『こころ』2892日


本日15:00 新潟市近郊阿賀野川河川敷 天候雪 北西の風時折強く 気温1℃。 ここんとこの暖かさで この週末阿賀野川河川敷フィールドも雪上を何とか走ることができる状態でした。 気持ちよく突っ走ることはできませんが まあここいらとしては 状況そんなに悪くありません。
本日夕方 撤収時風が北西に完全に変わりました。冬型ですね。現在湿った雪が降ってます。 週明けにかけて軽く一降りありそう。



雪上ロングディスタンス突っ走り基本練 マーキング 200m x フェイク右ブラインド 50m x ブラインド 200m
週末 土曜日の夕方雪上ロングディスタンスを突っ走らせた動画なんですが、ちょうど降雪後の雨で締まった雪の重みに 一面草丈が寝ていてこのフィールドとして珍しく 遠方まで見渡せる状況になっていたため 走らせてみました。 1本目マーキングダミーを放りに私がターゲットポイント付近まで200mほど走行経路を往復する様子を アヤツに見通しの効く土手の上からつぶさに見せた上走らせている200mですので 距離はありますがまあ普通に走れてあたりまえのお膳立てはしてあるわけです。 1本目のマーキングダミー投入の前に すでに3本目ブラインド的に200m走らせるダミーはセット済です。 1本目200mのマーキングを獲った後いつものように 近距離50mのフェイクブラインドを右に走らせてから 最後にブラインド的な送り出しで200m突っ走らせる設定。薄くなってきているとはいえ 特にターゲットポイント付近ではアヤツの腹下まで埋まる積雪状態、かなり疲れるでしょうね。


 Team KOKORO が折に触れ定期的に 150m〜200mのロングディスタンスを走らせておく理由っていうのは たとえばGRTAの競技会で設定されるような150m〜のロングマーキングへの対応を想定しているわけではありません。 ガンドックにとって常動範囲での基本的な動きとはまた別に 犬を奥へ押し出していくことの難しさみたいなものを 私いつも感じてるんですね。普段のレトリーブ練習の中で犬の頭の中にある程度出来上がってくる距離感のイメージっていうのがあって、 50〜60m程度の回収であれば まあ普段どうりに走り込んでいけたとしても それがブラインドで80m〜 またマーキングで120m〜のミドルレンジ以上になってくると なかなか犬にノープッシュでポイントまで一直線に走り込ませること難しくなってきます。 そこで一旦走行がショートしてしまうと そこからさらにロングディスタンスへ送り込むことは 実質的には非常に困難なんですね。 これ実際に犬を走らせてみて実感された方も多いと思うんですが 犬から見れば ターゲットポイントは どんなに奥でもまあこの辺りまでっていう 経験からくる強固な先読みイメージでどうしても犬が前へ出てきてしまうんですね。 この先読みイメージを ハンドリングで振り切ることは極めて難しいんです。 でも犬のイメージのレンジが150〜200mまでは回収範囲という意識付けで日常的に練習しておけば 犬がロングディスタンスの距離感でも特別感なく自力で走り込んでいけるようになりますし、仮にハザード等で途中ショートしてしまっても 犬にとっては守備範囲のイメージレンジがまだまだ奥まで広がっていますから ハンドリングで押し出していくこと プッシュが問題なく効くようになってきます。さらに 仮にポイントよりもオーバーランしてしまっても 一旦犬を止めて 手前にカムフォアードでターゲット確保させることは 犬を押し出していくことよりはるかに容易になるわけです。
こういったある程度奥まで犬が自力で走り込んでいく距離感は 特に ミドルレンジ80m〜からのブラインド設定への対応では必項なもので こういった感覚 ブラインド勘とでもいうんでしょうか… を培うために 定期的に 150m〜200mのロングディスタンスを走らせておくことが とても重要だと私は考えています。


