『こころ』2,001日目



仮想 "霧ヶ峰"! 新潟東フィールド


 今週末日曜の朝練は いつもの阿賀野川対岸河川敷フィールドから場所を変え 新潟東フィールドにておこないました。 現在の阿賀野川対岸河川敷フィールドは下草の草丈が20〜30cm程度と ダミー練をおこなうにはとてもいい状況なのですが、いろいろなフィールド状況で犬を走らせておくことはTeamの適応能力のうえでは大切な事のようにも思います。 今朝の新潟東フィールド、下草の種類、伸び方、ブッシュ群やボサの点在の仕方が 我がTeamが日常練習に使用しているフィールドのどことも違います。 ハザードの点在具合、下草のカンジなど GRT試合のおこなわれる 富士見中学林、霧ヶ峰 両フィールドに似ています。ここ新潟東フィールド、起伏はありませんが GRT秋の緒戦の場 仮想 "霧ヶ峰"として いよいよ実戦を想定した 設定での練習 積み重ねていこうと思います。



マーキング 120m x 230m
 シンプルなマーキングの基本練習です。スロアーの姿はブッシュ群のウラに隠し ダミーがブッシュ群から空中に飛び出してくるような設定にしてあります。まずは1本目 120mで投下ダミーの空中軌跡を確実に補足出来る状態で走らせ、2本目はスロアー位置を変えずに スタートを230mまで下げて走らせています。
 1本目 120mでは ダミー空中軌跡は バックの朝焼けに映えて完全に追い切る事出来ていたと思います。犬が空中のダミー軌跡を追い切る意識のトレーニングとしては 易しすぎず難しすぎず ちょうどいい難易度だったと思います。アヤツ ほとんどピンポイントでダミー確保。 その後 2本目230m地点まで ヒールウォークの練習をしつつ下がりますが  もうこの時点でアヤツすでに次に走らせる設定 いつもの我がTeamのやり方繰り返し積み重ねてきていますので、ほとんど理解してしまっています。230m地点からの 投下ダミーの空中軌跡は残念ながら私からは全く見えませんでしたが 、それでも大きな発砲音は はっきりと聞こえました。アヤツ 前方に意識が集中し マーキングポイント補足しようとする意識は充分できています。
 実際にはマーキング補足は出来ませんでしたが 1本目ダミー確保した ポイント付近にダミーが投下されたであろうこと、アヤツ ほとんど確信をもってスタートから飛び出していきました。 230m地点からは ほとんどマーキング補足困難なこと 初めから予測できましたので 、そのための1本目 120mです。 アヤツこういったマーキングが困難な状況や ダミーポイントが正確には特定できない場合、 マーキングでもブラインドでも 1本目ダミーを確保したポイント付近へ必ず一度は確認に走ります。 常にこのような設定でロングディスタンスでも 確信をもって走り込んでいけるよう お膳立てして テンポ良く犬にダミー確保の成功体験積み重ねさせることは 基本練習としては大切な事と思います。



完全ブラインド 150m x 190m
 後半は ロングディスタンスでの完全ブラインド ダブルの設定。当然指示順として 右側先獲りです。このフィールドの特徴は アヤツの背丈よりもちょっと高い ブッシュ群が無数に点在し いかにもダミーが仕込まれていそうなアヤシイハザードに囲まれまくっているところです。そのため アヤツ走行中 自分の背丈よりもちょっと高い ブッシュや草原群に行く手を遮られ、 左右スラロームのように障害物をよけながら奥へ進んでいく走行になり、 気持ちよく直進は出来ません。障害物のない鹿糞原を100mほど突っ走って 森に突入突破していく 八ヶ岳南麓フィールド、均等な草丈原に畔部点在するブッシュ群がハザードとなる新潟市近郊阿賀野川対岸側河川敷フィード(ここは朝露で草丈原全面が結露し、草原を走るアヤツの走行抵抗負荷が他のフィールドに比べ圧倒的に高い)等 他のいくつかの我がTeamダミー練をおこなっているフィールドのどことも違う特徴を持ちます。
 こういったハザード群に囲まれまくっているフィールドでの完全ブラインドでは特にそうなのですが、ダミーポイントサーチ範囲の特定までは 、 私が 確実にダミーポイントを俯瞰出来ていること犬が理解した上で 主従連携して送り込めるかどうかが胆となります。
 先獲りの右側スタートでの セットアップ時アヤツの腰の方向が 送り込みたいダミーポイントに対して完全に右方向を向いています。コレはアヤツの左流れの走行のクセが私の頭をよぎり、 後獲りの左側ダミーポイント方向へ近づけたくなかったための私の判断だったのですが 完全にハンドラーミスですね。アヤツ セオリー通り 腰の向く方向にそのまま正対し走り出してしまいました。始めから指示外の方向に強く犬の意識が持っていかれている状況ならば有効ですが、このケースでのアヤツの意識を考えれば チマチマと策を弄することなど全く不要。その場での犬の意識をきちんと把握できていない、まったく犬を見れていない (目に見える状態などその時犬の状態の一部にすぎません) ヘボなハンドラーの所業またしても露見。
 すぐにアヤツを呼び戻して 仕切り直し。アヤツ セットアップで指し示された方向へブレなく真っ直ぐ飛び出していきました。 アヤツ実に慎重な動きで 奥へ奥へと進んでいきます。確実にダミーポイントを私が俯瞰出来ていること アヤツ充分理解している 動きです。練習を延々積み重ねてきた結果、この時点でお互いに考えていることは 概ね同じで 主従シンクロした動きが 垣間見えるように少しづつなってきました。アヤツがサーチモードに入って以降は もう完全に自慢の鼻を効かせまくっての犬の領域、ホイッスルでの補助は若干おこないますが 草丈に遮られ犬の動きは ところどころしか確認できませんので 最後は犬任せ犬次第。 アヤツ このGRTサマーブレイク期間中 完全ブラインドでの ダミーサーチ能力、格段にブラッシュアップされていると思います。 1本目も2本目も 100mを越えたあたりから アヤツの動きは私からほとんど見えていませんが アヤツ問題なく サーチ範囲を特定 ほどなくダミー確保。ヘボなハンドラーのミス以外 上々な内容だと思います。



I LOVE YOU / 尾崎豊  1983年 『十七歳の地図』(SEVENTEEN'S MAP)
ドラマ「北の国から'87初恋」の劇中歌、この一曲で 私の心わし掴みにされました。
純クンの初恋の相手 レイちゃん役 はこのドラマがデビューの 横山めぐみ