい出来にはなりませんでした。
 毎日なんとか時間を作ってコツコツ続けてきた 地元新潟でのオビ練。なかなかオビ練フィールドまで日常的に出る時間までは作れず 自宅前路上で朝晩10〜15分程度、それでも結構集中して取り組んできました。3/7の埼玉秋ヶ瀬オビに向けてちょうどイイカンジに少しづつ アヤツに集中と動きの質を求める練習にここの所は入ってきていました。アヤツも 自宅前オビ練ではそれに良く応えてきていたのですが… 土曜日の埼玉オビ練フィールドでは 私とアヤツ 今一つかみ合いません。私はここしばらくの 自宅前オビ練とまったく変わらず アヤツに要求したのですが アヤツの反応 いつものイイカンジのように返ってこないんですね…。 一言でいうと アヤツの動きに元気がない。なぜか自信を失ったような心の状態で、いつもの自宅前で垣間見せるように 反応良く応えてくるアヤツを 当たり前のようにイメージしていた私とは やればやるほど お互いにかみ合ってこないのが露見するような状態。 これじゃあダメですね。
 ここしばらく広い芝生のフィールドへ出てのオビ練を地元新潟で出来ていなかった部分も多少影響ありましたが  アヤツ周囲の環境に対しての応用が今回は上手く出来なかったんですね。天候に比較的恵まれた 土曜日の埼玉オビ練フィールド  少年野球に学生サッカー、散歩の人犬多数と かなり騒がしい状態ではありました。(ただしこんなの当たり前の環境だと思っています。)  普段のダミー練でフィールドの自然環境についての適応などは全然平気なのですが、周囲に見知らぬ人、犬 喧騒に囲まれた公園などの環境ではそのことじたいがアヤツには心の負荷になるんですね。そんなことは普通の犬ではあんまり気にしない子が多いと思うのですが、 そういう部分はアヤツ有り体にいうと弱いんですね。随分と慣れてきましたがそれでも 今回は そんな心の負荷の中 オビ練での私の要求にまで テンポ良く反応できる 心理状態ではなかったんですね。 ただこんなことは 我がTeam 今までの オビ試合、GRT試合 練習会を通じて 充分経験対処法蓄積してきた事柄 。なかなか普段のオビ練のいいイメージがあると アヤツの心の状態にまで ヘボなハンドラーの応用が効かず 落とし穴に主従でハマったという結果です。
後半練習はA訓練士の厳しい指摘もありようやく 私も状況を把握、アヤツの気持ちをほぐしてほぐしてひたすらほぐす意識に終始… 徐々にアヤツ 元気を取り戻してきました。ヤレヤレ…。
 オビ競技 どんなに犬に要求をして ヘッドアップの形だけ 作れていたって 犬が元気よく尻尾を立てて歩けていないようでは オビなどにはなりません。 大切な事 またアヤツに教えられました。
やはりポイントポイントでプロの訓練士さんに見てもらうことは絶対必要。


 明けて翌日日曜日、GRT千葉練は小雨模様。ただ春を感じる やや暖かい小雨、実はアヤツにとっては絶好のコンディションなんです。 アヤツ 気温が低く 天候が荒れれば荒れるほど 本領発揮する 『嵐の女』なんですね。気温氷点下で軽い吹雪くらいが最高、…もうそれだけでアヤツ キレキレです。 この日の千葉練フィールドさすがに氷点下とはいきませんが 小雨でコートが濡れて天然のクールダウン…さてアヤツの首尾は…。
 前日 埼玉オビ練時後半ですでにイヤな流れを吹っ切れていた我がTeam  この日の私のテーマは アヤツにとっての好コンディションの中  長時間に及ぶ千葉練 多本数の ダミー仕事一本一本にどこまで アヤツの本領をハンドラーとして引き出すことが出来るかという部分のみ意識してみました。前回1月の千葉練時には今一つうまく出来ていなかった部分、地元新潟での単独ダミー練(いつでもオートマチックにキレキレ)では絶対に経験を積むことの出来ないテーマです。
 一本づつスタートに入る前丁寧に時間をかけてアヤツと作戦会議、その時点で我がTeam、自然と 私を中心とした緩やかなゾーンに入っている状態。この状態なら 犬は周囲の環境等 余計なことにエネルギーを無駄遣いすることなどありません。千葉練ダミー仕事 リカバリーに何回か陥る場面もありましたが こんな物でしょう 概ね上々ではありました。 マーキングのロングディスタンスで 完全に確信をもって走り込める状況では アヤツ いつもとうり100%の推進力で飛び込んでいけました。ただ フィールド状況 草丈犬高の藪がところどころに点在する 理想的な練習フィールドに ロングディスタンスのブラインド設定では アヤツ若干周囲を探りながらの意識でアクセスしていました。 必要に応じ主人からブラインドポイント位置サゼスションを引き出そうとする意識が垣間見えるアヤツらしい走りでしたが 同じブラインドでも ブッシュ等ハザードになるもののない平坦なフィールドでの キレキレの時の推進力と較べると もうひとターボ効かせて走る事も出来るはず。胆は 多少のハザード 怪しいブッシュ等があっても さらに先のブラインドポイントの距離感を セットアップ送り出しの時点で確実に犬に伝えることが出来ればもうひとターボ効かせた走りでイケるはず。考えながら走れるのは アヤツ最大のストロングポイントです。ただその分 経路上のハザードについても 可能性を一つ一つ考えているわけで その部分を ロングマーキング時のようにダミーポイントを犬が確信をもって理解できるよう 特にブラインドポイントの距離感をスタートする時点で 私が正確にアヤツに伝えるセットアップ送り出しの 間合いを作り出してやる事が 出来れば そのことを理解してスタートしたアヤツは 経路上のハザードを意識しなくても 確信をもって難なく ブラインドダミー位置まで マーキング設定と同様にピンポイントで 100%の推進力発揮しながら走り込んでいけるはずです。いろいろ工夫が必要ですね。

