『こころ』3182日


第5回森山メモリアルカップ 開催 朝霧高原フードコート裏の牧草地

11/10 森山メモリアル1日目 ノービスクラス。我らこの日のコース設定、ジャッジ、スロアーを担当し 運営のお手伝いをさせていただきました。
競技内容を概ね主幹される Mighty Canine Campus 磯野氏と ガンドック競技同僚 鈴木"トシ”氏とともに 朝一番で会場となるフィールドにてコース設定作業にくわわりました。


今回のフィールド、緩やかな丘陵状起伏でうねりのある牧草地。コース付近の草丈状態 ダミーは完全に埋没、ところによって10〜15cm程度の伸び具合。ブッシュ分布等走行の障害物となるようなものはフィールド上にほとんどありません。但し画像でははっきり目視できませんが 起伏の窪み沿いに牧草刈り取り作業時用と思われる夏道が何ヶ所かカーブを描くように切られていてそれがハザードとなっています。
風は一日を通して 11/10、11 とも画像右から左へ強くもなく弱くもない いい〜風が吹いているGood Conditionでした。
障害物もなく それほど草丈が高いわけではありませんでしたので マーキングダミーの認視性は総じて良好でしたが、うねりのある地形により マーキングまたはメモリーしたダミー落下点へ 目と意識を切らずに走りこんでいける犬は 一直線ピンポイントにアクセス出来るのですが 、その意識が若干でも弱かったり経験が不足している犬は 一旦でも目と意識が切れてしまうと 見た目以上に落下点へ直進ピンポイントアクセスすることが加速度的に困難になるというフィールドでした。 問われているのは ダミー落下点へ 目と意識を切らずにピンポイントで真っすぐ走りこんでいくという 正にマーキングの基本そのものです。 ガンドック競技会をおこなうバリエーションとしては非常にいいフィールドだったように思います。
 おそらく 例えば平らな芝生のフィールド上で同じようなコースを走らせても マーキングの基本が正しく備わっている犬と そうでない犬との 違いがそれほど顕著な差になって現れてこないケースも往々にしてあると思うのですが、 今回のこの起伏とうねりのある 草丈でダミーが埋没するようなフィールドにおいては マーキングの基本が正しく備わっている犬でないと ごまかしは効かず レトリーブのクオリティに大きな差がつく結果となります。
 またこういった起伏とうねりのある草丈フィールドにおいて 犬を真っすぐ走らせるには 走行中の犬の視線がある程度上がって遠方前方を見れるような走りが身についていないと 犬は直近の地形や草丈の上下に影響を受け シンプルに真っすぐ走ることが難しくなってきます。そのためにもまずは走りやすい シンプルなフィールドでの犬の視線と意識を遠方マーキングした落下点から切らさないような基本トレーニングが非常に重要になってくるように私自身は今回実際に犬を走らせてみて感じました。(Team KOKORO的にはコレが "マーキング祭り" ってやつです。)


私個人的には ジャッジとしての貴重な経験を積ませていただけましたこと 森山メモリアルオーガナイザーのみなさまと 競技コース設定の概ねを主幹し適切な助言をいただきました Mighty Canine Campus にこの場を借りまして謝辞を表したいと思います。



この週末 森山メモリアル 朝霧遠征のお宿は 精進湖 民宿 翠明荘。古き良き昭和の雰囲気が残るこの民宿、我ら八ヶ岳南麓に小屋を持つ前は 朝霧にての競技会の折 いつも拠点にさせてもらっていました。
翠明荘にくると… 本当のホスピタリティってどういうことか いつもおしえてもらった気持ちになります。
朝晩の食事もうま〜い!
またよろしくお願いします。