『こころ』2,037日目


9/12 八ヶ岳農大 GRTAジャッジ研修

本日未明 八ヶ岳南麓拠点小屋至近 芝生フィールド

Team KOKORO Plus-one 『小太郎』おあずけステイ中…なぜか『こころ』もおあずけステイ!?


 Team KOKORO この週末は GRTAジャッジ研修と 練習会のお手伝いに 八ヶ岳南麓へいってきました。
ひと月半ぶり八ヶ岳南麓拠点小屋入りしましたが 未明の時間は気温14℃ほど 急遽ヒーターを炊く事態に。
夏の気候になれた体に いきなり八ヶ岳南麓の秋はちょっと 順応まで時間が必要です。


 GRTA行事 今回は八ヶ岳中央農業実践大学校 http://www.yatsunou.jp/direct/report/の牧草地を お借りし犬を走らせることが出来ました。大変ありがとうございました。
草丈の高さも 種類もバリエーションのある いくつかのエリアをお借りし ガンドックのトレーニングには申し分ありません。こんな環境で日々練習することが出来れば 最高ですね。
練習会は 沢山のみなさんがご参加ご協力くださり 、盛況のうちに無事終了することが出来ました。
私自身はたいしたお手伝いも出来ませんでしたが 一スタッフとして この場にてお礼申し上げます。 ありがとうございました。


 練習会当日『こころ』はクレート待機が長時間になり 出番では トウチャンの手持ちダミーにめがけ飛びつき放題の失態! ガンドックにあるまじき所業… 原因はただ一つ、あの日あの場でどうこうではありません。要するに普段からの私がアヤツを アマチャンにしたという事。そのあたりの扱いもアヤツの場合 日々波のように変化する主従関係微妙なバランスです。
 しかし当日の派手な飛びつきに関しては 仮に実猟の現場であったなら命に係わる事なのですから ちょっとアマチャンがすぎましたね。たとえ参加者のみなさんの面前であろうとも 派手に飛びついた瞬間 首根っこひっ捕まえて 叩き落としてやるのが本当の愛情でしょうね、『こころ』はガンドックなんですから。アマチャンハンドラーが アヤツの失敗を成功させてしまったという事。 周りのことなど気にして何もできない 私の甘さ痛感… 本当にいい勉強させてもらいました。
 普段地元での単独ダミー練でも 千葉練でも アヤツ 手持ちダミーめがけて飛びつくことなどまずありません。それだけ 沢山の参加犬へ私がダミーを放る場面を目前で長時間見せつけられ アヤツ相当ストレスフルの状態であったこと一目瞭然でした。ストレスのない状態で普通に出来ることが ストレスフルの状態では出来なくなること…犬は(特にアヤツは) メンタルの状態に大きく影響を受ける場合が多い動物ですから あの状況ではある意味当然の結果です。そういった状況も含めてコントロールするのがハンドラーたる私の仕事ですので、当日はまったく仕事していなかったに等しいわけです。しかし私自身は アヤツにこんな程度のことは ストレスなどと感じてほしくないと思っていますので 仮に次に同様な状況になったとしても 私は躊躇なく長時間のクレート待機をアヤツに課すと思います。(モチロンこういった事 程度問題ですし、犬によって どの程度まで追い込めるかは まちまちだと思います。あくまでも相棒のこと知り尽くしている主人だからこそ判断できること。)
 アヤツはあまり強い犬ではありませんが 私の意向をきちんと伝えられていて 最後はアヤツが納得して終われるようにフォローしさえ出来ていれば大丈夫。 ノービスのころからずっと こいういった 経験を重ねて 状況になれていくうちに少しづつ ハードル乗り越えてきました。ですから今回の練習会 ビギナーGで一番いい練習をさせてもらったのは 実は Team KOKOROかもしれませんね。
 立派なガンドックをめざし メンタル修行の道は遥か…。

 次なるメンタル修行は 9/21に呼んでもらった恒例 千葉練です。やはり千葉練は Team KOKOROにとって重要な意味を持ちます。
※ 千葉練日程 9/21のところ 先日まで誤って9/22と記載してしまいました。千葉練関係者の皆さん 失礼いたしました。



突っ走り基本練 110m
練習会当日はクレート待機ばかりで サッパリ走らせてもらえていないアヤツ…でも私の都合に合わせてもらうしかありません。というわけで今朝は 下界に降りる前に 未明の八ヶ岳南麓拠点小屋至近 フィールドにて 突っ走り基本練1本突っ走らせました。
 アヤツをスタートに待たせて 私がダミーを置きに行ったのですが正面奥の1本立木を越えたあたりで アヤツからは立木が邪魔になり 私がダミーを置いたところまでは見えていなかったかもしれません。ダミーポイントは立木の後方20mほどのブッシュ群にダミーを埋没させて目視できないように設定しました。私の往復の経路の朝露に濡れた下草が筋のように残って 真っ直ぐ突っ走る補助になるようになってます。またスタートからけっこうな勾配の下り斜面となっていて いやがおうにも走り出せば 加速がつくようにコース設定されています。とにかく真っ直ぐ突っ走らせるための設定。
 アヤツほとんど方向ブレなく立木を越えてダミーポイント付近まで 真っ直ぐ斜面を駆け下りていきます。 ダミーポイント付近到達時 ローストホイッスルにてブッシュ群周辺を軽く確認後 アヤツさらに奥だと判断一旦フィールドの終端160m付近まで躊躇なく走り込み右方向へサーチに走ります。 この時点ですでに40m〜50mほどオーバーランしているわけですが 明確にマーキングさせて走らせているわけではなく むしろブラインドに近い条件で送り出しましたので 私自身はいろいろ設定で補助されたうえで また決してほめられたレトリーブではありませんが このGRTサマーブレイク期間中に我がTeam 積み重ねてきた 奥への推進力をつけるトレーニングの成果を垣間見せてくれたものと思っています。160m先のアヤツを一旦左に戻し さらに左方向へオーバーランしそうになるアヤツを ホイッスルコントロールと カム号令で なんとか手前ダミーポイントブッシュ群付近まで戻してダミー確保。
明らかにコントロール過多ですが、完全に確信をもってオーバーランしてしまった犬を そのままセルフィーに走り回る状況に陥ちいらせず まあなんとかリカバリー。 我がTeam リカバリーばかり上手になるようなレベルではありますが アヤツが垣間見せてくれた 奥へ奥への推進力はGood!
前日長時間待機のウップンを晴らすかのようなアヤツの吹っ切れた走りっぷりに Team KOKORO 全員スカット!!



奥田民生 『風は西から』
”雲をつかむよな 浮かれたはなし ” …私好きなんですよ。
前を向いていきましょう。