『こころ』2,424日目


秋の体育の日3連休初日、新潟市近郊阿賀野川河川敷フィールド最奥部。
早朝この付近 流域特有の強風川風が吹き荒れ とにかくスゴイ状態でした。
常識的にはとてもダミー練などできるコンディションではありませんが… そこはTeam KOKORO この強風下で 主従コントロールしながら高丈草原に埋没したダミーを回収する作業経験を積むには絶好の機会ととらえ 果敢にチャレンジ! さて首尾やいかに…。



強風 高丈草原 セットアップ送出し基本練 45m 35m
 動画のように とにかくスゴイ強風でした。従来もこのフィールド 特有の強い川風が吹くときも 構わずダミー練実施してきましたが さすがにここまでの強風の中 我らもダミー回収の経験はありません。
しかもこの高丈草原、かなり濃く密集していて セットしたダミーを人が目視で探そうとしても ダミーが深く埋没し かなりの困難を伴うフィールド状況です。犬が サーチモードに入った後 ダミー確保がもともと けっこう難しいフィールドなんですね。
 まずは送り出し方向ピンポイントでターゲット至近まで一発で犬を送り込み 距離感ドンピシャのタイミングで ローストホイッスルを効かせないと そうそう短時間でのサーチダミー確保はできません。誤ったポイントで犬が確信をもってサーチモードに入ってしまったら … 特にハンドラーからの距離が離れた状態では、 一度夢中でサーチを始めた サーチ大好きな 犬たちを止めることなど非常に難しいです。往々にしてこのようなフィールドでは 犬はセルフハントを始めてしまい 広範囲走り回ってもターゲットが見つからないという 状態に陥ってしまいます。
 そのため今朝は アヤツに私の指示(ホイッスル、ハンド指示、声)が何とか確実に効く範囲の距離に 抑えた練習設定にて走らせています。
 この動画の前に ほぼ同様な条件で ターンバック送り出しでも走らせていますが アヤツの動き 概ね悪くないんじゃないでしょうか。



強風 高丈草原 ブラインド基本練 65m
 練習の最後は 65mの強風 高丈草原 ブラインドです。 送り出し後 方向が15°位明らかに右へブレていますが これは先ほどの セットアップ送出し基本練でダミーを獲った右のポイントに アヤツ頭の中先読み支配された結果です。実は左側のブラインドダミーポイントも 先ほどセットアップ送出し基本練でダミーを獲った左のポイントとあえて同じ位置にしてあるんですね。これは 難しい条件下 アヤツにサクッとブラインドを確保する成功体験を積ませたかったからなのですが、結果的に 右手前の大きな囮ポイントを振り切って左のブラインドダミーを確保する 指示順回収の練習になってしまっています。
 スタートで送り出し時 私とアヤツの 駆け引きが長くなってしまっていますが これは アヤツが 先ほどの セットアップ送出し基本練でダミーを獲った右のポイントに 頭の中先読み支配されているのを すでにスタート送り出し前の時点で 私が認識出来ていたためです。犬の意識がどこにいっているか、何を考えているか などはハンドラーが犬とともにスタートについた時点で注意して犬を見ていれば ほとんど 正確に予測できるようになってくる気がします。まあそこがお互いに相棒っていう事なんだと思います。
 この動画では アヤツの先読みを 送り出し前の時点で 私がぶった切りにいってたんですが… これだけ私がわかっていても 確信をもって 頭の中先読みに支配された犬をニュートラルな状態に引き戻すことは難しいということですね。
 送り出し後 方向が15°程右へブレたまま突き進むアヤツを 高丈草原に突入する直前 スタートから50mほどの位置で 一旦ストップホイッスルで止め 左後方へターンバック送り出しで 軌道修正、 ブラインドポイント側へ 犬を送り込むリカバリーの流れにて ブラインドダミー確保。
 背ごしの ストップホイッスル一発で スタートではできなかった アヤツの先読みをぶった切り 頭の中ニュートラルに戻すことに成功しています。このあたりの動きは9月に八ヶ岳南麓で積み重ねたターンバック基本練が徐々に効いてきていて、もう アヤツが無意識にストップホイッスル一発で頭の中リセットできるようになりつつある ことを示しています。 ただし…高丈草原に突入する直前 スタートから50mほどの位置でならアヤツを止めること 一発でできましたが 高丈草原に突入後でも同様にできなければなりません。そこから先は まだまだケツのアオイ 我らTeam KOKORO なんぞには 手の届かぬ領域…。
 徐々に止められる 距離や難易度を上げていけるよう チャレンジしていきたいと思います。ただまあ 低い難易度から一歩づつですね…ワッハッハ!
前を向いていきましょう。



Gerry Rafferty - Right Down the Line
ジェリー・ラファティーは 1970年代後半に活躍した 英国のシンガーで、私自身はほとんど以前は知らなかったのですが 最近巷で話題の AcuuRadio Classic Rock チャンネル http://www.accuradio.com/classic-rock/?name=Classic でしょっちゅう流れているため 刺さったアーチェストです。
「Right Down the Line」…私、このゆるさがイインデス。