『こころ』1,980日目(7/20記述)


千葉練より帰着後 八ヶ岳南麓 芝生広場

千葉練フィールド 木陰待機中 「暑いぜトウチャン」

 3連休中日は第三日曜日、基本千葉練の開催される日です。自宅新潟から遠征の場合 朝の集合が早いためいつもは我がTeam 千葉港付近の常宿に前夜遅く入るのですが 今回は八ヶ岳南麓滞在中のため 拠点小屋から早出で直接千葉に入りました。7:00の集合に間に合うよう 拠点小屋3:00出発。よって起床は2:30です。前夜早く寝れば問題ないわけですが つい調子に乗って拠点小屋にストックされている我がウィスキー数銘柄のみ回すうちに つい飲みすぎるいつもの失態…。目覚ましの音にたたき起こされた起床時間にも軽い頭痛が残る状態。山で飲むウィスキーうますぎです…トホホ。
 台風が去った直後の千葉練フィールドは 低く流れる雲間から夏の日差しギラギラの状態。時折吹く風が幾分の助けにはなりますが それでも人犬とも過酷な状況に変わりはありません。そんな中始まった千葉練、待機時は木陰に係留し少しでも日差しの熱射からアヤツを守ります。エアコンを効かせたKOKORO号車内で強制冷却といった手立ても使えましたが ここはあえてアヤツを過酷な環境下夏の木陰での待機を強いてみました。 夏季に炎天下で犬を動かすことの是非はあること承知していますが、日陰が確保出来 日光の直射は 回収に走る時間に限定し、必要に応じて 日差し避けベスト、冷却ベスト等着用の対策を取り 四六時中水分補給のしながらの半日練習。この状況下での アヤツの集中いい状態がどの程度保てるかの確認と ハンドラーとしての注意点の経験蓄積には一定の収穫あり。やはり気候条件に恵まれた八ヶ岳南麓単独練時のキレキレの動きを維持することちょっと無理がありますが 、練習最後の恒例200m往復ウォークドアップでは 時間にして20〜30分くらいのあいだ 炎天下に出っ放しで私の脚側を歩くアヤツ。日差し避けベストは着用していましたがそれでも背中まで直射の熱はかなり伝わっていたと思います。私など黒の長靴が日差しに焼かれつま先アッチッチの状態、それでもマーキングダミー空中軌跡を必死に追うアヤツの様子を見ると 全く暑さなど忘れているかのような集中具合! 心頭滅却すれば火もまた涼し…とは甲斐の国 恵林寺快川和尚の有名な言葉ですが FTスイッチのDNAが一旦ONになってしまえば 正に心頭滅却状態!アヤツは 過酷な環境などオートマチックに全く無関係にすることが出来るんですね。無理筋は綬十承知の一日でしたが アヤツの身に着けていた強さ、FTとしてのDNAは 私の想像などはるかに超えていましたね。本当によく頑張りました。 この状況下とても長時間100%は無理ですが 胆は何か垣間見たような気がしました。




千葉組新鋭 『たび!』
今回の千葉練ひさしぶりに『たび!』が顔出していました。ご主人Sさんとのコンビ これがまた実に嵌ってイイカンジ。前回お会いした時と比べるとイイカンジ度はもう隔世の感。日常積み重ねているものは ストレートに 犬の動きになって現れるという事 改めて実感。直接うかがったわけではありませんが もうこれは誰が見ても隠せませんね。やはり練習はうらぎらない。



