『こころ』2,071日目



新潟市近郊阿賀野川対岸側河川敷フィールド

 Team KOKORO 今朝も昨日に引き続き 新潟市近郊阿賀野川対岸側河川敷フィールドにて夜明けとともに ダミー練です。
草丈の残されたエリアが 今週末はだいぶ限られてきましたの 昨日今日2日の練習で 出来るだけコースが一本調子にならないようにいろいろ工夫しています。



マーキング 120m x 200m
マーキングの120m x 返しで200m 、この設定の胆は 昨日おこなった マーキング練習と全く同様に マーキング 120mのあと 犬が戻るあいだに スロアーが200m付近まで速やかに移動し 返しの2本目マーキングの距離感を 犬に気付かせずに変えてしまう事です。犬は 直前にダミーを採ったポイントにどうしても意識が残りますから マーキングポイントへの意識が薄いと 直前にダミーを採ったポイントに どうしても一旦吸い寄せられてしまいます。実際に走らせてみると アヤツに関してはそんな心配は全く不要ですね。昨日同様 返しの2本目 200mも 1本目120mでダミーを採ったポイントなどには目もくれず 200m付近のマーキングポイントまで走り込んでいきます。
このフィールドこのエリア 奥行きは 土手まで235mあるのですが 草丈の残されたエリアが 今週末はだいぶ限られてきた関係上 昨日今日と 何回もこのフィールドをいっぱいに使い ウォークドアップの往復練習繰り返しているんですね。 そんなわけで実は フィールドのど真ん中 奥へ向かって何本か 私とアヤツが このフィールドを草を踏み倒しながら歩いたスジが既についてしまっているんですね。スタートでしっかりマーキングしたアヤツ 、ゲトン号令で勢いよく飛び出すと まずは この縦に走る 草を踏み倒したスジに沿って 奥へと走り込んでいきます。 結果的に動画で見ると 特に1本目は縦スジを走ったため マーキングポイントより左から回り込むような 経路となっています。さらにダミー確保後 戻り走行も あえて走りやすい 縦のスジに移動して戻ってきています。 動画で見ると マーキングポイントに一直線で走り込むべきガンドックのセオリーを無視した動きに見えますが… ただし 冒頭の画像でフィールド状況、草丈と アヤツの背丈の 関係を改めて見てみると 正直この動き あながち間違っているとは言い切れないように私は思っています。 いくら 人が セオリーだ云々と理屈を いったところで この草丈原のケースでは スジを直進し 付近に立っているダミースロアーをアンカーにして 距離感とポイントを合わせ 必要に応じて私と連携していくダミー回収の方が 迅速、安全、確実 なのは事実なんですね。要はケースバーケースだと思うんですよ。ただ実際の猟場では スロアーもいませんし ましてや ポイントに杭など立っていないわけですが。
犬は(アヤツは) GRTの設定コース その場で純粋にダミー確保に向けて一番合理的な判断をしてきます。 複雑に要素の絡んだ応用問題でも 利用できるものは何でも利用し(主人も利用し) 迷うことなく 一番合理的な一発回答をしてきます。 そしてほとんどの場合 その場でのダミー回収と確保 という一点に絞れば アヤツの判断が 一番合理的です。 ただガンドックのセオリーにも それがセオリーである明確な理由があるわけで そのあたりを ハンドラーが練習設定コース設定の段階から どうコントロールして 犬を走らせるように御膳立てしていけるが これから私に問われてくる課題だと思っています。
私がそれをきちんと意識出来ていれば 多少時間はかかると思いますが 結局 Team KOKOROのレトリーブは 最終的にはどんどんガンドックのセオリーに収束していくように思うんですね。今までもそうであったように これからも そういった部分での成長 道は遥かですが、我がTeam 1年前のレトリーブと今のレトリーブでは 様変わりしているように 来年の本競技会前の Team KOKORO は今年のレトリーブより大幅にブラッシュアップ出来ているものと アヤツの考えながら走れる 最大のストロングポイントを常に目の当たりにしている私は 確信しています。



