『こころ』2995日


昨日午後 新潟市近郊阿賀野川河川敷 気温12℃ やや強い風が巻いている状況。 この時期 春先に一度は刈られた下草がみるみる伸びフィールド全体 ガンドック娯楽を楽しむには ちょっとイイカンジになってきました。 さあ犬飼いの みなさん この時期はたくさん犬を走らせましょう!



マーキング 145m x2 スロアー退避バリエーション
シンプルなロングディスタンスのマーキング回収なんですが 1本目は 送り出す前に スロアーをしゃがませてます。2本目は 犬の視線に入らぬよう 送り出す前にスロアーを完全に左の木陰まで退避させています。 モチロン 1回走った後の2本目のほうがスムーズに獲りやすいのではありますが 動画で明らかなように往路の直進性に大きな差がみられます。 コレ ウチのやつの場合距離がミドルレンジの60m〜程度までであれば そんなに大きな違いは見られないんですが ロングディスタンスになればなるほど アヤツ 位置と距離感をスロアーの立ち位置を利用して ターゲットの位置を合わせこもうとしてきます。 理由はシンプル。 特にロングディスタンスや難しい状況になってきたときに 一番確実にダミーを確保する方法として マーキング時 スロアーをアンカーとして利用しているんですね。 この行動 果たしてどうなのか…。 ガンドック競技としてみた場合 当然実猟やフィールドトライアルなどではスロアーなど存在しないわけですから落とされたターゲットの落下点に向かってピンポイント一直線に走りこんでいくのが基本です。 でっ この動画のケース アヤツの気持ちになって考えてみましょう。 まず 求められていること基本は スロアーから投下されたロングディスタンスのマーキングダミー(フィールド状況としては草丈にダミーは完全に埋没しています) を 確実最速に確保、 トウチャンにデリバリーすることです。 アヤツ たくさんの練習を積み重ねてきた中で 迷って速やかにターゲット確保できなかった場合ももちろんたくさん経験してきたわけです。その経験の中で一番最速確実に ダミーを確保するための方法として スロアーをアンカーとして利用することを 自ら覚えたんですね。 アヤツから見れば "ガンドック競技" をしている認識などありません (当然ですが犬から見ればガンドック競技もへったくれもないわけです) 、ひたすらトウチャンに求められている事に対して 合理的な行動を選択をしてきます。 ですから私自身実は誤解を恐れずに言えば こういった部分すごくアヤツらしく感じ好きですし むしろストロングポイントと 評価しています。
ただし前記の通り ガンドックが局面により直進性を求められるのには明確な理由があるわけですから ガンドック競技としてマーキング回収をさせるならば 当然ハンドラートレーナーの側が 直進することが一番回収として合理的であるように きちんとお膳立て(状況設定)して走らせてやるべきだと思うわけです。 どういうお膳立て(状況設定)が合理的であるのかというのは その犬の現在の状況やバックグラウンドによって大きく変わってきますし、また昨日適切だったお膳立て(状況設定)が今日も同様だとは限りません。犬は常にいろんなこと学習して走るわけですから。特にアヤツはね。 先読みにつながる そういった事学習等は ガンドック作業の邪魔になるという見方もよくうかがいますし 実際に実感することも多々なんですが 、私自身は経験を積んで犬が成長していく部分を間合いとしてどんな局面でも主従共通認識でおんなじ方向を見れるまで突き詰めていけば(テレパシーじゃないですよ) アヤツとなら 我ら最大のストロングポイントに出来るはずだと大真面目に思っています。まだまだ時間はかかると思うのですが Team KOKORO 8年目にして ほんのわずかづつでも 我らの理想の方向への前進は止まってないなっていう実感は常にあるんです。だからこそ我らに足りないものを探しに行く 半年に1度の 森山メモリアルはTeam KOKOROにとって大きな意味を持つわけです。これから我らとくに夏にかけては どんどん変わっていくと思いますよ。

 動画の場面 そういったことを考え我がTeam ロングディスタンスのマーキング回収で スロアーを退避させた バリエーションを 2つ試してみました。 1本目 しゃがんだだけでは やはりアヤツ スロアー位置を基準アンカーとして利用する動きが顕著ですね。 2本目 スロアーを完全に左の木陰まで退避させてみると… 概ね マーキングポイントに向かってピンポイントに一直線。 この動画から 我がTeam ガンドック競技としてのロングディスタンスマーキングトレーニングには この2本目のお膳立て(状況設定)が現在適切であるとわかります。
それにしてもこうしてあとから動画を見ると スタート直前 マーキングに集中しているアヤツを 私がしきりにジャマしているのがわかります。 犬が その場でこれだけやるべきこと よ〜くわかっているのだから 犬を 信じましょう…それだけの練習は我ら積み重ねてきたはず。ここのところ例フライングの一件が気になってしまい どうしても余計な介入しようとしすぎ! ヘタレなハンドラー 超反省。
いい練習でした。



Stevie Ray Vaughan / Little Wing
テキサスのブルースギタリスト スティーヴィー・レイ・ヴォーン 。一部のオヤジロックファンにしかなじみのないアーチェストなんですが…。
この「Little Wing」、ジミ・ヘンドリックスの名曲で 多くのギターリストがカバーしています。 全部聴いてるわけじゃないんですが 私の中では何回聴いても「Stevie Ray Vaughan / Little Wing」  "沁みる" 度 ダントツです。 ワイルド・ターキー・レアブリード まあるい氷 でいただきながら Stevie Ray Vaughan…  う〜ん 生きてるだけでまるもうけ。
1990年 ヘリコプター事故で急逝…合掌。