 今回の千葉練 最後の設定は 230mほどの平坦な 草丈の低い直線コースが取れる隣のフィールドに移動しての連続230mウォークドアップライン x2 の設定です。5頭でラインを組み片道230mで 2〜3本程度ダミーが取れます。逆に言うと片道だけで10〜12本ほど往復20本以上 他犬が回収に飛び出していくのを 目の前で平然と待てねばなりません。 今回 私は往路230mの間はラインの前方でダミーを放り投げるスロアーも務めました。 この往路230mの間 都合15本程度 ダミーを投げたわけですが そのあいだ アヤツには私のヒールポジションについて 歩調を合わせ 至近のダミースローを15本連続私のヒールで待機すること課してみました。 ウォークドアップスロアーとしての仕事で 前進時や ダミースロー時は あまり犬のことなどかまっている余裕などないんですね。 この状況 英国のフィールドトライアルラインとは違いますが 実は 日本でのカモ実猟を 銃を持ちながら水辺でおこなう状況に少し似ています。狩猟者は鉄砲で獲物を撃つことに集中しますから 鉄砲を持った両手がふさがっている状態で 犬のことなどにかまっていられる道理などないんですね。至近距離で落下する獲物に対して いかなる時もハンドラー指示なく 飛び出していくという事は 銃口の前に飛び出していくといことに他なりません。ガンドックの作業する現場はそういうものですから 狩猟者とTeamで仕事をするガンドックには 主従スティデネスが絶対であるということには そういった明確な理由があります。結局 Team作業ガンドックの基本はヒールウォークにいきつく所以です。 3年ほど前に長野千曲川のハンターさんに実猟の現場へ何回か連れて行っていただき、我がTeamは 地元千曲川勢の犬達に伍した立派なガンドック仕事などまだまだまったくできませんでしたが そんなことを学んできました。


今月のGRT千葉練も 地元新潟での単独ダミー練では我がTeam 絶対にできない経験を積み重ねる事が出来ました。
Team KOKOROにとって GRT千葉練とはやはり毎回特別重要な意味を持ちます。
組長 始め千葉組の皆さん また次回もよろしく 我がTeamを揉んでやってください。





Crossroads / Cream Live at the Royal Albert Hall 2005
エリッククラプトン(g)
ジャックブルース(b)
ジンジャーベイカー(Dr)

クリームは60年代に活躍したイギリスのブルースロックトリオ。いわゆるスーパーグループのはしりかもしれません。
2005年 ロンドンロイヤルアルバートホールでの 再結成ライブです。曲は有名なCrossroads。1968年 アルバム『クリームの素晴らしき世界 』のライブ演奏があまりにも名演の誉高く 元々私も非常に印象が強かったのですが、 ロイヤルアルバートホール2005年版 Crossroadsを聴いてみると 適度な緊張感と 一分の隙もないスバラシイ演奏は変わりませんが 余裕タップリの3人のプレーに 完全に一つ吹っ切れた後の心地よい空気を感じます。カッコイイとはこういう事か。
週末 千葉の宿舎でこのLive聴きながら心地よく寝てしまったのですが  『クリームの素晴らしき世界 』じゃあピリピリした緊張感が高すぎてちょっと寝れませんね。
アヤツも 先日5才になりました。私ももう5年もアヤツと共にやってきましたので もうそろそろ緊張感のコントロールくらい出来てもいいんですが…。
昨年10月 ジャックブルース 鬼籍に入りました。合掌。