『こころ』2842日


本日早朝 新潟市近郊 海岸線から一山越えた里山フィールド。 気温1℃ 小雪 積雪5cm程度。そんなに寒くは感じません。
久しぶりに雪上での ダミー練娯楽。新潟 長野での猟期らしくなってきました。この先 積雪が増えてダミーが埋没してしまうようになると ダミーを使った通常のガンドックトレーニングは少し難しくなります…そこは雪国のガンドック いろいろと工夫が必要。 新潟 長野での猟犬の仕事現場は本来こんな感じです。



雪上 "いろはのい" 基本練
先週末 千葉練から戻って以降 アヤツをレトリーブに送り出す前の部分について 千葉練時にいろいろ我らの現状の改善点を確認していたことについて 一週間朝晩改善試行錯誤に勤しんでいたのですが この動画は 今朝その結果を 雪上のシュチュエーションの中で試してみたという内容です。 まあ我らが考える 今我らに足りないこと "いろはのい" の基本練 です。


一見下手なオビ練風に見えるんですが 私にもアヤツにもそういうオビ的な意識は全くありません。 あくまで "レトリーブに送り出す前の部分" の主従の間合いをどう創っていくかという事がテーマです。 まだ私が大げさに左足のアクションをアヤツに意識させながら歩いている状態にすぎませんが どんな囮や先読みに囚われやすい条件が生じたとしても 常に私の左脚(我らの場合はヒールではなく左ひざ)の動きに犬がシンクロして動けるようにするのが 我らにとっての"いろはのい" なんです。 私と共に静止した時の犬の ポジション(私に対しての前後 左右方向角度) が常に平行ニュートラルな状態に 無意識に入っていけるようになるまで とにかく黙々と積み重ねる基本練習。 直近ではつい前に出がちな犬のポジションを 犬が私の左膝にあわせて 自主的にさがって修正するようにと 教えているのですが、 我らの場合 ただ前へ出ないで 下がれればよいのではなく 適切な位置より下がりすぎたり また落ち着きを求め むやみにスワレの姿勢を犬に要求すると その結果 アヤツは腰を私の方に入れて いわゆる腰の開いた位置関係にどんどんなってしまうんです。あくまでアヤツは私の求めに忠実に動こうとしているんですが この腰を私の方に入れる動きは完全に若犬の時 オビの練習をしながら私が教えた動きなんですね。悪いのはヘボハンドラーの私…アヤツは何にも間違ってません。 "レトリーブに送り出す前の部分" についていえば アヤツが腰を私の方に入れて開いてしまう私との位置関係 が 実際の送り出した後の方向性、直進性に 少なからず影響を及ぼしていることは 間違いないとTeam KOKOROでは思っています。 ですので現場や 後で動画を見ながら 私のどの動きが アヤツの腰が開く動きを誘発しているのか Team内で 専属スロアー件撮影担当と ディスカッションしながら 翌日の練習に改善を盛り込んでいくっていう段階。まだまだこれからっすね。

 この動画5分ほどですが 実際には我らは全体で10分以上 この基本練連続しておこなってます。この "いろはのい" 基本練に入る前に 犬がこういう主従の間合い、要求を あたりまえのようにストレスなく受け入れる状態になっていることが 地味なんですが 実は最も重要です。 訓練というよりも毎日の付き合いの中で長い時間をかけて自然と醸成されるものとでも申しましょうか…。 ですので 我らこのような基本練をある程度連続しても ダミー娯楽ボール娯楽しながら お互いに対話のキャッチボールでしている感覚ですので メンタル的に落ちてくるとかはあまりないんですね。 とにかく基本練を犬にとって娯楽にしてやるのが肝のような気がしますね。



Sting / Fragile The 2016 Nobel Peace Prize Concert
スティングの「Fragile」1987年2枚目のソロアルバムの楽曲。 この曲は今年6月のスティング 武道館公演オープニング、 ギター1本で突然ステージ上に現れて演奏してくれた曲です。なんとまだ予定されていた オープンングアクトが登場する前でしたので みな 完全に不意を突かれ場内騒然の中 突然始まったスティング武道館公演…私には思い出深い一曲となりました。
このYoutube 昨年のノーベル平和賞記念コンサートでの様子。この曲のメッセージもなるほどノーベル平和賞にふさわしいものです。曲調も社会性のあるメッセージも洗練された演奏そのものも ポリス以降 ソロのスティング としての円熟味をもうソロ初期のこの時期から存分に感じさせてくれて 私はむしろソロになってからのスティングの方が気に入ってました。