『こころ』2954日
3/24 早朝 新潟市近郊阿賀野川河川敷フィールド 気温4℃ 曇り時折小雨 弱風。 今朝は曇りのため 早朝の強風川風に見舞われることなく このフィールドとしては非常にいいコンディション。Team KOKORO こういう日は 長〜いヤツを タップリまとめて走り込みです。
ロングマーキング 185m x 右ブラインド 120m プレマーキング55m
この練習の目的は 3っあります。
一つ目はマーキング力強化。 スタート位置で確実にダミー投下に備え 犬が自ら前方に意識を集中しダミーの空中軌跡を把握すること。そしてそのマーキングしたダミー落下ポイントへ一直線ピンポイントに走りこんでいくこと(距離感も含め)。そのために185mをマーキングする前に ダミー落下ポイントは変えずに わざわざ55mの距離から一度プレマーキングでダミーを獲らせています。その後犬をヒールにつけて 歩いて土手上のスタート地点まで戻り ここからが本番の185mマーキングダミー投下。185m先でもよ〜く見えるよう 土手上をスタートにしています。アヤツ マーキングダミー投下に対しての 充分な意識集中へのスイッチが 私と並んでスタート位置についた時点で オートマチックにONしている様子、動画から確認できます。
二つ目は 185m先のマーキングダミーに向かっていく気マンマンのアヤツの先読みをぶった切り 先に右25°120mで設定したブラインドを獲らせるという 典型的な囮設定。 先マーキングダミー投下ブラインド先獲りにて確保させます。
三つ目は マーキング側185m ブラインド側120mというロングレンジの走行突っ走り。マーキングでもブラインドでもこういったロングディスタンス突っ走り練習の中で 犬の守備範囲が 実猟でもガンドック競技でも実践で想定される距離よりももう一回り奥にまでカバーできるように 奥へ押し出していく距離感の意識を常に犬の頭のど真ん中にインプットしておくということ。
土手上での185m先のマーキングダミー投下に備える犬の意識は 上々と思います。プレマーキングでお膳だでしてから ロングディスタンスを走らすこの練習手法を我ら積み重ねてきたこと けっこうイイカンジに効いてきています。
問題はその直後の右ブラインドへの送り出し…。まあ〜ったやってしまいました…。アヤツ スタートで指示された右ブラインドの方向へ跳び出していったのですが 土手斜面を降りた時点ですでに囮要素の方向 正面奥マーキングポイント方向へ一直線に走りこんでしまっています。やもおえず背中越し大きな声で犬を止め呼び戻しで 仕切り直しとなってしまいました。コレ 以前から感じていたんですが スタート直後の土手斜面傾斜の方向は当然正面マーキングポイントの方向となりますので 右25°に設定されたブラインドポイント方向を指し示されても斜面の傾斜に対して25°斜めに斜面を駆け下りていくことを求められるわけで… 非常に難しいようです。囮要素の正面マーキングダミー把握への意識がよく集中して強ければ強いほど囮要素を振り切ることに対して この土手斜め駆け降りが大きな大きなハザートとなってしまっています。 仕切り直しで再度右25°のブラインドポイントめがけで送り出されたアヤツ 今度はさすがにひっかっからず どうにか囮要素を振り切ってブラインドポイント方向へ走り出せました。 アヤツその後 50〜60m程度走りこんだところで 周囲の藪が気になりひととうり チェックに入ってしまっています。いわゆるショートしてしまった状態なのですが やはり先ほど一度囮要素にひっかっって仕切り直しをさせられていますので アヤツかなり慎重になっていましたね。以前から同様の設定でこの付近のブラインドダミーを頻繁に確保させていることもショートしてしまった理由の一つですが その後の我ら 「どこよっトウチャン」っと私を振り返るアヤツに対して このケースでは あえて奥側へ強くプッシュするわけではなく 奥のブラインドポイント方向を私は無言で差し示すだけにとどめました。本当はその無言で指し示すこともしないでアヤツに自力で押し出していくことを促せればベターなんですが 我らのレベルでは ブラインドで意識がショートした犬に対しての 「もっと奥だぜ」っていう意志伝達にはこのあたりまでの指示はまだ必要です。