『こころ』2,557目


2/18週末土曜日は 新潟市西海岸沿岸松林にて こころちゃん ひたすらハザード!突破練

2/19日曜日 千葉練参戦後 夕方八ヶ岳南麓入り 大泉-清里を隔てる川俣東沢渓谷にかかる八ヶ岳高原大橋清里側より 南アルプス 右が甲斐駒ヶ岳、中央奥のピークが最高峰北岳

冬晴れ 八ヶ岳夕景

 週末日曜日の千葉練、風が強く冷たかったですが 良く晴れて気持ちのいい一日でした。
未明に新潟を発ち関越道突っ走ってきたのですが 新潟県内はずっと吹雪の天候。やはりこの時期 分水嶺を越えて首都圏まで来ると日差しがうれしいです。
 今週走った千葉練フィールドの状況、昨秋全面刈られている下草は伸びてきてるとはいえ やはり冬枯れでいつもより丈が低かったでしたが 群生具合、密集度、丈のエリアによるバラツキなど ガンドックトレーニングをするにはもってこいの状況でした。 おまけに時折結構な強風が舞うような天候で 参加されたペア それぞれのみなさん けっこうサーチの部分で苦戦されてました。
 Team KOKOROも けっこう右往左往してましたね。 ウチの場合今週千葉練苦戦の原因は明らかにマーキング不調です。 アヤツがスタート位置で マーキングを追いそこなう状況が今回は非常に目立ち、 結果 犬を止めてリカバリーせざるおえない状況においこまれてしまっています。 見た感じ一見ヘボなハンドラーの "止めすぎ"に見えるんですが コレ 実はいっぱい止めたことが問題ではなく 犬を止めねばならない状況にしてしまったことが本当の問題で、その原因 今回の場合は明らかに マーキング不調にあります。
下の地元でのメモリーマーキング基本練動画でのアヤツのマーキング時集中度と 今回千葉練でのマーキング時集中度を 比べてみると… もう比べるまでもなく アヤツの頭の中 フラットでニュートラルな状況で マーキングに備えていられたかという部分 雲泥の差があったのは明らかなわけです。
いつもの地元でのTeam単独練では無意識にこなせていたことを いつもと違う感満載の 集団練習や 試合時に 犬から100%を引き出すことができていない という課題、一部を除き 多くのガンドックペアのみなさんも同様な こと多かれ少なかれあると思うのですが コレ Team KOKOROにとってはずっと継続している最大の課題です。 地元でのTeam単独練だけでは決して解決できないこの課題、Team KOKOROが千葉練に参加させてもらっている 理由はコレに尽きるわけです。
今回は 私が少し離れてスロアーをしている最中 アヤツに 参加されたみなさんの真っ只中で ステイさせてみたのですが… アヤツ 浮き足立ってちゃんとステイが続かず…。このケース アヤツから見れば 私に求められていること(ステイ)がわかっていて "まあいいかっ トウチャン千葉練じゃあ スロアーに一生懸命でアタチをあんまり叱ってる余裕ないし…" っていう感じだと思うんですね。その頃合の見定め加減が相変わらずアヤツ上手で トウチャンすっかりアマチャンを見切られちゃってるわけです。 コレ どっかで アヤツのトウチャン見定め予定調和をぶった切ってやる必要アリ。トウチャンに求められていることは 状況、頃合、環境に関係なく普通に当たり前に守るもんだという理解をアヤツに植えつける… 次回千葉練までの Team KOKORO日常の課題はコレに決定です。
  3月千葉練は トウチャンちょっと気合入れて 事前に作戦練りまくり きっとアヤツの予定調和をぶった切ってやろうと思います。そのために 今日からアヤツとの普段日常のチョットづつをどうさりげなく無意識に変えていけるかが肝のような気がします。 トウチャンが変わればアヤツも変わる。(基本アマチャンはチョット変えられないけど…) 3月千葉練までに Team KOKORO 気がついたら変わってたくらいがちょうどいいですね。
さあ3月千葉練 新潟から 400km弱遠征してきて こころちゃん 無事フィールドを走らせてもらうことができるでしょうか…。