千葉練 ボサ中 30m、ボサ越え 30m+20m
千葉練後半は 組長入魂の設定、ボサ中 30m、ボサ越え 30m+20m 。動画で見てわかるように アヤツ ダミー確保にちょっと手間取ってますね。いつもの我がteam漬込みしたスペシャルダミー http://d.hatena.ne.jp/ysj/20150523 でないことの影響、副作用があるかもしれません。いつもの我らの感覚ですとダミー落下ポイントは完全に把握できているのですから 動画の半分の時間でボサから出てきても不思議ではありません。ボサ内放り投げダミーの確保にもひと手間かかっていますので 傾向としては偶然ではないように思います。ちょっとこの辺はしばらく様子見の必要あり。
 さてボサ越えの方は… ボサ中では躊躇なくボサへ真っすぐ入っていくのに ボサ越えでは アヤツいつもの迂回癖露見。ただし今回の走らせている設定に対して 真っすぐ突っ切るのと アヤツのように迂回するのと どっちが安全確実合理的かというと 私はアヤツが迂回したなら 正直 それが一番合理的なんだろうという気もしています。 しかしそうはいっても マーキングしたダミーポイントへ一直線に走り込むのがセオリーで それには当然それ相応の理由があるわけです。ですから合理的に迂回するのは 決して誤った判断ではないのですが 迂回という判断が癖にならないように私がうまく御ぜん立てしてやることが必要と思っています。普段からのアヤツの走りを見ていても この辺は少し集中して改善できるような取り組みが必要。



シッピング基本練  (八ヶ岳南麓 芝生広場) ※ 車道に近い場所では充分な注意が必要です。
『たび!』の話題つながりで ノービスクラスの一種目 シッピングってどうやるの っていう話しが千葉練終了後出ていました。私 すっかり忘れていたのですが 実際自分がどうやってアヤツに シッピングでの取るべきおこないを教えたのか 実はよく思い出せないんですね。千葉練からの帰り道中 そんなことを考えながら中央道を飛ばしていたのですが 、それじゃあ アヤツで確かめればいいじゃないかと思い立ったわけです。
 八ヶ岳南麓到着後 拠点小屋へは直接戻らず 近所の芝生広場にて試してみたのがこの動画です。アヤツの視界に入る2本のダミーを数回獲られせてみて アヤツの判断ロジックはすぐにわかりました。基本的にどんなに2本のダミーが接近していようとも後で放ったダミーを必ず回収する。⇒ ただし回収指示順が私から示された場合は指示順に従う。(この場合2本のダミーが接近していて 私が指示したのがどちらのダミーか分かりずらい場合 、アヤツ非常に困っていました。) ⇒ 2本のダミーが両方地面に置かれた状態であれば どちらか1本ずつを迷わず回収する。 ですから ヘボなハンドラーが変な指示を出さない限り アヤツがシッピングすることなどまずありません。 我がTeamの場合に限れば… シッピングへの対応は "任せる"が正解。
 そのロジックから類推した アヤツがシッピング対応をおぼえた流れは… ダミーが多数目の前に転がっていても 1本づつ回収して順々に私に手渡せば残りも1本づつ 全部回収できるっていう確信を持てたことがスタートだったのかもしれません。それならいちいち迷ってる必要ないですよね。それで思い浮かぶのは… アヤツ仔犬のときから 家の中で 私の靴下、カミサンのスリッパの類を回収して 褒めまくられていた経緯です。 靴下もスリッパも2本組ですよね。考えてみればアヤツそれを2つ一度には咥えません。1本回収後速攻で踵を返し2本目の靴下を拾ってくる…それで初めて「お前はえらい! 本当にえらい!」と言って褒美をせしめていたこと… シッピング課題そのものじゃないですか! ライバルがいなかったので横取りされる心配がなかったためかもしれません。
それかもしかしたら… 私がどうしてほしいのか 私の表情や様子、機嫌などを感じながら アヤツ自ら身につけた間合い という可能性…。う〜んこれもあり得なくはない…アヤツのことゆえ。




Don't Look Back In Anger (LIVE) / oasis
オアシスの「ドント ルック バック イン アンガー」 、この曲聴いているとなんか元気が出るんですよね 私。 ノエル ギャラガーのちょっと説教くさい歌詞とシンプルなサウンドが 「おまえ ちゃんとしろよっ!」て私の背中を押してくれているような気がします。いい曲ですね。
前を向いていきましょう。