『こころ』1,958日目


本日未明 4:30 新潟市近郊田んぼの中の芝生フィールド

ネイチャンを追っかけまわす FT系ヨークシャレトリバー『小太郎』、チビでも気分はネイチャンと同じ。コヤツには遠慮というものがありません。
Team KOKOROで揉まれるうちに だいぶFT系くさい走りっぷりになってきました。いいぞ!『小太郎』。


 今週末は新潟地方もずっと雨予報。先週末千葉練から 八ヶ岳南麓練と ここのところアヤツ 詰めて走らせてきましたので今週土日は比較的軽めにパッと走らせて切り上げようと思っています。日曜早朝はなでしこ順々決勝もあるし…。


 本日土曜は 先週ウィークデイに一回走らせた 田んぼに中の芝生フィールドで、人工物ハザードに囲まれたコース、 完全ブラインド ロングディスタンスをピンポイントに送り込む セットアップ送り出し基本練 150mを返しで連続2本走らせました。進路を人工物あやしいハザードにとり囲まれたこのコースを あやしいハザードに引っ張られずに セットアップで指し示されたフィールド最奥のブラインドポイントへ ブレなく突き進めるかどうかという課題です。犬がセルフィーな気持ちを吹っ切って 指示された方向へ 突き進んでいけるか否か 実践的なガンドックとしての基本能力が問われます。最後は結局 犬の領域 もともと備わっていた 犬の諸能力を最大限発揮して ダミー、獲物を確保するのがガンドックの本来の姿で もはやその領域に入ったらハンドラ−が介在できることなど幾らもないのですが、 犬の諸能力を発揮させる そのためにも前段として ある程度のこういった基本能力と 人犬一体の間合いは 鍛え上げておく必要があるように思います。 これは我がTeamに関してのことですが 特にノービス、ミドル時代に スタートですでに 犬が 勝手にダミー、獲物を確保しようという気持ちが強すぎた時 GRT競技に関してはあまり首尾よくいった記憶はありません。基本能力を鍛えておく必要があるとはいえ、 ただガンドック仕事は当然のことながら 基本は犬が義務感でする仕事ではありませんので ハンドリングや トレーニング方法、普段の接し方が いろいろな気質性格を持つそれぞれの相棒との間で 適切にバランスのとれたものであることが大切で、現在GRT競技で長期に渡り安定した仕事を見せてくれるペアに関して言えば 例外なく そういった部分のハンドラーさんの 圧倒的な経験とスキル に一日も二日も 長があること明らかなように感じます。実はスタートについた時点で大方の勝負はついているんですね。
立派なガンドック飼いへの道は遥か…。



セットアップ送り出し基本練 150m x 2
 先週同じ課題で走らせたコースと同じなのですが 先週と違い スタートを前から順々に下げていくようなことはせず、いきなり完全ブラインドで150m走らせました。1本目は比較的首尾よくいっていますが やはり先週一回走っていますから確信をもって奥へ走り込めるかという部分については充分な補助になっていたと思います。返しの2本目 スタート直後 アヤツ 左右のハザード、特に左前方の東屋付近に意識が持っていかれ 迷いが生じ一旦脚が止まります。過去この辺の近距離ハザードでもアヤツ さんざんブラインドを獲っていますので いかにも意識を持っていかれやすい状況にあえて私が設定しているのですが それでも確信をもって 奥へ飛び出していけないという事は スタートでロングディイスタンスであるという事を 結果的に私がアヤツにうまく伝えること出来ていないということは明らかです。セットアップでブラインドへアヤツを送り出す時 現状ではロングディスタンスでも近距離でも 似たかよったかの送り出し、背中の押し方であること 少し主従の間合いを工夫してみたいように感じました。おそらく今回の2本目 アヤツは求められていることがロングディスタンスの要素であること大方気づいていたと思うんですね。わかっていても気持ちが持っていかれている時って 人でもつい相手にもう一度聞き返してみたりするじゃないですが。今回のアヤツ正にそんな感じだったのでしょう。私を振り返り 背中を再度押されて 吹っ切れて 1本目と同様 奥のブラインドポイントへ再び走り込んでいきました。まだまだですな。我がTeamのアマチャン加減はバレバレです。




