『こころ』2898日


本日早朝 自宅至近新潟市沿岸部松林 天候曇り時々雪 北西の風やや強 気温0℃。
ここのところの日本列島大寒波で新潟市近郊 連日冷え込んでいます。今週は何日か日中も氷点下の日があり ここいらとしてはけっこう寒い一週間でした。(八ヶ岳や北の国のみなさんに較べたら寒いうちには入らんのだけどね。)
沿岸部の新潟市近郊は北西の季節風が非常に強く 波浪警報も何回か発令される状態。ただそのおかげか 毎日雪が降ったりやんだりなんですが 風が強すぎて雪が付かず 積雪は大したことありません。
さらに気温が低いためいつもより雪が軽いんですね。おかげでアヤツ今朝はけっこう走りやすそう… こころちゃん キレッキレ!
中途半端に寒いより しっかり寒い方が犬は走りやすいんですね。



近距離林間ブラインド超基本練 25m x 15m 5本回収
我ら アヤツがパピーのころから常に こういった短距離回収での超基本練を繰り返してきました。練習っていうより 私もアヤツも ゲームしてる感覚で楽しんできたまあ練習娯楽。広いフィールドじゃなくっても近所の松林で小路から脇藪へ 投げ込んでやれば 朝晩の散歩の途中でもいつでも楽しめるお手軽練習娯楽です。 ボールで遊んでやるのと ほとんど変わらないのですが 下草丈が高かったり 枯葉や熊笹に覆われた林間や雪上だったり とサーチの要素を経てターゲットを確保するシュチュエーションでこの手の基本練を積み重ねていくと… 知らず知らずのうちに 相棒との間にしか通用しない 主従の間合いみたいなものが出来てくるんです。一度この主従の間合いってヤツが出来上がっちゃうと 犬はどんなにアドレナリンが出まくってスタートから跳び出していったとしても頭の中心からハンドラーへの意識が離れることはありません。 たぶん一番安全確実最速にターゲットを確保するためには 何が一番合理的か 実は犬はちゃんと理解して行動するんでしょうね。そのために常にハンドラーの挙動を意識しながら回収作業をするようになる…ハンドラーと連携しながら動くとこが一番合理的にターゲットを確保できる方法だと知ってるんですね。 果たしてガンドックに於いての犬の自主性って何でしょう… 。レトリーブが洗練されてくると 犬が自主的に能力を発揮する部分と ハンドラーと連携して動く部分のバランスっていうのが ハンドラー側も犬も どんどん高い次元で無駄なく適切になっていくのでしょうね。 ガンドック競技の中でそういう洗練性を Team KOKORO は目指したいですね。まだまだバランスがなってない…。目に見えるハンドリングがどうであったかというより 犬とハンドラーとの共通理解を無駄のない洗練されたレトリーブにつながるように 意識して変えていく必要があると私は感じています。
回収までの手数が少なければそれは レトリーブが洗練されてきた形の一つだと間違いなく言えますが 但し 手数が少ないために 確実性や最速性が目に見えて劣ってしまうようでは実際の実猟現場では適切とはいえないわけです。それでは犬の自主性を引き出したハンドリングとは若干趣旨が異なる気が私はするんですよ。

レトリーブ作業の中で 何が重要な要素として求められるかは その実猟の現場によってもそれぞれ変わってきますので一概には言えないと思うのですが、 たまたま私がアヤツと共に少ない回数ながらも経験させてもらった 千曲川鴨猟回収の現場では 非常にタフなシチュエーション の中でも犬は絶対に落ちた獲物を回収することがまずは 何よりも重要でした。 当然ですよね ハンターさんから回収を託された ガンドックペアは面目に賭けてもロストはできないんです。 このことはどんな実猟の現場であっても ガンドックとしての不変の最重要課題であるような気がします。   



雪上メモリーマーキング 50m x 2 ブラインド 50m x2
モリーマーキングで雪上50mのダブルレトリーブを獲らせたあと 同じポイントにセット済のダミーをブラインド的に回収する練習設定。スタートは起伏の上から左右のポイントへ向けて駆け下り雪原を突っきってアクセスするコースだったのですが 右側のターゲットポイント方向はスタート直後の大きな枯れ藪ブッシュに阻まれ実際には直進アクセスすることができず、一旦左のポイントに向けて起伏を駆け下りた経路を走って雪原まで降り そこから右ターゲットに向かって走り込まねばならないコース設定にしてしまいました。右ターゲットに向かってスタートから一直線にアクセスすることが不可能な状況なのですからこれは明らかな 私のコース設定不適切です。先に左ターゲットを獲ったあと右ターゲットに向かって送り出されても一旦は 左ターゲット方向へ走り出さなければ 起伏を降りられないわけですから この状況でアヤツからみれば 右を獲る指示なのか左を獲る指示なのか結果的に非常に認識しづらいコースになってしまっています。残念ながらアヤツ 右方向へのレトリーブの際 2本目 4本目 とも左のポイントに向けて走り込む体勢になってしまいましたので やもおえず 犬を止めてリカバリー 特に2本目のリカバリーは 左ポイントへの意識が強くなってしまっているアヤツ どうしても右ポイント方向へうまく送り込めず 3プッシュする結果になってしまっています。 4本目も同様 左ポイントへの意識が強くなってしまっているアヤツを止めての右方向へ送り出しリカバリーなんですが 今度はアヤツ 右奥方向へ押し出していきます。 この部分 リカバリーのコントロールで 少なくとも奥方向へ走り込んでいけたという事は さすがにアヤツならではの動きだと思います。 そもそもリカバリーの局面に陥ってしまったことについては アヤツの問題というよりも完全に私の設定ミスだったのですが 結果的に 2本のリカバリー経験を積むことができたわけで、さらに 止められた地点より奥へ押し出していけたことで その後はホイッスルでのカムフォアードの指示でのリカバリーターゲット確保の成功体験を積ませることができました。 やはり我がTeam折に触れて走らせているロングディスタンス突っ走り練で積み重ねた 奥への"ブラインド勘"がしっかり効いているわけです。



大沢誉志幸 / そして、僕は途方に暮れる 1984
「そして、僕は途方に暮れる」ってもう34年前の曲なんですね。今聴いても全然 古さを感じないんだけど 今時のみなさんにはご存じない曲になっちゃったのかもしれません。
私 王子の工場に就職して丁度2年目 この曲カップヌードルのCMで流れてて一発で気に入り 通勤中 カセットテープのウォークマンで聴いてたなあ…。
いい声ですねえ…。 YouTube聴いてたら久しぶりにひっかかりました。