ブラインド 130m
本日唯一の実戦的設定 ブラインド 130m。 スタート後 先ほど記述のとうり 縦にスジが何本も入った アヤツの背丈ほどの 青草原を斜めに横断、その向こう側に広がる さらに一段高い穂の出た草丈帯をを越え その先隣のフィールドに群生する 背の高く太い 雑草帯藪(枯れ始めたセイタカアワダチ草と思われます) の奥 3mほどのところが ブラインドダミーポイント。 この森や藪に斜めに入っていく 数m先のブラインドポイント…っていうと 5月の蓼科GRT アドバンス スペシャル ブラインドはこんな感じでしたね…といった趣旨です。これ最後の雑草帯藪を越えた奥3mっていうのがけっこう難しいと思うんですね。
スタートしたアヤツ、やはり先ほど同様 縦にスジを利用しますが それでも うまく利用し 結果的に 私のさし示し送り出した真っすぐ先の ダミーポイント入口まで ほとんどピンポイントでアクセス出来ています。ここから最後の雑草帯藪を越えて何事もなかったかのように 奥へ侵入していけるのは アヤツ 夏の間積み重ねた 奥への推進力を鍛え上げる練習がしっかり効いてるゆえの事。 130m程度ですと アヤツ的には まだまだ余裕を持って奥へ押し出していける 回収の守備範囲なんですね。雑草帯藪に埋没し 目視出来ないブラインドダミーを アヤツ速やかに確保、うまく鼻を使えていましたでしょうか。
バランスのとれた イイカンジのダミー回収でした。 いいぞっ!『こころ』!



至近距離マーキング基本練
 この動画は練習の合間つなぎの場面でいつもやっている 至近距離でのマーキング基本練なのですが、我がteamではひも付きブンブンボールhttp://www.eindog.com/ball/msn105.htmlを使います。ボールが埋没する草丈のあるフィールドであればどこでも出来る基本練です。アヤツをヒールに付かせて 充分落ち着いた状態で マーク声にあわせ 目の前 20〜30m程度の草原に向けて 滞空時間の長い放物線を描くように ひも付きブンブンボールを放り、ゲトンで回収するだけの繰り返しですが スティデネス、マーキング意識とマーキング力、埋没したボールを主従連携して確保するための主従間合い醸成、ハンドラーのマーキング力向上… と鍛え上げられる項目は 基本的な事項ほとんど含まれています。 ボールはダミーよりだいぶ小さいですから 下草に埋没したボールを確保するのは 短距離とはいえ ダミーよりむしろ難しいです。普段ダミー練ですと どうしてももう少し犬と距離のある 状態で 主従連携をさせようとしてしまいますが 主従の間合い醸成するためには もっともっと短い距離から犬とアイコンタクトで意思疎通をする積み重ねが実は非常に重要と思います。 15mで充分犬をコントロールする間合が出来上がっていないと 50m 60mで犬をコントロールできる道理はありません。
この練習の胆、実は 犬のマーキングトレーニングだけではないところです。 ハンドラーたる人 がブンブンボールの空中軌跡を追い切って 下草に埋没してしまったボール落下ポイントを 正確に記憶(正にマーキング)出来ていないと 犬を正しく誘導連携することなど出来ません。これが実は意外と難しいんですね。
我がTeam 常に こういったGRTの基本 反復確認することの大切さ 痛感しています。



OASIS- The Masterplan
オアシスの 「ザ マスタープラン」。ノエルギャラガー自身で歌っていますが オアシス節そのものですね。ノエルギャラガーは オアシスの歌詞には大した意味はないと 述べているようですが 私にはとてもそうは思えませんね。詳細捉え方は聴く人次第で とらえかたそれぞれあるような歌詞の内容ですが 私にはいつも背中を押してくれるメッセージのように刺さる部分があります。