我がTeamのヒールポジション、多分セオリーより犬が頭一つ前です。

自宅玄関での毎朝夕 付けの基本訓練。後方の引出しで規制し 犬の腰が人の踵より後方へ行かないように工夫しています。

 我がTeam もう何年も毎朝夕 ステイ、カム、付け、ダウン の4コマンド基本訓練を続けています。時間にして2〜3分くらいですので いつの間にか人犬とも当たり前の日課になっていて 特別感はまるでないのですが それでもアヤツ この時ばかりは 次に待っている"メシ"のおかげで 常にキレキレです…ワッハッハ!いわゆるオアズケステイってやつですな。
付けコマンド(なんで"付け"だけ日本語か?これまたアレコレ紆余曲折がありました。) の際 ヒールポジションとしては 犬の頭の前後位置が人の膝の位置、犬の腰の位置が人の踵より若干後ろで しっかり犬の腰が人の踵側へ入った状態が正しいヒールポジションと、我がTeamの オビディエンスをずっと見てくださった埼玉のA訓練士より仔犬の時から 指導を受けてきました。アヤツと私の場合 特に正面定座から"付け"でヒールに付けた時 どうしても初めは犬の腰の位置が人の踵につききらない旋回方向不足といった状態になりがちでしたので あえてA訓練士より 犬の腰が人の踵の後ろについて巻き込むくらいまでしっかり入れるようにして矯正する指導を受けました。(もちろん趣旨は旋回方向不足を矯正する過程でのことです。) その名残りで 私とアヤツ "付け"でヒールポジションにつけると どうしても アヤツの腰が私の踵の後ろへ巻き込まれてきて 結果ヒールポジションでの アヤツの腰の向きが私が正対している正面に対し 左側に開いてしまう状態になっていました。多分その結果…
 我がTeam スタートからの 送り出し時 どうしてもアヤツの腰が左側に開いて 飛び出す方向も左流れになってしまう もうミドルのころからの悪癖がどうしても克服できませんでした。私がヒールポジションを修正しようとすればするほどアヤツは もっと一生懸命 腰をとうちゃん側にくっつけなくちゃという気持ちが生じ さらにどんどんどんどん腰が左に開いてしまう悪循環となっていたんですね。
 そこで最近練習での動画を何度も見かえして ヒールポジションの位置を見直してみたんですね。 我がTeamの現在のヒールポジション、多分オビでのセオリーより犬が頭一つ前です。上画像のように基本訓練時 後方の引出しで規制し 犬の腰が人の踵より後方へ行かないように工夫しています。犬の腰が人の踵より後方へ行かなければ 腰が 人の踵後方に巻き込まれて 犬の腰の向きが 左側に開いてしまうことはありません。
まだ修正を始めて一週間ほどしかたっていないのですが… ヒールポジション修正 この一週間でのダミー練に於いて 明らかにここ何年か我がTeamが克服できなかった左流れの悪癖 修正に効果を見せ始めています。
果たして今後どうなるかはまだわかりませんし、本当にちょっとしたことなんですが、やはり練習の様子を動画で見返し反省会をすることは大切ですね。



I Don't Want to Miss a Thing / Aerosmith  1998年 全米1位
エアロスミスの「 I Don't Want to Miss a Thing 」は映画「アルマゲドン」のテーマ曲でおなじみ。私 映画は実際には見損ないましたが TVのスポットや プロモーションが氾濫していましたので 大枠の筋も知ってます。これまたブルースウィルス一流の浪花節で ぜひ今年の夏休みには DVDレンタルのうえ 我が拠点小屋ロフトにて 泣かせてもらいたいと思います。
ハードロックバンドが リリースするバラードにはメロディーの美しい曲が多いのですが 特にエアロスミスは 群を抜いてスバラシイ パワーバラードを多く世に送り出しています。そういう部分に於いて私の中では別格の存在。