モリーマーキング基本練 65m x 75m
土曜日早朝 地元新潟自宅至近松林でおこなったメモリーマーキング基本練です。 スタート前、アヤツの頭の中 フラットでニュートラルな状況で マーキングに備えることまあまあ出来ているように思います。やっぱ千葉練時も 全回収 こうじゃなきゃイケマセン。千葉練時 周りには常に多くの人や犬がウロウロしてるし、フィールドに出ている時間も長いし、目の前で他の犬たちが回収するのをたくさん見送らなきゃならないし… アヤツも大変なのはよくわかってるんですが、そこはガンドックですから そんなもん当たり前に関係なく 自分の出番で底力100%を常に発揮できないといけません。立派なガンドックへの道は遥か…。
この練習設定 課題はメモリーマーキングできているか(頭の中 フラットでニュートラルな状況で マーキングに備えられているか) 、マーキングしたターゲットポイントへハザードを越えて一直線ピンポイントで走りこめているか の2点。 コースは一面剪定後切り株が広がり ところどころ太い棘のついた樹木が点在、ポイント手前は一部コース上 松の木々の間を突っ切る必要があるという状況。真っ直ぐ走ることが非常に難しいフィールドなんですね。 スタートにアヤツを待たせて 私が走行経路上を歩き ダミーを放っています。 1本目は75m、2本目はわざと10m短く65m。 ダミー投下後 私はコース上を完全にはずれ 右の小路上を アヤツにあえて見えるように迂回して戻ってきています。
  スタートしたアヤツ ところどころ蛇行が目立ちますが 概ねダミーポイントに向けて直進、ねらい通り ポイント手前の 松の木々の間を突っ切りダミーポイント到達。2本目はアヤツ 10m手前に投げ込んだトウチャンのフェイクに見事ひっかっかり 1本目のポイント奥までオーバーラン。でも先読みしてショートなんぞするより全然いいよね。右奥30m程度はいきすぎましたが メモリーマーキングでエリアの特定が明確に出来ているアヤツ エリアを大きくはずして迷走するには至らず 自らポイント付近へ意識を戻すあたりは いかにもアヤツらしい。軽くカムフォアードコントロールでダミー確保。
 私が走行経路上を歩き ダミーを放りにいくところをスタートで アヤツにつぶさに見せたことで アヤツ その走行経路を真っ直ぐ走りこんで "最後のポイント手前の 松の木々は間を突破せよ" という私の意向を よく理解できてます。 ようするにアヤツ 私の意向をきちんと理解さえ出来ていれば たいていのことは 意向に沿って動けるんです。 いい動きとならなっかたケースでは アヤツに私の意志を理解させることができなかったということ。犬に原因があるんじゃなくて ヘボなハンドラーが ちゃんと意向を犬に理解できるように伝えられてないということがストレートに露見してるってことです。千葉練時のダメダメもまさにコレですな。
 



「宇宙の彼方へ」 More Than a Feeling - Boston(ボストン) 1976年
このボストンというバンド、わたしが中学のころのデビュー。この曲は世界で2,000万枚を売り上げた(そうなんです) Bostonファーストアルバム の1曲目 More Than a Feeling (邦題:宇宙の彼方へ)。曲もサウンドも最もボストンらしい一曲、私当時からかっこう気に入ってました。
響きの綺麗なギターサウンドとコーラスハーモニーは 彼らの一貫した特徴 ですね。
実際にはボストンというバンドの楽曲は ほとんどを ギターの トム・シェルツが自宅スタジオにて一人で エフェクターを駆使して多重録音により作り上げたサウンドです。 トム・シェルツはマサチューセッツ工科大出の 敏腕電子技術者で 米ポラロイド社のエンジニアでした。 デビュー当時 ポラロイド社からはいつでも戻ってきてほしいといわれていたんだって。こういう元ロック小僧的小ネタはだいたい当時 夢中で聴いていた NHK FM 渋谷陽一 サウンドストリートがネタ元デス。
完璧主義者の トム・シェルツ そのサウンドつくりにこだわりがあったのでしょう 気の遠くなるような多重録音作業もいとわず 「No Synthesizers Used(シンセサイザー使用せず)」「No Computers Used(コンピュータ使用せず)」とわざわざアルバムジャケットにクレジットされていた逸話は当時話題になりました。
今では常識の 打ち込み、サンプリングは一切ナシ!… エフェクターを使うとはいえ あくまで "楽器"の音にこだわって 厚みのあるアナログサウンドを創りたかったんでしょうね。
Team KOKOROもかくありたし