ただブラインドポイント方向を無言で差し示す指示にとどめられた意味を アヤツそれだけでちゃんと理解して次回から自力で修正を入れてくると思います。ブラインドポイント方向を無言で差し示された後のアヤツの動き…ある程度推進力を持った状態で 鼻を落としてチェック入れながら大きなジグザグ状で奥方向へ進んでいく様子が動画で確認できます。 まあサーチ範囲が広いとも言えますし 一直線のピンポイントアクセスではないと 言ってしまうこともできるのですが 私自身はアヤツのこの部分の動き 実はとっても評価しています。 そもそも一旦犬の意識がショートした状態からハンドリングでこの距離を正しく奥へ押し出していくこと非常に難しいんですが アヤツすでに意識の守備範囲距離感が充分奥まで持てていますので この程度の「まだまだ奥だぜ」無言ハンド指示で容易に奥へ自力で押し出していけています。そうなるともうこの先どこにターゲットが潜んでいるか 意識を集中しながら奥へ奥へと押し出していくこの動きは私の数少ない千曲川での実猟現場経験からでも 猟犬の仕事としてとっても理にかなっているように私感じるんです。 これだけの推進力を持ちながらジグザグですが正しく奥のほうへチェックしながら押し出していくこの動き… 私は広範囲マト外れなセルフサーチという範疇にはならないような気もするわけで、これで 確保まで大幅に時間がかかって迷走に近い状況になれば話は別ですが 実際にはアヤツ 後方へ押し出し始めてからは比較的短時間でサクッとブラインドダミー確保に成功しています。ただまあこの辺の評価はケースバイケースのように思います。ベストはあくまでピンポイント一直線送り込みの一発自力サーチ確保ですから。
今回のこの練習設定 囮要素振り切りの課題が見事なまでにカッコ悪く露見してしまった内容でしたが 連続で走ったロングディスタンスもアヤツ最後まで脚が落ちず走りと推進力自体はそんなに悪くありません。マーキング強化も一歩前進ですし 我らにとっては フィールドや天候のコンディションが良い時だからこそできる いい練習ができたように思います。
明日はもう少し距離を抑えて 方向性やサーチの部分での精度確度を上げていけるような目的に多少ふった練習設定中心に走らせたいと思います。
※ スタート後 確信をもって走り出している犬を背越しに止めるハンドリングは一般的には 犬によっていろいろな副作用やメンタル面での悪影響 が生じてくる場合があります。それぞれの犬との関係において 影響の有無を見極める必要があり 注意を要します。
The Faces - Maybe I'm Amazed 1972
「Maybe I'm Amazed」(邦題:恋することのもどかしさ) オリジナルは ポール・マッカートニー&ウィングス 1970年の大ヒットアルバム USA LIVEの中で演奏された楽曲。このUSA LIVE の模様はアルバムとしてはもちろん 当時TVで 頻繁にオンエアされ ビデオにもなって 多くのファンの目にとまりました。私世代では 記憶に残っている方も多いと思います。
このYoutube動画 「Maybe I'm Amazed」は ポール・マッカートニー&ウィングスではなく フェイセズでのカバーLiveの様子。若き日のVo ロッド・スチュワートが何かと目立ってしまうこのフェイセズですが この曲を1972年のアルバム Long Player の中でLiveテイクとしてカバーしています。 ファンだった私にとっては ウィングス USA LIVEでのポールが歌う 「Maybe I'm Amazed」当然よく知っていたわけなんですが… はるかにフェイセズの 「Maybe I'm Amazed」のほうが気に入りました。 たまたま両方Liveアルバムだったこともあるんでしょうが、正直ウィングスってのはやっぱりポールのバックバンドなのかも… フェイセズはロッド・スチュワートのバックバンドではないんだなあ というような事を 私当時 なんとなく感じたのをよく覚えています。 高1のころだったかなあ…。 まあそれだけフェイセズに惚れこんでたんでしょうね。 演奏のグルーブ感とでもいうようなものが 違う気がして…。 ウィングス ファンのみなさんごめんなさい。 (ポールの歌はホントはいいのヨ)