『こころ』1,982日目



本日早朝 JR小海線清里踏切 手前より 八ヶ岳連峰主峰 赤岳

 海の日の連休明け、甲信越地方の梅雨も明けました。我がTeam 業務の都合で今夜下界に戻ります。よって今朝の朝練は7月最後の八ヶ岳南麓フィールドでのロングディスタンスブラインド練。スカッと気持ちよく決めたいところなれど…。



完全ブラインド 190m
 動画は画面前方池の奥 森中さらに30m程度奥のポイントにダミーを埋没した 完全ブラインド 190m 。池のウラへ回るには 左右どちらかに迂回する必要があるのですが 右側から迂回するのが比較的森が切れていて回り込みやすく、逆に左から迂回しようとすると 池の岸まで森が続いていてさらにクニック、大きな岩等障害物もあり 結局森の中を深くさらに迂回していかなければなりません。 いってみれば左まわりのルートは超難しいです。
 スタートにつく時 私は ブラインドダミーポイントを見誤らぬよう そっちの方にまず注意が向きます。次がアヤツの視線なんですね。私 アヤツの意識がダミーポイントの方へ向いているか その場では注意して送り出したつもりだったんですが…。 動画を見返してみてビックリ! もうアヤツの気持ちが左側の森へ引っ張られまくっています。これはここしばらく多くは 左側の森を越えた奥にブラインドダミーポイントを設定して走らせていましたので アヤツからしてみれば当然の意識です。(完全ブラインドなんですから)  アヤツ 頭は一応 指示された方向を向いていますが 腰は完全に開き 左側に重心がかかった状態…いつでも左方向に飛び出していけるような体勢で備えているわけです。これでは飛び出し後左流れは当然の結果で、それでもアヤツ 私のハンド指示に忠実に 池の間際まで方向を戻しますが そこからは森を深くさらに迂回しなければならず 、バック号令で一旦森奥へ送り込みますが 森に深く入ってしまえば 池のウラ ブラインドダミーポイントの方角へ進む指示は 既にお互いの姿がまったく 見えませんので不可能です。ここで一旦左からのアクセスはあきらめ アヤツをスタートまで完全に呼び戻しました。アヤツ スタートまで完全に呼び戻されたことなどこのフィールドではしばらくありませんでしたので いかなる事態なのか わかりかねている様子。 アヤツからしてみれば 池のだいぶ左ですが いつものように森を突き抜け 「さあこれからサーチだっ」と意気込んでいたのでしょう。
 セットアップで方向を指示する際 この状況では当然いつも以上に左の森側に アヤツの意識が持っていかれることなど容易に想像がつくことです。応用機転の利かぬ私は いつもの確認手順で 送り出してしまいました。動画を見返すとまったく犬を見ていなかったということ一目瞭然。 使役犬ガンドックと言えどもダミー回収マシンにあらず 生身の相棒なのですから 当然 いろいろな要素が絡んだメンタルの影響を受けるわけです。またこの要素 その場で目に見えるだけの単純な事ではありません。その時の犬のメンタルを把握し 適切にコントロールできていないということは ヘボなハンドラーがまったく仕事を出来ていないのに等しいということ。これじゃあイケマセン。
 さて仕切り直しの再スタート。 アヤツ かなり慎重に私の指示を引き出しながら奥へと走り込んでいきます。慎重すぎますが そこは直前の事がありますので 一旦念には念を入れたような 動き。こういう部分 アヤツ 直前の一本とのつながりの中で 考えながら走っています。首尾よく池の右側を迂回する ルートに乗りました。こうなればもう 我がTeamの形にもってこれます。池のウラ側にまわりこんだアヤツの姿が 私から目視出来た瞬間の バック号令 で残り30mを森の奥へと走り込んでいきました。きちんと適切なルートにさえ送りこめていれば そこから先さらに奥への押し出しは 我がteamの間合いで なんとかなるという事ですね。
仕切り直した再スタート後の冷静な対応、そして何事もなかったかのように この設定でダミーを確保してしまうアヤツ。正直 今日はスゴイ相棒だと思いました。
やはり問題はヘボなハンドラーか…。



完全ブラインド 180m
 2セット目は 6月下旬の八ヶ岳南麓ダミー練で何回か走ったコースです。鹿糞原を真っすぐ突っ切り100mほど先 森の入口から ちょうど木々の途切れた部分を奥へ走り込み 森を抜けた後5〜60m先の埋没した完全ブラインドダミーを獲るという設定でしたが、今朝はさらに奥 森を抜けて80m先が埋没したブラインドダミーポイントです。
スタートから木々の途切れた部分を越えて ブラインドポイント付近までは 直線で うまく見通せるように設定してあります。
先ほどの ブラインド190mのすぐあとの走行ですので アヤツ実に冷静で慎重です。 飛び出して 森を越えるくらいまでの走行は セルフィーな意識など微塵も感じません。やはり直前のブラインド190mでは ポイントへのアクセスの部分で スタート前から左の森へ意識が持っていかれ 結果的にダミー確保出来ず、再スタート 仕切り直しで慎重に トウチャンの指示を確認しながら走ったら 首尾よくダミー確保出来た 結果の違いが 脳内に経験値としてインプットされたのかもしれません。 結果論ですが この2セット目 ブラインド180mでのアヤツの動きを見ると 1セット目の失敗をアヤツ自ら プラスに変えているように思います。こういう部分はアヤツならでは。
送り込んだあとのサーチモードの動きも 私の位置からは なんとか 一部見えていましたが 何もいう事はありません。


今月の八ヶ岳南麓ダミー練 いい練習が出来ました。 先月八ヶ岳南麓ダミー練の類似コースでの動きと比べると 確実に奥へのレンジと距離感、送り込みの間合いに進歩アリ。
Team KOKORO 一歩前進!



The Beatles - Something 1969年
ビートルズアビイ・ロード」A面2曲目 に収められているジョージ ハリスンのビートルズナンバー「Something」。アルバム「アビイ・ロード」とそのあとの「レット・イット・ビー」は私中学の時 LP盤で擦り切れるほど聴きましたが、多くの同世代洋楽ファンの方も 同様だったのではないでしょうか。両アルバムともほとんど A面1曲めからB面最後までの流れで脳内にインプットされています。 LP盤の時代ってそうでしたよね。本当にいいアルバムでしたね。 中でもジョージ ハリスンのナンバーは 「サムシング」でも 「ヒア・カム・ザサン」でも そうですが メロディーやわかりやすい歌詞がとっても 心にやさしい感じがして好きでした。
久しぶりにYouTube視聴。