やっぱりアヤツ 雪上ぴょんぴょん走りで往復200mはけっこう大変そうですね。 往路はターゲットに向けてアドレナリンが出てますので充分な加速が効くんですが そこは良くも悪くも経験豊富なこころちゃん 、特に1本目復路残り80mくらいからすっかり安心しちゃって脚が落ちてますようねえ…わっはっは!
 2本目右フェイクブラインドは難なくピンポイント確保で 肝心の3本目 200m先のポイントへのブラインド送り出し… 間違いなく奥のポイントへ向けて指差送り出しされている意識はあったはずなんですが…う〜んアヤツ直前に獲った右フェイク50mのイメージに引っ張られて弓なりに右へ逸れてしまいましたね。やもおえず犬を止めてスタートに戻し再度指差送り出しから仕切り直し。 奥のポイントに向けて再送り出しされたアヤツ 土手を降りて30mほど真っすぐいったところでまた一瞬右フェイクブラインドを獲ったポイントが頭をよぎっているのが 動画を見るとよ〜くわかります…わっはっは。 こんどはこれを何とか振り切って あとは200m先のターゲットポイントまでピンポイントで走り込んでいけました。 一度右フェイクとか獲らせると アヤツにしてまだまだ葛藤があるんですね。 これを一切関係なく振り切り 指し示された奥のポイントへ1発で押し出していけるようにならない限り 我らいつ囮に引っ張られてしまうかわからないレベルなんです。ハンドラートレーナーが上手に設定お膳立てしてこういった先読みを何事もなく吹っ切れるようなペアになれるよう 練習積み重ねていく必要オオアリ。
※ 動画中右フェイクに引っ張られたアヤツを私は無造作にホイッスルで止めていますが こういった犬の誤りを正す局面ではここは吹いちゃイケナイってこと ヘボなハンドラー(ワタシデス)が 実はいつも教育的指導を厳しく受けてます。アヤツは全然わるくない。


 アヤツ この最後の200m往復の脚が 1本目の走った200mより 特に復路の最後は 落ちずにのびてますよね。 これ アヤツが 3本目の奥200mへの押し出しで一端 右フェイクのポイントに引っ張られちゃって走り直しに戻されたこと、(トウチャンの意図はわかっていたけどどうしようもなく引っ張られちゃったんでしょうね…) "まずかったなあ…"っていう気持ちがあるんでしょうね。最後安心しきって脚が伸びなかった1本目復路との違いはソコ。 アヤツの中では1本目復路も 右フェイクに引っ張られちゃって戻された3本目も 甘えの気持ちがあったんでしょう…そういった部分が普段日常からアマチャントウチャンの限界露見なんですが、逆に言うと こういった走り切るのがけっこう大変な状況のなかで アヤツの意識と脚を最後まで伸ばすのは アヤツのメンタル的にどういった要素が必要なのか実によくわかります。 こういった部分をどう持っていくかが 正にハンドラーの仕事なんでしょうね。
いい練習でした。




Prince & The Revolution / Purple Rain 1984
今は亡き Princeの代表曲 Purple Rain。 コレ 彼の自伝映画のサントラなんですが 私 まだ就職で東京に出てきたばかりのころ 池袋の映画館で観たことよく覚えています。本国アメリカではすでに絶大な人気アーチエストだったんですが 日本では MJが人気爆発中で 洋楽ファンの間でも 知名度いまいちだったんですね。 このYoutube動画、映画の終盤にプリンスと彼のバックバンド Prince & The Revolutionが 映画のタイトル曲 「パープル・レイン」を演奏する場面なんですが 彼の自伝的ストーリーが バンドメンバーとの人間ドラマとなってこの一曲に集約されるような流れになっていて… けっこう泣けるのよ。 動画中に 放心状態で引き込まれる観客のおじさんが出てくるんですが 、この映画を観た時の私 正にこの状態。 コノ曲にはすっかりやられちゃいました。 名曲です。
今思うとMJとは全くかぶらない個性 Princeのすごさに一曲で心 わし掴みにされた日でしたねえ。
一昨年不慮の薬物事故で逝去。合掌。
Youtubeで久しぶりに視聴。