『こころ』1,470日目


昨年秋 GRT霧ケ峰フィールド

 この週末はTeam KOKORO 自宅至近松林にて来週に迫った埼玉秋ヶ瀬オビ試合に向けた オビ練中心に勤しんでいます。と言っても主従ひたすら脚側で歩くだけ 、時間を区切ってですが 先月の千葉ポートオビ試合終了以来 延々と反復しています。従来のオビ試合に向けた準備、とくに試合前は芝のフィールドに出てOB1クラス課題を流れに沿ってひととうり通しで練習していましたが、今回はまったく考え方を変えてみました。実戦を意識した通しなど 考えず、アヤツと私のオビとしての間合いを突き詰め 妥協せず一切流さない…という考え方。まあいだろう、こんなものだろう を一切なくして ひたすら基本中の基本 脚側歩行に集中しています。自分にそんなつもりはなくても、まあいだろう、こんなものだろう は動画で撮影したものを見ると一目瞭然…こういう部分犬というのは本当に不思議です。 オビとは犬との対話そのもですので 主人の意識が変われば 犬の意識もちゃんと変わります。 実際のオビ練は 服従訓練気持ち的に負荷を押したり引いたりですが、 自分の犬はどんな奴なのか 今までの付き合いの中で経験理解してきたことを信じて お互いの心が整った状態にほぐしながら丁寧に進めます。アヤツのもともと持っている 主人と共に使役作業に勤しむ集中力を引き出すのは もう主人との間合い、関係次第です。 オビディエンスの場合は そのあたりが  ダイレクトにFTとしてのDNAに突き動かされ フィールドに飛び出していくガンドック仕事とは ちょっとだけ 違うかもしれません。
  千葉ポートパークオビ試合不首尾結果ゆえ 今まで見えていなかったことが少しづつ見えてくる。 主人も犬も共に成長していくために たとえどんな不首尾な試合であったとしても 無駄な試合など一試合もないということですね。


 本日 GRTガンドックレトリーブトライアル協会の設立メンバーのお一人でいらっしゃる 先輩犬飼いの方 急逝の報がありました。まだ『こころ』 が新潟に来たばかりのころ いろいろご心配をいただき 最近では主宰されていた千葉練にてお会いする機会が何回かございました。私自身は それほどお話しさせていただいた機会が多いわけではありませんが  もう一昨年のことになりますが GRT富士見フィールドで拝見したアドバンスクラスでの件の先輩ペアのレトリーブ 非常に印象に残っています。勝敗うんぬんのことではなく 非常にスマートな主従の間合い 一体感 を大切にされて ダミーを獲る 方だなと私は感じていました。実はこういった主従 そんなに多くはありません。 ノイジーなTeam KOKOROのハンドラーとは えらい違いです。これは 私も含め ガンドックに取り組み始めて日の浅い 我らが見習うべき部分だと思っています。
この場をかりまして謹んで哀悼の意を表させていただきます。



一昨年秋 GRT富士見フィールド